2015年5月26日火曜日

第6回 様似ウニまつり

 第6回 様似ウニまつりがエンルム海岸広場で開催され、町内外から約四千人の来場者がありました。春ウニ(エゾバフンウニ)や ホッキ貝・ツブ、ベニヅワイガニのテッポウ汁等々、来場者は、海の味覚を堪能していました。
 地元では当たり前の<新鮮>で<安全>な食材ですが、それを付加価値として、「値段が高くても買う」という人たちが首都圏などを中心に増えています。地元来訪への誘因手段としてこれら食材をどう使っていくか、圏域の農商工関係者等全体で知恵を絞る時が来ていると思います。
 <海>と<潮風>と<塩>をキーワードに、次々と振興策を打ち出し、人口減に歯止めを掛けた島根県の離島、海士(あま)町。人口2400人足らずのこの町では今では移住者も増え、保育所が足りず待機児童が出るまでになっています。海士町が発信する「なくてよい。大事なことはすべてここにある」という生き方は日高圏域でも十分可能だと思います。

2015年5月12日火曜日

第23回全国さくらサミットin新ひだか

  「さくらの再生とまちの新生」 をテ-マに新ひだか町で全国16の市区町村が参加して「第23回全国さくらサミットin新ひだか」が開催されました。このサミットは、さくらの名所のある北海道から九州まで全国25の市区町村が加盟し、毎年持ち回りで開催されているもの。
 桜並木や施設を視察したり、交流会や全体会議の活発な議論があり、先人が残してくれた大切な遺産を守り育て、いかに次世代へと引き継ぐか、各地の様々な問題や取り組み事例、観光資源としての活用法などが紹介され、共同宣言が採択されました。
 桜は種類も多く、九州から北海道まで1ヶ月以上をかけて北上するため、加盟自治体間の観光協力も可能です。見る桜としてばかりではなく、新たな商品開発の手段、材料としての可能性にも溢れていると思います。
 

2015年5月10日日曜日

安全祈願修ばつ式

 日高管内さけ・ます増殖事業協会が進めていた「沙流さけ・ますふ化場」の改修工事が終わり、「安全祈願修ばつ式」が執り行われました。新施設飼育池の収容能力は旧施設と比べ約80万匹増の500万匹。
 式典終了後には、約一万匹のシロザケの稚魚が放流され、関係者一同、生まれ変わった近代的施設の安全と活躍を祈りました。
 鮮魚の一人当たり年間消費量は、50年前の14.5kgから3分の2の9.8kg(2010年)と減っていますが、そんな中にあってサケは逆に0.4kgから0.9kgと2倍以上に増えているとか。品質管理の向上や高級ブランド化という、関係者の努力のたまものと言えるでしょう。まもなくトキシラズも獲れだします。サケが日高圏域の財産として一層愛され、さらに住民関心が高まることを期待しています。

2015年5月7日木曜日

日高路の桜の名勝

日高路の桜の名勝(浦河町西舎)
 約4キロの道路の桜並木。新ひだか町の二十間道路の桜並木と違うのは道幅が狭いので桜並木がトンネル状になって、道にも少しカーブがあり、風情を増しています。並木は明治40年頃に馬政局主管の日高種畜牧場が設置された際に植えられたそうで、樹齢百年超えの老木桜も見応えがあります。
日高路の桜の名勝 (えりも町庶野のさくら公園)
 大正から昭和の初め約一千本以上の桜が咲きほこり地域の人々を楽しませてきた桜の名勝でもあります。今は地域の人々でつくる保存会の皆さんに守られています。満開の桜の下でお弁当を楽しむ家族やお酒とジンギスカン鍋を囲む人々の姿に平和を実感し、未来もこのようであってほしいと切に思います。
日高路の桜の名勝(新ひだか町二十間道路)
 例年より開花が早く、ゴールデンウィークの前半で満開宣言を出した新ひだか町の二十間道路。あまりにも有名ですね。
 日高路にはサクラの名勝地がたくさんあります。ここに挙げた以外にも<おらが自慢の桜>もあわせ地財、食財、人財に触れることのできるトレッキングコースやドライブコースを提供できれば地域振興の一助になるのではないかとふと思いました。振興局などと力を合わせ一度桜ロードマップをつくってはいかが。

2015年5月6日水曜日

えりもうに祭り

 ゴールデンウィークの初日4月29日、えりも町スポーツ公園で「第5回えりもうにまつり」が開催されました。2千人規模で始まったこの祭りも、毎年確実に来客数は増し、今年は町内外から約五千人が旬のうにを求めて来場しました。今年のウニはどっしりと重く、実もしっかりしており、出来が良いとのこと。
 会場では地元漁業青年部が用意した、トウダイツブのツブ焼きやズワイカニのテッポ汁、女性部の用意したミニウニ丼のほか、えりも高校生カフェのツブドックや守人のホルモン焼き等々、出店も大盛況。好天にも恵まれ、えりも○×クイズやもちまきで、春一番のえりもの祭りを楽しんでいました。
 <無子高齢化>で祭りもできないという集落まで現れだしている時代です。地域の元気は地域でつくるという、えりも町の意気込みを頼もしく感じるとともに、私も、絆の輪を広げるための一助となるよう、祭りのエネルギーを道政に活かしたいと思っています。