2009年11月17日火曜日

空きの目立つ駐車場

 昼の時間帯だというのに、空きの目立つ日高町日高の道の駅駐車場である。日勝・狩勝峠の迂回路として、交流の活発化や観光客の増加を期待し、北海道横断自動車道(=道東道)の占冠 ICと トマムIC 間が10月に開通したが、それまで頑張ってきた日高町にとっては大変な落ち込みとなっているようだ。
 高速道路無料化が始まったら、まだまだ日高・清水間の日勝道路の通過が減少するのでは、と心配だ。帯広ー札幌間が、日勝峠ルートと比べて約20分短くなり、残る占冠 - 夕張間(約35キロ)の工事が進められているが、全線開通までには、地元としても、通過客を引きつける、新たな活性化策を確立したいものだ。

国立ひだか青少年自然の家

 政権が代わり、事業仕分けが毎日のニュースで流れていますが、その対象に、日高町日高にある、「国立ひだか青少年自然の家」があります。「稼働率50%以上で頑張っているんだけど、どうなるの」との心配の声が聞かれます。 
 自然体験活動を通した青少年の自立をめざす、「国立青少年自然の家」は、独立行政法人国立青少年教育振興機構が運営し、全国に14の同種施設があります。他の施設も「宿泊費が安く民業圧迫ではないか」「指摘業務を地方自治体やNPOなどに移管すべきでないか」などの指摘を受けているようですが、「経済的な観点からだけでなく、教育的な意義と価値を見てほしい」と関係者からの疑問もあがり、経営が成り立たない、特に、過疎地域での、この種の施設の運営の難しさを感じています。