2014年5月1日木曜日

日高桜前線

 「さくら桜前線が北海道に上陸」の便りが聞かれ出したゴールデンウィークの前半、日高地方で一番早く桜が咲いた、新ひだか町御園地域。今年も二十間道路のさくら祭りを一足早く彷彿させてくれました。
 830年前、一ノ谷の戦で討死にした平忠度(ただのり)のえびらに結びつけられていたという辞世
  「行きくれて 木の下かげを やどとせば
 花やこよひの 主ならまし」
 の花もまた桜です。桜は、日本人の心の原点のような気がします。散り際の見事さか、淡い香りか、流れるような色彩の風情か、何かしら日本人に生まれて良かったと思える花ではあります。

浦河青年会議所創立40周年記念式典

 浦河青年会議所(JC)40周年記念式典が行われました。思い起こせば、1974年、全国560番目の青年会議所として63名の青年によって活動が始まりました。私もメンバーの1人として活動した時代でもありました。40年経った今日は、少子高齢化や社会的環境の変化がメンバーの確保を難しくしています。そんな中、13名の現役メンバーが頑張って歴史を繋いでくれています。
 最近特に感じることは、地方の元気、地方の力、地方の時代と言われながらも、流れは、実は違っている気がしてならないこと。知らず知らずのうちに、人も、モノも、お金も都会へとの流れが強まっているのでは…と思われてなりません。
 新しい葡萄酒は新しい革袋に入れよとの言葉がありますが、新しい仕組みの中に地域の宝を生かす時代が始まっているのであろう、と思います。

えりもうにまつり

 連休初日の26日は、えりもの「うにまつり」から。
 今回第4回目となるイベントのメインは、もちろん、今が旬の春ウニ(さくらウニ)。ぎっしりと身の詰まったエゾバフンウニを求めて帯広や札幌方面からお出でになる方もいます。近隣の市町村も合わせて、4千500人以上の方々が集まり、会場は賑わいました。殻付きうには<10個で千円>と格安の値段でもあり大人気。また町内の食品店や漁協の直販でカニやツブ焼き等が並び、もちまき大会やウニの掴み取りが当たるクイズ大会とメニューは盛りだくさん。
 今年は各地から春の訪れが早いというニュースが届いています。漁業者もこれからが本番、大漁の声も早く聞きたいものですね。海の恵みに感謝しながら、晴天の下、個人、家族連れ、グループの方達と一緒に私も春の息吹を満喫しました。