2013年4月10日水曜日

低気圧一過

 各地で大きな被害をもたらした低気圧は、日高路にも停電や国道の通行止め、家屋や電柱、農業・水産施設等に被害をもたらしました。静内漁港では係留中の漁船が転覆しました。自然の成せる災いとはいうものの、今回、通行止めになった場所や、転覆した漁港は以前から地域住民が危険性を指摘したり、対策要望のあった箇所でもあります。
 関係する施設管理者には、今回の被害原因の調査や、施設の保全対策に不足はなかったかをしっかり見極め、関係者への、不安を取り除く説明会なども念頭において今後の対策を考えて貰いたいものでもあります。

北海道アイヌ協会新冠支部の総会

 北海道アイヌ協会新冠支部の総会が開催され、24年度の事業報告、決算が審議され、25年度の計画や予算等が議論されました。また、新会員が紹介され、総会終了後は交流会でお互いの絆を深めあいました。
  北海道アイヌ協会は「アイヌ民族の尊厳を確立するため、その社会的地位の向上と文化の保存・伝承及び発展を図ること」を目的に設立されました。優れたアイヌ文化と言えば、アイヌ文様刺繍や民族の尊厳を訴えたチカップ美恵子さんや、国際的にも評価の高い木彫作品を生み出した砂澤ビッキさん、最近では俳優の宇梶剛士さんを思い浮かべる人も多いでしょう。宇梶さんのお母さんの静江さんは有名な詩人であり、絵本作家としても有名ですね。
 北海道の風土が育んだ感性から紡ぎ出された作品群には、民族の枠を超え北海道人として誇るべきものがあります。道外に向かって、我々も大いに宣伝していきましょう。