2014年4月25日金曜日

ホッカイド競馬が開幕

 ホッカイド競馬が開幕し、グランシャリオナイタ-が4月23日から11月13日までの80日間、開催されます。初日は好天にも恵まれ売り上げも昨年を上回ったようです。昨年度の決算では22年ぶりに黒字が見込まれるホッカイド競馬、関係者のみなさまのご努力の賜と、深く敬意を表します。
 一方、生産者の暮らしはまだまだ厳しい状況にあり、TPP妥結後の影響も懸念されます。
 生産者支援には、地元関係者からの競馬界への働きかけばかりではなく、自治体間の強い結束が日高の軽種馬を守る視点から、振興局などとも一体となって国への働きかけを強めていきたいものです。

2014年4月23日水曜日

日高食肉センターの地鎮祭

 道内養豚業者や道外の食肉メーカーが出費する日高食肉センターの地鎮祭が行われました。新冠町の建設予定地には関係者約50人が集まり、工事の安全を祈願しました。
 この施設は2011年頃から新冠町と食肉メーカーとの間で建設協定が調印され、準備を進めてきたもので、完成後は新規の雇用等を通じ地域振興に大きく貢献するものと期待されています。
 式典の中で、社長から「生産・加工・販売の拠点基地として事業を展開したい」とのお話があり、これまでの紆余曲折、関係者の方々の大変なご苦労がしのばれました。
 新規雇用も約80人から100人規模が予定されており、来年の4月完成を目指し、1日約750頭を処理する施設の操業が今から楽しみです。


2014年4月19日土曜日

日高地方の春

 行者ニンニクなど山菜が採れだした春、ハウスの中では、アスパラが収穫の最盛期になっています。
 浜では、春鮭漁(定置網)の準備で忙しく、風はまだまだ冷たいけれど、春の息吹きが強く感じられます。
 TPPも大詰めのようですが、日米交渉も秘密裏で行われているため、中身はさっぱり分からないまま。
 我がふるさとの未来を占う上でも、基幹産業である農業、水産業の行方が気になります。
 鮮度が命のアスパラは、地場の強みと思われますが、漁業も消費者に直結するような仕組みを組み入れていかねばならない時代に入っていると思います。
 グローバル時代に地域が生き残るには、産業の枠を越えて連携し、地域資源に更なる付加価値を産み出していかなければなりません。
 国益とは国民の命を守ること。アメリカに押し切られ、命の源である一次産業を切り捨てるような交渉結果とならないよう、注意深く見守っていきましょう。
 

2014年4月7日月曜日

平成26年度新冠アイヌ協会定期総会

 平成26年度新冠アイヌ協会定期総会が開催され、初めに、亡くなった会員に対し黙祷が捧げられました。続いて会長、来賓の挨拶、4月1日から公益社団法人北海道アイヌ協会移行に伴う、支部規約の変更や事業経過の報告、収支決算報告があり、26年度の事業計画や収支予算案を可決し、役員改選は留任を決めました。
 ところで、今年、札幌大学文化学部を首席で卒業した北嶋由紀さん(浦河町出身)はアイヌ子弟を対象にしたウレシパ奨学生の1期生。「ウレシパ」とは「育て合う」意味のアイヌ語だそうですが、協会をみなで<育て合い>ながら素晴らしい地域社会がつくられることを願っています。