2018年5月24日木曜日

今が旬の時鮭

 春の高級魚といえば今が旬の時鮭でしょう。今年は連休明けから順調な漁模様。昨年は春 も秋も不漁で、なかなか食卓では時鮭にお目にかかれませんでした。昨日、脂ののった時鮭をいただきました。やっぱり この時期はひだか産ですかね。この調子で秋鮭も豊漁に繋がればと願っています。
 アムール川などで生まれ、太平洋を回遊しながら大きくなり、母川に遡上する前の春から初夏に捕獲されたものが「時鮭」で、「トキシラズ」「トキ」などとも呼んでいます。秋鮭より脂肪が多く、とろけるような刺し身はトロにも引けをとらないほど。山菜を含め、北海道に生まれた幸せを食材に感じる季節がしばらく続きます。
 

2018年5月21日月曜日

田植えの季節

 新ひだか町豊畑地区のパイロットで、今年も豊作を願って桜の見ごろが過ぎたこの時期から、田植えが始まりました。日高産米も胆振・日高地域の一番おいしいお米に選ばれ、知名度も上昇中です。今でこそ北海道米は大変な人気ですが、若者世代には、四半世紀前まで美味しくないといわれていた北海道産米を想像することはできないかもしれませんね。きらら397に始まったネーミングもすっかり定着し、ほしのゆめ、ゆめぴりかなど、北海道産米のおいしいイメージを増幅させています。これもまた関係者各位の努力の賜物と言えます。
 農産物、水産物、その加工品と、新鮮で美味しい北海道の食材は海外の人たちにも垂涎の的。東南アジアへの食材輸出を考える企業も増え、国内外の企業を結びつけるインターネットサービスを展開する企業も現れてきたようで、人口減少時代の新たな地方再生の方向性を示唆しているような気がします。

2018年5月13日日曜日

シベチャリ武四郎まつり

 新ひだか町にある、幕末の探検家松浦武四朗記念碑の前で第6回目の武四朗まつりが開催されました。記念碑は真歌公園のシャクシャイン記念館と同じエリアに建っています。武四朗の探検を支えた民族の先人のイチャルパ(先祖供養)に始まり、古式舞踊も披露されました。国立科学博物館の副館長の篠原謙一先生による「DNAで解明する北海道先住民の歴史」と題しての講演は興味深く、耳を澄ませながら、民族と交流をしながら多くの記録を残した武四朗に思いを馳せました。
 松浦武四郎は「北海道の名付け親」と言われる江戸時代の終わりから明治にかけて活躍した探検家で、蝦夷地と言われた北海道の詳細な記録を数多く残しました。民族に寄り添い、和人の搾取を告発し続けた彼がいなければ、今の北海道の地名ばかりか、多くの命も失われていたかもしれませんね。

2018年5月1日火曜日

えりもうに祭り

 連休の始まりはえりも町の春うに祭りから 。町スポーツ公園で開催されたイベントには、町内外から約7500人、旬のウニを味わおうと大勢の人が訪れました。早朝からウニを買い求める長蛇の列 、殻付き8個で1000円とは。他所では殻付き1個のウニ剥き体験で500円とる自治体もあると言いますから格安です。会場では、ウニのつかみ取りや餅まき等、目玉のウニが景品として当たるとあって長蛇の列。好天にも恵まれ春の一日を楽しんでいました。
 北海道のウニのシーズンは6月ごろが一般的ですが、ここ日高地方は4月下旬から旬を迎えその意味でも優位性があります。提供されるエゾバフンウニは日高昆布をエサにするので味は絶品。差別化と協働はこの種のイベントを成功させるキーワードだと思いますが、ますます広く認知され、国内外の観光客に圏域の良さも大いに知ってもらいたいものです。