2011年12月31日土曜日

今年の大晦日

 平成23年12月31日大晦日、今年は、未曾有の大災害、それに伴っての福島原発の事故があり、今も多くの被災者が厳しい生活を強いられていることを思うと胸が痛みます。
 また、民主党政権に代わってから三人目の野田総理誕生を見、震災対応、沖縄米軍基地、TPPや増税問題等で混迷を深めた状態のまま、今年が終わろとしています。ユーロ圏の経済混乱も予想され、新しい年が、どのような年になるのか、全く予断を許しません。
 舵取りを間違えないようにする政治の役割は大切です。将来の希望に繋がる一年間にしたいものだ、との思いが、いつもの年にも増して湧き上がります。みなさんの声に耳を傾けながら、自分の精一杯を道政にいかしたいと思っています。
 皆さんにはどんな一年だったでしょうか。良いお年をお迎えください。ご多幸、ご健康を祈念しております。

2011年11月21日月曜日

北のアメ横さっぽろ2011

 11月18、19、20日の三日間、札幌市のアクセスサッポロで北海道の「うまい!」が大集結!北のアメ横さっぽろ2011が開催されました。会場36のブースには全道からの参加者が地元特産物を持ち込んでアピール。日高管内からも、広域宣伝協議会として浦河、様似、えりも町が昆布や鮭、毛がにやトマトジュース等々を出展しました。ほとんどが完売で、大勢の札幌市民が連日詰めかけ大盛況でした。
 日本全国で、「うまいもの展」が開催されますが、北海道コーナーはいつも大盛況といいます。会場を回っていると、北海道は実にたくさんの「うまい」に恵まれている土地と分かります。新しいアイデアが今後も更なる特産物を生んでいくでしょう。北海道の「食」産業は大いに期待できる未来産業でもあります。官民一体で守り、育てていかなければなりません。

2011年11月18日金曜日

ホッカイドウ競馬閉幕

 17日でホッカイドウ競馬は80日間の全日程を終了し、今季の競馬を閉幕しました。最終日も道内の各地から大勢のファンが詰めかけ今季最後の競馬を楽しんでいました。
 3・11の東日本大震災や景気の低迷が続くなかで心配された収支でしたが、売上額は前年比2.5%増、計画比では2.7%上回りました。最終的な収支は年度末に確定しますが、今後も南関東競馬や ばんえい競馬の馬券販売を道内の場外発売所で続けるため、売上増がまだまだ見込まれています。関係者一丸となった努力のたまものと敬意を表します。

2011年11月16日水曜日

鮭のイズシづくりツアー

 今年で4回目になる、えりも町地域力協議会の企画による鮭のイズシづくりツアー。この体験観光事業は、準備や会場等の都合もあり30名前後を募集し、申し込み者多数の場合は抽選で、と始められました。年々参加者が多くなり、今年は、札幌方面を始め、道内各地から約50人の参加者が訪れ、協議会メンバーだけでなく漁協女性部や役場職員等々地域の人の協力をもらいました。ツアー参加者の指導にあたったり、お世話をしたりと大活躍。参加者は鮭を捌くところからの悪戦苦闘でイズシづくりを楽しんでいました。ちなみに、一泊二日のこのツアーでえりも町の旅館は満室。参加者は各自がマイカーや交通機関を使って、現地集合の参加です。体験型観光から交流型観光へと付加価値を増したこのツアー。北海道食と観光の在り方を改めて考えさせられました。

平成23年度日高管内技能者の集い

 平成23年度日高管内「技能者の集い」が浦河町ウエリントンホテルで開催され、優良技能者、優良青年技能者、技能者養成貢献事業所等が表彰されました。また、新ひだか町商工会事務局長太田順一講師による 「人材の活用について-若年者の就職観-」の記念講話があり、その後受賞者を祝う懇親会が行われました。
 近年は、技術の多様化から、技能者と言われる職人が育ち難い時代でもあります。参加者が年々少なくなっていくこの集いに一抹の寂しさを感じるとともに、物 づくりの伝統や文化を守っていくため、技能への評価のあり方も含め、技能者の地位の向上につとめていかなければと思いました。表彰を受けられた方々、そして参加された皆様に心から敬意を表し、声援をおくります。

2011年11月10日木曜日

日高軽種馬農業協同組合創立50周年

 日高軽種馬農業協同組合創立50周年を祝う会が関係者や来賓約150人が参加して盛会に開催されました。
 この組合は昭和35年に設立以来、半世紀にわたり日高の軽種馬生産の指導、市場事業、種馬、診療に関する事業や、組合員の経営に資するための取り組みを行ってきました。
 厳しい経済環境が続いているおり、生産界も多大な影響を受け大変な時期ですが、こういうときこそ益々組合の役割が大切になってくると思います。
 関係者一丸となってこの危機を乗り切りましょう。

2011年11月6日日曜日

浜に嫁が来た

 浜に嫁が来た!
 後継者がいない、嫁が来ない、高齢化が進む・・・等々悩みの多い昨今、久しぶりに浜の結婚式に参加させていただきました。
 新冠町節婦の浜の三代目、徳田洋介君と厚岸群浜中町から来た佐藤歩さん。浜の仲間や地域の皆様に囲まれて祝福の嵐の中、幸せ一杯のお二人でした。会場は300人以上の参加者で、久々の祝いの宴は大いに盛り上がりました。
 漁業も農業も国民の命を守る最前線の職場故、魅力ある就業の場にしなければなりません。道議としての使命を全うせよと、私も若い二人に刺激され勇気をもらった気がしました。末永く、お幸せに!

2011年11月5日土曜日

秋の叙勲

 11月3日は文化の日。秋の叙勲やそれぞれの町の表彰式が開催されました。日高管内でも様似町、新ひだか町、浦河町等、それぞれの町で功労賞や貢献賞、文化功労やスポーツ奨励賞等の表彰式が行われました。表彰された皆様には心からお慶びを申し上げます。これからもご活躍下さい。
 ところで、叙勲にふさわしい人の「推薦」には一般の人も参加することができます。国や公共に対して功労のある人を推薦書と、推薦に賛同する2名の賛同書をそろえて内閣府賞勲局に郵送することで行えます。提出はいつでも行うことができますので、叙勲にふさわしい隠れた方が身の回りにいらっしゃる場合には、お仲間とご相談、ご検討されてはいかがでしょうか。管内から陰徳の人材が発見されることを願います。


2011年11月4日金曜日

日高昆布フォ-ラム

 11月1日日高昆布フォ-ラムが札幌のホテルで開催されました。これまで4回開催され、地元様似では2回ですが、消費地札幌から全道、全国に昆布の素晴らしさを発信しょう と、今年で2回目の札幌開催。
 会場では 昆布に関する資料や実物を見て、触って、味わってもらおうと、食生活のプロや料理家の講演のほか、東京六本木のフランス料理の有名シェフによる実演等が催されました。
 また日高管内の漁組の協力で昆布や魚介類の即売会を併催、大勢の札幌市民が訪れて盛会でした。
 関西の友人へのお歳暮に昆布を送っている人がいます。初めは、見栄えを考えて、他の北海道産品も詰め合わせて送っていたのですが、そろそろ飽きたころと思って、友人の気安さから「何がいいか」と聞いたところ、「実は、一番重宝していたのが、『昆布』です」との奥さんのお返事。「お裾分けにも気遣わなくていいし、いろいろな料理に欠かせないから」とのこと。意外とお歳暮の<盲点>なのかも知れませんね。

2011年10月31日月曜日

ししゃも祭り

 日高町富川せせらぎ公園で、毎年恒例の ししゃも祭りが開催されました。
 今年の「ししゃも漁」は今のところ不漁続きで、祭りも心配されましたが、札幌方面や近隣の苫小牧、室蘭をはじめ、新ひだか町や浦河町などからの大勢のお客さんで、どのお店も行列ができ、用意された商品はどれも完売状態。会場では、ししゃも の掴み取り、ししゃも のくし吊るし競争、重量当てクイズ等々、盛りだくさんの企画でにぎわいました。主催者が用意した炭火の周りでは、脂ののったししゃもに舌鼓を打つお客さん達の笑顔。まずは大盛会でホッとしました。
 世界中でも、当地を含めた北海道南部沿岸の一部でしか獲れない、まさに、「逸品」のししゃも。残りの漁期で何とか前半の不漁がばん回できることを願っています。

2011年10月27日木曜日

TPP交渉参加反対 農民代表者集会

 TPP(環太平洋連携協定)交渉参加反対農民代表者集会が札幌市 大通り公園西六丁目広場で開催されました。
 TPPは菅、前首相が「平成の開国」として最重要課題に位置づけ、農業、医療、労働、観光、郵政、保険など広い分野での関税撤廃を目指すもの。北海道農業に対する深刻な影響が懸念されています。
 北海道農民連盟主催の集会では、山田富士雄委員長がを断固反対を表明、国会議員でつくる「TPPを慎重に考える会」 の松木けんこう衆議院議員の情勢報告があり、さらにキャラバン隊報告、「TPP交渉参加に断固反対する決議案」を採択してデモ行進を行いました。

北海道・黒竜江省友好提携25周年

 10月15日から22日までの一週間、中国に行って来ました。黒竜江省と北海道との友好交流も四半世紀、25周年を迎え、交流はすでに27回を数えます。相互交流による理解は更に深化を続け、次世代につながる有益な関係構築に多大な貢献をもたらしています。
 今回、正式に友好提携の調印をし、更なる交流を誓いあいました、調印のほか 文化交流や北海道の食のプレゼンテーションも行われ、友好協会との夕食会は和やかな会話が弾みました。北海道は今後国内での地位も高まることが期待されています。盛りだくさんのメニューの一週間で、中国側の北海道に対する期待もヒシヒシと感じられ、実りある交流となりました。

マツカワ稚魚放流

 マツカワの稚魚の放流が襟裳岬の漁港で行われました。3月11日の東日本大震災の影響で栽培漁業えりもセンターが被害を受け、今年の放流が危ぶまれていましたが、関係者の協力で、なんとか実現することができました。町長さん や 漁業関係者、そして、えりも小学校の児童たちが参加してバケツで次々と放流しました。
 原発事故以来、放射能汚染による食物の安全性に対し、特に主婦層の社会的関心が高まっています。ようやく根付いた栽培漁業は地元関係者の努力の証です。放流魚の今後の成長等にも気を配りながら、地場漁業に悪影響の出ないことを祈っています。

2011年10月16日日曜日

農業・農村フエスタ-in.赤レンガ

 「農業・農村フエスタ-in.赤レンガ」が、道庁赤レンガ広場で開催されました。広場では道内各地で収穫された農産物の販売や、脱穀や餅つき、バター作りの体験等々、大勢の市民が訪れて、道内産物と生産者とのふれあいを楽しんでいました。
 この催しは、農村を単なる食材の供給地としてだけではなく、美しい景観や、小動物の生息地、雨水をたくわえる防災の役割などたくさんのはたらきと魅力がある地域ととらえ、楽しく農村を学んでもらおうと企画されたものです。江戸時代から昭和30年代頃まで使われていたという、唐箕(とうみ)の体験コーナーも設置されました。
 もみ殻や、わらくずなどを風で飛ばし穀物を選別する機械「とうみ」。今の子ども達(大人も?)既に分からない人の方が多くなってしまいましたが、先人の知恵を再確認するよい機会になりました。

2011年10月14日金曜日

全道職親大会in新ひだか

 社団法人北海道障がい者職親連合会は、障がい者の一般就労を受け入れてきた<雇用主の組織>であり、現在、全道22地区に支部があります。
 創立30周年となる今年、その記念事業 の一環として、「全道職親大会in新ひだか」が開催されました。障がい者を支援する各支援団体、関係者の輪を、より確実なものにし、研鑽を積み、今後のあり方を検討するとともに、障がい者支援の協力体制を構築しようと、講演や分科会そして交流会が行なわれました。
 障がい者や高齢者に配慮したバリアーフリーは、1970年代の福祉のまちづくり運動、81年の国際障害者年を迎えた頃から、社会に浸透しだしたように思います。段差解消、手すり、視覚障がい者用ブロックの設置、低床バスの普及などが見られるようになり、その後、ユニバーサルデザインとして、健常者と障がい者の垣根を超えた広がりをみせます。いまや国民の4人に一人が65才になろうとしています。バリアフリーはどの職場でも当たり前のことと、より一層の道民一般の理解が進むことを願っています。

2011年10月10日月曜日

サケ定置網に異変

 秋のサケ定置網漁が始まって1ヶ月になりますが、昨年の漁の半分もないと、漁師さん達のため息が聞こえています。サケに代わって、ブリや、<フクラギやイナダ>と呼ばれている<成長中のブリ>が水揚げされています。この異変、漁師さんに聞くと「海水温度が、まだまだ高い」から、とのことです。日高の今年のサケ定置網漁が心配されますが、当初不良と思われていたサンマは大漁年でした。
 秋鮭も、サンマや出世魚のブリにあやかって、早く大漁へとつながってほしいと思います。

収穫祭り

 新ひだか町静内農協主催で収穫祭りが開催されました。会場の農協前広場は、良い天気に誘われた大勢の町民で賑わいました。震災や台風の影響で今年は、特に野菜の値段が高く、台所をあずかる主婦にとっても大変です。収穫祭は生産者直接の販売とあって早々に完売する売り場もあり、大盛況でした。
 このような催しはただ安いものを販売し、それを買って終わりというのではなく、生産から消費までの過程に多くの人が関わっていることを再確認し、また、会場で思わぬ人に出会ったり、思わぬ情報を得たりという、会話を通じた「まちの賑わい」の創出につながります。皆さんの元気な声を会場のあちこちで聞きながら、私も地元の元気を結びつける、一層の努力をしなければと思いました。

2011年10月2日日曜日

びらとりトマト・和牛フェア 開催

 平取町特産のトマトといえば、「ニシパの恋人」が思い浮かぶほどすっかり有名になりましたが、平取産和牛とのコラボレーションで、地元を大いにPRしようと、札幌グランドホテルに、関係者や札幌市民約400人が参加して、「びらとりトマト・和牛フェア」が開催されました。
 ニシパの恋人はそのネーミングの斬新さと、完熟トマトを使った高品質に特色があり、往時の一村一品の代表格でもあります。安価多売の時代から、良質少品の時代へと橋渡しした意味も大きかったと思います。
 20年近く前、おしゃれなガラスビンに詰めた良質ジュースが東京山の手の高級住宅街で高額でもよく売れたと聞いたことがありますが、品質、美観、ネーミングなど、様々に絡めることが付加価値を増していきます。和牛とトマトの組み合わせも例外ではありません。今回のフェアがきっかけになって、より付加価値の高い新たな製品づりに発展していくことを期したいと思います。

2011年9月24日土曜日

第65回シャクシャイン法要祭

 第65回シャクシャイン法要祭が新ひだか町静内で開催されました。会場となった、真歌公園のシャクシャイン像前には北海道アイヌ協会理事長加藤忠様ほか元総理鳩山代議士 、酒井新ひだか町長等々大勢の来賓や関係者が集まってカムイノミが行われました。
 カムイノミは全体でやるものと、個々の家々でやるものがありますから、アイヌ民族にとって、神が身近に存在している、ということに畏敬の念を抱かずにはおれません。
 今年は、地震、津波、台風など多くの災害が次々に起きて、その被害の範囲も尋常ではありませんでした。災害から身を守る術を手にしたように見える現在でさえ、大自然の猛威には人間は無力と思えます。この地にアイヌの方達しかいなかった昔は尚更のことでしょう。シャクシャインの像を前にし、改めて、人間は自然に対し謙虚であるべきことを教えられた気がしています。

2011年9月23日金曜日

道産の日

 10月3日の「道産の日」に先駆け、道内約480店舗の寿司店で組織する、北海道鮨商生活衛生同業組合主催の、「道産巻と道産酒の集い」が開催されました。同組合が行っている、『10月3日は「道産の日」~各地の道産巻を食べよう~』は、ご当地限定のり巻き「道産巻(どうさんまき)」を通して、地産地消を促進するイベント。道内のお鮨屋さんが工夫をこらしたオリジナル巻き寿司で道産食材の安全性・品質の良さをPRします。
 10月1日・2日・3日の3日間、全道27市町の149店舗の販売店で、その地域でしか食べられない「道産巻」を一斉販売するとのこと。
 2011年認定は14種類。浦河町・様似町・えりも町からは、「ひだか道産巻」が認定されています。バター・塩・こしょう・白ワインで味付けしたカニのむき身、マヨネーズで和えたサケ、チーズ、日高昆布等で巻かれたもの。ぜひご賞味を。

2011年9月19日月曜日

敬老の日

 19日は敬老の日、各地域で、敬老会が開催され75歳以上の方々をお招きし、長寿をお祝いしました。高齢者とは、65歳以上の人を指しますが、健康も体力も能力も若者世代と遜色ない人たちが多く、75才以上でもお年寄りと言うには若々しすぎて、言うのも、言われるのも抵抗を感じる方がたくさんおられます。
 今から62年前の映画、小津安二郎作品「晩春」では、「結婚したくない」と言う娘を諭す、父親のセリフの中に「お父さんはもう56だ、人生は終わりに近いんだよ」というのがありました。56才は老人だった!?まさに隔世の感がありますね。
 少子化時代のこれからは、元気な高齢者には積極的に社会参加ができるシステムを充実させていくべきです。それが高齢者の医療、介護の国民負担を減らすことにもつながります。高齢者が生き生きした町が、元気な町だと、胸を張って言いたいものです。 

2011年9月17日土曜日

北海道・黒竜江省 友好提携25周年

 北海道・黒竜江省 友好提携25周年記念レセプションが開催され、黒竜江省から徐広国・人民政府副省長や龍江劇院副院長など政府関係者や文化芸術交流使節団の皆さんが来道されました。レセプションでは、高橋知事の歓迎の挨拶のあと、前日来道された新しい総領事も紹介され、終始和やか交流会でした。
 25年前と言えば、中国残留孤児の帰国や肉親捜しが毎年のように報道されていた頃で、日本との生活レベルの違いに心を痛めた方も多かったと思います。しかし、今や中国も世界に冠たる経済大国になりました。この間、北海道とは、青年・女性交流を始め、林業、スポーツ、土木、建築、医学・医療、語学、環境分野での裾野の広い交流が行われてきました。互いになくてはならない関係が良好な未来を築きます。あっという間の四半世紀でしたが、25年後のこの場も和やかな50周年記念となるよう、末永い交流を願わずにいられない一時になりました。

2011年9月5日月曜日

更生保護女性会

 札幌更生保護女性連盟Eブロック研修会が浦河町で開催されました。この更生保護女性会は過ちに陥った人たちの更生のための支えとなり、関係団体と提携しながら、一人ひとりが人として尊重され、あたたかな人間愛をもって明るい社会づくりのために行動することを会の綱領にかかげて、それぞれの地域でボランティア活動をしています。
 Eブロックは、伊達 室蘭 登別 白老苫小牧 追分 浦河の七地域から成り立っています。
 今回は浦河の20周年と重なっての研修会で、会場には各地域からの会員が大勢参加して、熱心に研修に取り組んでいました。本会への温かい理解の輪が広がることを願っています。

2011年9月4日日曜日

台風12号

 時速10km、自転車をこぐようにゆっくり進む台風12号が各地に記録的な降雨をもたらしています。
 その影響による断続的な強い雨で、浦河町上野深の元浦川河岸も一部が決壊しました。
 周囲は牧場地帯で心配されましたが、事前に土のうを積んでいたためもあって、牧場には被害はありませんでした。
 しかし台風の北海道接近は、これからが本番。警戒がますます必要となります。 畑が心配で出向いた人や、船が心配で浜辺に出向いた人が犠牲になったニュースも流れます。
 浦河地区は特に地震時には注目されるところ故、日頃、防災への備えは万全と、圏外の方々は見ています。「記録的」といわれる言葉が最近は多く聞かれるようになっています。隣近所に老世帯や介護家族などの声掛けすべき災害弱者はいないか、万一の場合の持ち物、避難箇所への順路などを、今一度、ご家族で再確認していただく機会ではないでしょうか。

2011年8月19日金曜日

浦河町戦没者追悼式

 浦河町戦没者追悼式が開催されました。参加されたご遺族も高齢化により年々少なくなりますが、今の平和と繁栄の陰には、戦火に散った多くの犠牲があったことを私達は忘れてはならないと思います。
 このことは、今回の東日本大震災にも通じます。大津波で根こそぎ失われた街並みは大空襲の跡地を思わせ、原発事故は広島、長崎の被爆者を思い起こさせます。
 日本の英知を結集して立ち向かった戦後の復興を、今度は私たちの手で成し遂げねばなりません。犠牲者の御霊の安からんことを思いながら、大震災復興への思いもお誓いした今回の追悼式になりました。

2011年8月12日金曜日

海岸護岸の破損

 新ひだか町三石の海岸で護岸堤防 のコンクリートが老朽化し、崩壊寸前です。擁壁下部のコンクリートはまだしっかりしているようですから、今のうちに破損した上部を部分補修すれば、当分は護岸としての機能は保全されると思います。
 定期的に海岸パトロールを行い、管理者は現状を把握していると思いますが、このまま放置すれば、上部護岸の破壊から擁壁背面の浸食、そして下部擁壁の破壊に進むことも考えられます。対応の遅れのために、莫大な費用が必要となる愚を犯してはなりません。
 現地の今は昆布漁の最盛期。浜は多くの人たちで活気づいています。彼らの生業を安心・安全に保全するためにも、海岸管理者には、一日も早い対応をしてもらいたいものです。

2011年8月8日月曜日

日中友好交流会

 浦河日中友好協会主催による、「日中友好交流会inうらかわ」 が浦河町総合文化会館で開催されました。
 会場には、えりも町の水産加工場に来ている中国人研修生や浦河町内に中国から嫁いで来られた方を招待して、手巻き寿司をつくったり、挑戦ビンゴゲーム等で交流を深めました。
 また会員の用意した浴衣の着付を体験し、とても気に入った様子で目を輝かせていました。
 今や、小さな自治体からの情報が外国の大きな都市の住民にも直接つながる youtubeの時代です。このような地道な交流の積み重ねが、結局は北海道、ひいては日本と中国の関係に好影響を与えます。是非とも続けてほしいイベントの一つです。

2011年7月30日土曜日

法律と道徳

 これは、豚の糞の野積み状態。そこから発生する悪臭は当然、近所の迷惑になります。
  「家畜排せつ物法」では、雨で流れ出たり地下浸透しないように法律上の「管理基準」が定められていて、堆肥小屋を設けたり、シートをかぶせたりすることになります。豚を100頭以上を飼育する「畜産農家」は、この法律の対象になりますが、対象外の畜産規模であっても、「廃棄物処理法」や「水質汚濁防止法」などの対象となりますから、家畜を飼育する方には十分留意してほしいものです。
 これらの法的な責任を免れたとしても、近隣への配慮は必要です。環境への配慮も、支え合って生きる地域共同体存続のための道徳的規範といえるでしょう。

イカ漁始まる

 今、浦河港では、「いか」 (マイカ=スルメイカ)が水揚げされだし活気づいています。昨年より約一月早く、値段もそこそこ。漁模様も良く、今年は上々の出だしです。
 日本は世界一のイカの消費国で、その内の半分はこのスルメイカ。江戸時代の初頭には、干しナマコ、干しアワビとともに中国(清)に輸出されていたそうです。木箱に入れられていたイカが、氷の敷かれた発泡スチロールに詰められた「鮮イカ」として定着してきたと思ったら、最近では、水槽に入ったまま送られる「活イカ」もブランド化してきました。
 もちろん煮付けもおいしいですよね。おいしいものに、人はどん欲ですが、イカの魅力には理屈なしです。豊漁を祈ります。

2011年7月25日月曜日

地域ぐるみの祭り

 日高路の短い夏は、それぞれの町の歴史や暮らしに息づく祭りが真っ盛りです。
 ここ日高町は、かつて林業で栄えた地域。今年で40回目となる「ひだか樹魂まつり」では、丸太の流送競争や伝統芸能の「木遣り」等々で賑わいました。もちろん新ひだか町や新冠町でも、多くの町民の方々が地域ぐるみの祭りを楽しんでいます。
 普段の生活では自分を抑え、周りに合わせ、どうしても個人の思いを犠牲にしながら生きています。本来、祭りは神と同化し心を日常から解き放つ時でもあります。だから日本中に奇祭があるのでしょうね。現代風に言うなら、祭りは非日常的な空間の演出ということでしょうか。
 都会にはない、「地域ぐるみ」は、地方都市なればこその強みです。 この時ぐらいはみんなで大いに楽しみましょう。

2011年7月20日水曜日

軽種馬の初競り市

 日高軽種馬農協が、静内にある日本軽種馬協会北海道市場で、今年最初の競り市を開催しました。景気の低迷や東日本大震災等の影響を心配しましたが、まずまずの売却率で、関係者は胸を撫で下ろしました。
 しばらく競馬の衰退が言われてきましたが、関係者一丸となった努力が報われつつあり、市場も活気を取り戻しつつあります。
 目を転じれば、飛行機が離着陸するだけと思っていた空港に、浴場や宿泊施設、映画館が併設され、乗客以外の多様なお客を取り込む時代であります。競馬ファン以外も競馬場に足を運ばせるような仕掛けを何とか工夫して、さらに多くの人に、競馬の魅力を知ってもらいたいものだと思います。

2011年7月19日火曜日

自衛隊静内駐屯地創設47周年

 自衛隊静内駐屯地創設47周年、第7高射特科連隊創隊30周年の記念式典と祝賀会が開催されました。今年の記念行事は、あいにくの霧で対空射撃場での行事は、できませんでしたが、式典では、3月11日に発生した大震災に際しての、隊員の方々のご活躍とご労苦に対し感謝を申し上げました。
 被災直後から2万人を超える陸海空部隊の人員を派遣し、多くの被災者を助けられ、また不明の方々の発見に力を尽くされた自衛隊。物資輸送や原発への放水活動など、災害の拡大防止にも命がけで尽くされました。
 未曾有の災害に対する迅速確実な活動成果は、日頃の訓練あってのものですが、改めて我が国の国民の底力を感じています。
 なでしこジャパンのように華やかな活躍で国民を力づけるかたわらに、人知れない困難に立ち向かった彼らのような若者達がいることも忘れません。ありがとうございました。

2011年7月13日水曜日

昆布の天日干しが始まりました

 夏の日高路の風物詩 、昆布の天日干しが始まりました。今年の漁もようは、東日本の大震災の影響も心配しましたが、出だしは、まずまず 浜は、活気づいています。
 震災の影響、特に、原子力発電所からの放射能汚染の広がりが心配されています。汚染牛肉が北海道にも入り込んでいたことが報道されましたが、海も例外ではありません。海流に乗って魚は移動します。海水そのものの汚染拡大も心配です。遠くの発電所事故と思っていたことが、自分たちの生活にも関わっていることを、今回の事故は教えました。今後の推移にはみなさんと一緒に、わたしも十分注意して監視していきたいと思います。

2011年7月4日月曜日

夏を感じる恒例行事

 なかなか、夏を感じさせられる日がない今年の日高地方ですが、夏祭りが始まりました。
 第17回みついし蓬莱山まつりは、約7千人の家族連れで賑わいました(写真上)。 三石川を挟む雄、雌の蓬莱山には、長さ130m、重さ2.8トンという巨大なひめ縄が渡されます。今年はこのひめ縄が、何かしら、大震災被災地と国を結ぶボランティアさんたちと重なって見えます。
 浦河町にある障がい者施設、浦河向陽園 では大運動会が開催されました(写真下)。ご家族や地域の皆さん、ボランティアの皆さんの応援、手助けを頂き、玉転がしリレー、綱引きや障害物競争等々、楽しい思い出ができました。
「ボランティア」という言葉もすっかり社会に定着してきましたね。
 

日高西部消防技能訓練大会

 日高西部消防技能訓練大会が富川北一丁目の「せせらぎ公園」で開催されました。
 今年は特に東日本大震災の救援活動や支援活動などに活躍され、ますますその存在感を示しました。
 団員の皆さんは、それぞれに生業を持ちながらの活動で、頭が下がります。ご苦労様でした。
 今回の大震災では日本人の底力がいろいろなところで発揮されています。また、未曾有の震災故、海外からも注目されています。各界のリーダーというよりは、人のつながりを大切にする、日本人そのものが注目されていると言って良いでしょう。
 国難を乗り切ることが次世代に対する我々の責任。皆で力を合わせて頑張りましょう。
 

2011年6月6日月曜日

イチャルパ

 北海道アイヌ協会新ひだか町支部で先祖供養の儀式である「イチャルパ」が行なわれました。新ひだか町真歌にある伝統家屋のチセには約100人の関係者が参加して、先人のご苦労に感謝し、酒や果物等々を供え、先祖の霊を慰めました。
 このイチャルパは各地で、名称も、形式も少し違いがあるようですが、自然と、神と、人が一体として生きてきたアイヌ民族の伝統は共通しています。
 儀式で唱えられている言葉の意味を教えてもらうと、先祖や、自然の恵みがあってこそ、今の自分があるという思いが強く感じられ、殺伐とした現代社会に投げかけられた警鐘のようにも聞こえてきます。

2011年6月4日土曜日

日高管内 老人芸能発表大会

 日高管内 老人芸能発表大会が新冠レ・コ-ド館にて開催されました。この発表会は日高管内老人クラブ連合会主催により、毎年管内各町を持ち回っているもので、老人福祉の向上を図ることを目的にしています。多年にわたり、社会に貢献されたご苦労をねぎらい、今後とも社会活動に参加して、実りの多い老後送ってもらおうと、39回目になる今回は、歌に踊りに40組が出演し、 約400人が参加して楽しみました。
 東日本大震災後の、お年寄りの衰弱化を加速させている避難所での過酷な生活をお聞きすると、なおさら、このような企画・実施の重要性を思わずにいられません。
 芸能発表されるお元気な方々に拍手を送りながら、一日も早い被災地の復興と、催しの再興を願いました。

2011年6月1日水曜日

北海道獣医師日高支部の総会

 北海道獣医師日高支部の総会が開催されました。総会に先立ち、永続会員表彰や学術貢献会員表彰がありました。また名誉会員として中島滋さんが認定され、会務発展尽力者として日高支部会長の駒澤弘義さんが表彰されました。
 獣医師は、「動物の健康に責任を有し人の健康にも密接に関わる役割を担っており、人と動物が共存できる環境を築く」、そんな理念のもとに、地域産業のためにも活躍が期待されています。家畜から家族へと、動物の人への関わり方も深くなるに従い、獣医師の役割もますます重要になっています。支部の結束・連携が貴会の更なる発展につながることを祈念しています。

2011年5月29日日曜日

第62回北海道植樹祭

 第62回北海道植樹祭が帯広市帯広の森で開催されました、朝から あいにくの雨でしたが、苗木には恵みの雨?となりました。
 傘や雨具を着ての作業でしたが、それでも約2千人の参加がありました。今年は国連が定めた「国際森林年」。世界の森林は、この20年間で日本国土の4倍も失われており、「森林の保全と持続可能な経営」の重要性について認識を高めようと、世界中で様々な行事が行われます。
 苗が自力で成長できるまでには数年かかり、その間、下草刈りなどが欠かせません。また、良質な木材に成長させるには、間引き、枝払いも欠かせません。子供たちに植樹の重要さを訴えるときには、それらの作業についても、伝えていっていただきたいと思いながら植樹を終えました。 関係者の皆様には、準備方、ご苦労様でした。

2011年5月15日日曜日

二十間道路の桜まつり

 5月3日からスタートした新ひだか町、二十間道路の桜まつり、最終日は天気にも恵まれ早朝から花見客が訪れ、関係者も胸を撫で下ろしています。
 大震災を受けての開催に是非がいわれたり、天候不純による開花の遅れの影響等もあってか、例年でしたら約17、18万人の観光客で賑わう桜並木も今年は約14万人の人出にとどまったようです。
 被災地でも花は多くの人の心を癒しています。犠牲者への哀悼の気持ちを、桜に癒された穏やかな心で表し、満開の桜並木を楽しんでいただきたいものです。
 ちなみに日高地方には、浦河町やえりも町にも素晴らしい桜の名所があります。花の見頃は来週まで続きます。札幌方面からのお客様には是非足を延ばしてほしいと思います。

2011年5月12日木曜日

巡視船から巡視艇になる不安

 地方港湾浦河港を拠点として、浦河海上保安署に配属されている巡視船、「もとうら」が23年度をめどに、巡視艇として配備になる計画と聞きました。
 この海域は道東の重要港湾である十勝港や釧路港への大型船舶の往来が多く、又イカの最盛期には二百隻にもおよぶ漁船が往来操業しています。
 安全操業の啓発や台風等の緊急時においては、漁業者の生命と財産を守るためにも巡視船の継続配備が必要であります。広範囲な海域での活動に適した巡視船にくらべ、船体も小さい巡視艇では港内や沿岸など海域での活動も限られます。
 速度は速くなると言うけれど海が荒れると出航できず、不安は残ります。安全が犠牲にならないことを願っています。

2011年5月6日金曜日

ホッカイドウ競馬始まる

 平成23年度北海道馬主会の総会が、鵡川町、四季の館で開催されました。総会に先立ち、北海道競馬に誘導馬を寄付された大高朝幸さんと、馬具を寄付された吉田晴雄さんに、高橋知事より感謝状が贈られました。
 総会では北海道競馬推進への、参会者の並々ならない思いが伝わってきました。
 大震災による景気への悪影響が懸念される中、4月29日にスタートした今年度の初レースの売り上げは、前年を若干上回りました。関係者のご苦労が報われた証と思います。
 収支バランスの見込みが出来たとして、五年を目安に存続を決めた北海道競馬。本年度は、11月17日までの全日程をナイターで行い、開催日数は昨年度と同じ80日間。
 安定的なホッカイドウ競馬を確立したいとの思いは私も同じです。
  がんばれ!! ホッカイドウ競馬!!

2011年5月1日日曜日

えりもウニ祭り

 みんなでがんばろう日本、東日本大震災復興支援チャリティーイベント、えりもウニ祭りが、えりも町灯台公園で開催されました。祭りには、地元えりも町を始め近隣町はもちろん、札幌方面や帯広方面などから、約二千人が訪れ、前日から町のホテルや旅館は満室、当日はウニ料理を目当てに料理店では行列ができました。お目当てのウニが手に入らずに残念がる人も多く、対応に苦労していた主催者側には嬉しい誤算でした。
 それにしても宣伝の方法で、こんなに人が集まることを学んだイベントでもあります。何よりの大盛況、まずはおめでとうございます。
 そして、このような大盛況が、復興後の震災各地に、一日も早くおとずれることをお祈りします。

2011年4月18日月曜日

北海道アイヌ協会浦河支部総会

 北海道アイヌ協会浦河支部の総会が開催されました。総会では、平成22年度の事業報告や収支決算報告、23年度の事業計画、収支予算案等々を審議しました。昨年度は色々難しい問題はありましたが、皆で力を合わせ頑張ろうと、無事に総会が終了しました。

 日々の定型業務にも油断があると、いろいろな狎れや誘惑が生じるもの。いつも「一人はみんなのため、みんなは一人のため」の思いと、協会設立の原点、「社会的地位の向上と文化の保存・伝承及び発展を図る」に戻ることで、大切なアイヌ文化を次の世代に残していきたいものです。

2011年3月13日日曜日

東北地方太平洋沖地震

 マグニチュード8.8の大地震が起きました。津波による被害は確認されているだけで死者不明が千数百人といいます。町ごと壊滅した所もありますから、最終的には更に大きな被害であることが予想されます。被災者の方々には何とお慰めしていいのか、言葉を失います。未曾有の巨大地震でしたが、日高沿岸にも2mから3mの津波が押し寄せ、管内各町にも被害をもたらしました。しかし、東北地方なみの津波が押し寄せる可能性もあったことを考えると、人的被害がなかったと喜んでいられるようなものではありません。壊滅被災地の今後の推移もしっかり見つめ、初動の確認などを含めて、避難路や公共施設の立地場所や構造など、今後の管内の防災計画にいかしていかなければなりません。世界中の注目の中、日本の底力が問われています。

2011年2月19日土曜日

「銀聖」活動取組10周年記念祝賀会

「銀聖プロジェクト委員会」を設置し、本格的に広告宣伝活動を始めてから10年。その節目に当たり、高橋知事をはじめ多数の来賓をお招きした記念式典及び祝賀会が盛大に開催されました。日高管内でさけ定置漁業を営む漁業者が、平成13年から、魚価対策の一環としてブランド化に取り組み、プロジェクトチ-ムを編成、鮮度、重量などに厳格な基準を設けて差別化し、付加価値化をはかってきた「銀聖」。イベントや物産フェアに積極的に参加するなど、関係者の努力の結果、ようやく認知度も高まって、今や鮭児(ケイジ)と並ぶ鮭の高級ブランドに成長しました。
 一つのブランド品を確立するのには長い年月と手間が、かかるものですが、不退転の決意で臨んだ関係各位の強い決意の表れと思います。まさに日高圏域の底力を見る思いです。心よりお祝い申し上げます。

2011年1月26日水曜日

様似町交通安全住民大会

 ストップ・ザ・交通事故死~めざせ安全で安心な北海道~をスロ-ガンに、様似町交通安全住民大会が開催されました。会場には、約400名の町民が集まり、交通事故の絶滅を誓いました。警察庁データによると、平成22年中の交通事故死者数(全国)は4,863人で、57年振りに4千人台となった前年を更に下回る結果となり、関係各位のご努力の結果と敬意を表します。振り返ると、昭和34年に1万人台になった交通事故死は昭和50年まで続き、その後、沈静化傾向を見せたものの、昭和63年から平成7年まで再び1万人台が続きました。16,765人の最多死者を数えた昭和45年を100とすると、平成22年は29。この間、高齢化社会に突入していることを考えると、3分の1以下に減ったことは驚嘆に値します。道路、車両、医療体制等の改良や関係機関の連携努力などにより、平成8年以降減少を続ける交通事故死ですが、事故そのものが同じように減っているわけではありません。住民総意の決意を新たにするこのような啓発機会の継続が重要だと思っています。

2011年1月10日月曜日

成人式に思う

 成人式が日高管内各町で開催されました。私も出席させて頂きお祝いを申し上げました。厳しい経済状況の中ではありますが、振り袖や背広姿の新成人は厳粛ななか、穏やかに落ち着きのある式典でした。
 数年前は各地で、式典をめちゃくちゃにするような飲酒成人が目立ったこともあり、未来の日本はどうなるのかとさえ思われたものでしたが、逆に言うと、夢を持ちにくい現代故、なおさら、若者のエネルギーの発散場所を健全な社会の中で提供する必要性があるとも考えられます。新成人を巻き込んだまちづくりを考えるのもそんな機会の一つになるでしょう。
 私たちも若いころは、「近頃の若い者は...」と言われ、大人世代との隔たりを感じたものでした。取り巻く社会情勢は敏感に若者に反映します。「若者世代」と一括りにはできませんが、声なき若者の声も聞き取り、新しい成人の思いも包み込めるような政治の必要性を感じています。

2011年1月7日金曜日

出初め式

 新年の伝統行事である消防団の出初め式が4日から7日まで日高管内各町で行われました。最後となった新ひだか町中部消防では、今年一番の冷え込みのなかでの分列行進でしたが、参加者各位の意気込みが感じられるほどの緊張感が伝わってきました。
 火事や災害は不意に起こるものです。日常的な訓練も非常時への備えも「自分たちの町は自らが守る」という使命感がなければ、恒常的に緊張感を維持することは困難でしょう。みなさんのおかげで、町民も安心して暮らせます。団員・署員の方々の精神力に敬意を表しながら、町の安寧とみなさんのご多幸を祈念する年始めとなりました。

2011年1月6日木曜日

日高中央漁協の初セリ

 日高中央漁協の初セリが行われました。この市場は36年前のウサギ年にオープンしました。くしくも今年がそのウサギ年であり、今日の初せりをもって、建物は取り壊され、新しい市場に生まれ変わります。今日の市場には最近では珍しいほど、漁種も豊富であり、活気に満ちた声が、市場全体を包んでいました。今年一年間、漁業関係者の安全操業と、漁価の安定、そして賑やかなセリ声に負けないだけの豊漁がつづきますように。