2016年8月10日水曜日

コンブ漁真っ盛り

 抜けるような青空に磯のにおい。日高路は今、コンブ漁の真っ盛りです。
 7月に始まったコンブ漁は風物詩の一つになっていますが、天気や波などに左右され、なかなか思う様に出漁ができずにいました。水揚げが心配されるところですが、8月に入って天気に恵まれたこともあって、浜には元気な声が、笑顔があふれ、まずは一安心しています。
 高齢化による収穫減や、地球温暖化の影響もあって、道産コンブの年間出荷量は25年前の約半分に落ち込んでいます。コンブ種苗の二期作化や、コンブに直接施肥する技術の確立なども急がれていくでしょう。漁業も、いよいよ、「とる漁業から育てる漁業」への転換が迫られてきているように感じています。

北海道・黒龍江省友好提携30周年

 北海道と中国・黒龍江省の友好提携30周年を迎え 黒龍江省から孫永波副省長ら5人が来道され、歓迎のレセプションが開催されました。
 国レベルでぎくしゃくした関係でも、自治体レベルのお付き合いはそれに引きずられたくはありません。逆に自治体同士のお付き合いが国の摩擦を軽減できればこれに越したことはありません。
 中国も一人っ子政策の影響で、今後高齢化社会へと進んでいきます。札幌市内の高齢者施設などを視察する予定になっていますが、先行する日本の高齢化社会の現状や、対策のあれこれに触れ、近未来の中国の郷土づくりのお役に立てれば幸いです。