2015年11月10日火曜日

浦河アイヌ協会敬老会及び文化保存会55周年記念

 浦河アイヌ協会主催の敬老会と文化保存会の55周年を祝う記念会が開催されました。この日は24名の敬老会員の内13名が出席し、手作りの料理やゲーム、伝統の踊りで楽しみ、後輩たちの心くばりに感謝していました。
 日本における危機言語・方言の中で、アイヌ語は絶滅の一歩手前の「極めて深刻」な事態であるといわれ、各地で言語の継承やアイヌ文化の保存の取り組みが行われています。
 札幌ではアイヌアートデザインの教室が開かれたり、アイヌの視点から北海道の歴史を考えてみようとの勉強会などが企画されています。白老町のアイヌ民族博物館ではアイヌ伝承をホームページで公開しています。 絵本と朗読コーナー(http://ainu-museum.or.jp/siror/pictbook/)は、小さなお子さんにも楽しんでもらえる内容です。 この種の取り組みが増えていることを心強く思うと同時に、これまで努力されてきた関係者の皆さんに敬意を表します。
 

日高中部地区技能士会創立30周年

 日高中部地区技能士会創立30周年と27年度日高管内技能者の集いが開催されました。
 細川好弘日高地方技能訓練協会会長の挨拶の後、本年度の優良技能者表彰や技能者養成貢献事業所表彰が行われ、技能資格への認識を新たにしました。
 今年で30年を迎えた技能士会も会員の減少と高齢化のなかで、技術の伝承や後継者の不足、更には事業所の減少と取り巻く環境は決して明るい状況にはありません。
 昭和34年に技能検定が実施されて以来、全国の技能検定合格者はこれまで約400万人。何気ない日々の暮らしを支えてきた、安全や安心に果たしている技能の役割を忘れてはなりません。
 日本の持つ伝統と技能、職人の文化を、こうしてギリギリのところで支え、頑張っている技能士の皆さんに心からの声援を送ります。