2016年4月18日月曜日

あらためて地方創生とは


 世界ジオパークのアポイが山開きしましたが、昨年の1月7日から列車が来ない様似駅はひっそりとしています。一方、道民の悲願であった北海道新幹線が、多くの夢を乗せて3月26日開業しました。地方路線は赤字だからと切り捨てるのだろうか、との不安の中にある日高管内の人々には、新幹線の夢も希望もよそ事に映ってしまいます・・・。
 JR北海道は毎年300億円の赤字です。開通した新青森―新函館北斗間も毎年約50億円赤字が続くと言われ、青函トンネルは保守に毎年20億円を要しています。国の財政状況は悲観的であり、札幌延伸後は更なる地方負担を求めてくることが危惧されます。近未来、北海道の人口は400万人を切ると推計される中、室蘭本線、釧網線、宗谷線、根室線などの廃止も議論されるのではないかと考えると、あらためて地方創生とは何か、道民一人ひとりにも問われている、と言わざるを得ません。