2011年9月24日土曜日

第65回シャクシャイン法要祭

 第65回シャクシャイン法要祭が新ひだか町静内で開催されました。会場となった、真歌公園のシャクシャイン像前には北海道アイヌ協会理事長加藤忠様ほか元総理鳩山代議士 、酒井新ひだか町長等々大勢の来賓や関係者が集まってカムイノミが行われました。
 カムイノミは全体でやるものと、個々の家々でやるものがありますから、アイヌ民族にとって、神が身近に存在している、ということに畏敬の念を抱かずにはおれません。
 今年は、地震、津波、台風など多くの災害が次々に起きて、その被害の範囲も尋常ではありませんでした。災害から身を守る術を手にしたように見える現在でさえ、大自然の猛威には人間は無力と思えます。この地にアイヌの方達しかいなかった昔は尚更のことでしょう。シャクシャインの像を前にし、改めて、人間は自然に対し謙虚であるべきことを教えられた気がしています。

2011年9月23日金曜日

道産の日

 10月3日の「道産の日」に先駆け、道内約480店舗の寿司店で組織する、北海道鮨商生活衛生同業組合主催の、「道産巻と道産酒の集い」が開催されました。同組合が行っている、『10月3日は「道産の日」~各地の道産巻を食べよう~』は、ご当地限定のり巻き「道産巻(どうさんまき)」を通して、地産地消を促進するイベント。道内のお鮨屋さんが工夫をこらしたオリジナル巻き寿司で道産食材の安全性・品質の良さをPRします。
 10月1日・2日・3日の3日間、全道27市町の149店舗の販売店で、その地域でしか食べられない「道産巻」を一斉販売するとのこと。
 2011年認定は14種類。浦河町・様似町・えりも町からは、「ひだか道産巻」が認定されています。バター・塩・こしょう・白ワインで味付けしたカニのむき身、マヨネーズで和えたサケ、チーズ、日高昆布等で巻かれたもの。ぜひご賞味を。

2011年9月19日月曜日

敬老の日

 19日は敬老の日、各地域で、敬老会が開催され75歳以上の方々をお招きし、長寿をお祝いしました。高齢者とは、65歳以上の人を指しますが、健康も体力も能力も若者世代と遜色ない人たちが多く、75才以上でもお年寄りと言うには若々しすぎて、言うのも、言われるのも抵抗を感じる方がたくさんおられます。
 今から62年前の映画、小津安二郎作品「晩春」では、「結婚したくない」と言う娘を諭す、父親のセリフの中に「お父さんはもう56だ、人生は終わりに近いんだよ」というのがありました。56才は老人だった!?まさに隔世の感がありますね。
 少子化時代のこれからは、元気な高齢者には積極的に社会参加ができるシステムを充実させていくべきです。それが高齢者の医療、介護の国民負担を減らすことにもつながります。高齢者が生き生きした町が、元気な町だと、胸を張って言いたいものです。 

2011年9月17日土曜日

北海道・黒竜江省 友好提携25周年

 北海道・黒竜江省 友好提携25周年記念レセプションが開催され、黒竜江省から徐広国・人民政府副省長や龍江劇院副院長など政府関係者や文化芸術交流使節団の皆さんが来道されました。レセプションでは、高橋知事の歓迎の挨拶のあと、前日来道された新しい総領事も紹介され、終始和やか交流会でした。
 25年前と言えば、中国残留孤児の帰国や肉親捜しが毎年のように報道されていた頃で、日本との生活レベルの違いに心を痛めた方も多かったと思います。しかし、今や中国も世界に冠たる経済大国になりました。この間、北海道とは、青年・女性交流を始め、林業、スポーツ、土木、建築、医学・医療、語学、環境分野での裾野の広い交流が行われてきました。互いになくてはならない関係が良好な未来を築きます。あっという間の四半世紀でしたが、25年後のこの場も和やかな50周年記念となるよう、末永い交流を願わずにいられない一時になりました。

2011年9月5日月曜日

更生保護女性会

 札幌更生保護女性連盟Eブロック研修会が浦河町で開催されました。この更生保護女性会は過ちに陥った人たちの更生のための支えとなり、関係団体と提携しながら、一人ひとりが人として尊重され、あたたかな人間愛をもって明るい社会づくりのために行動することを会の綱領にかかげて、それぞれの地域でボランティア活動をしています。
 Eブロックは、伊達 室蘭 登別 白老苫小牧 追分 浦河の七地域から成り立っています。
 今回は浦河の20周年と重なっての研修会で、会場には各地域からの会員が大勢参加して、熱心に研修に取り組んでいました。本会への温かい理解の輪が広がることを願っています。

2011年9月4日日曜日

台風12号

 時速10km、自転車をこぐようにゆっくり進む台風12号が各地に記録的な降雨をもたらしています。
 その影響による断続的な強い雨で、浦河町上野深の元浦川河岸も一部が決壊しました。
 周囲は牧場地帯で心配されましたが、事前に土のうを積んでいたためもあって、牧場には被害はありませんでした。
 しかし台風の北海道接近は、これからが本番。警戒がますます必要となります。 畑が心配で出向いた人や、船が心配で浜辺に出向いた人が犠牲になったニュースも流れます。
 浦河地区は特に地震時には注目されるところ故、日頃、防災への備えは万全と、圏外の方々は見ています。「記録的」といわれる言葉が最近は多く聞かれるようになっています。隣近所に老世帯や介護家族などの声掛けすべき災害弱者はいないか、万一の場合の持ち物、避難箇所への順路などを、今一度、ご家族で再確認していただく機会ではないでしょうか。