2014年11月24日月曜日

日高管内「技能者の集い」

 日高管内「技能者の集い」が、日高地方技能訓練協会の主催で開催されました。式典では優良技能者二名と技能者養成に貢献した一事業所が表彰されました。
 経済の落ち込みや社会的環境の多様化等により、技能士の活躍機会も少なくなっていましたが、震災復興やアベノミクスの財政出動で、技能士不足による問題点も指摘されてきています。技能士が育つまでには、時間も費用もかかり、訓練協会長の挨拶にもありましたが、人材育成には様々な課題があります。発注の工夫や成果物でのPRなど、「技能は社会の財産」として官民で様々な有り様を考えていかなければ、古来からの良い技能が無くなっていくのではなかろうかと心配しています。

2014年11月20日木曜日

大量のイワシ

 今月に入って日高・胆振を始め太平洋海岸線に大量のイワシが打ち上げられました。浦河港では、5日から6日にかけて港を埋め尽くすほどのマイワシが打ち上がり、約40トンほど回収しましたが、その後海底や湾外に、腐敗物や、あぶらが海面を覆い、 悪臭が町民を悩ませています。町や漁協では、海中にダイバーを入れて堆積調査し、漁業等の被害調査を急ぐと共に振興局も交えて対策協議を進めています。
 海流の異常として滅多にないことであれば良いのですが、行政としては、またあるかもしれない災害と捉えることが必要でしょう。一段落した後に、今回の対応を検証したいもの。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とならないよう、再度の事態が起こった時にはどうすべきがベストの対応か、後任への事務引き継ぎが確実になされていくことを希望しています。

2014年11月13日木曜日

静内第二中学校閉校式に思う

 新ひだか町東静内の静内第二中学校が来年3月で閉校し静内中学校と統合することとなり、その閉校式が開催されました。静内第二中学校は昭和45年に東静内中、春立中、川合中の3中学校が統合してできた学校で、当時は300人が在籍していましたが、少子化や人口減少の波は確実に進み今に至りました。
 だまっていれば、いずれもっと広範囲の統廃合に進んでいくでしょう。それを防ぐには、今からしっかりした将来ビジョンを描いておかねばなりません。会話の中に良い知恵が埋もれているもの。政治や行政に、教員や父母、住民が加わって「ざっくばらん」に話し合えるような場づくりも必要と思います。

2014年11月10日月曜日

文化の日に思う

 文化の日、各町で式典が開催され、今年、私は、様似町表彰式に出席しました。永年それぞれの仕事を通しながらボランティア活動や地域活動、町の発展に寄与してきた方々の、 表彰を受ける姿に心から敬意の拍手を送りました。
 菊薫る時期は、冷気がすがすがしく、陽の早く落ち出す季節は思索が深まるイメージが重なり、文化の日にふさわしい今なのだろうと思います。
 人口減少、少子高齢化、ますます進むグローバル化など、これまで経験したことのない時代に入っています。困難な時代を乗り切るため、多くの英知を未来に向けるきっかけとしてこの文化の日が役立ち、機運が高まることを期待しています。