2014年9月26日金曜日

第68回シャクシャインの法要祭

 23日 第68回シャクシャインの法要祭が開催されました。秋晴れの天気の下、新ひだか町真歌のシャクシャイン像の前には、関係者や来賓約千人が参加し、カムイノミが行われました。公園広場ではハルランナ(もちまき)やアイヌ文化保存会による芸能文化の交流もあり、「ウポポ」など伝統舞踊が披露されました。
 「アイヌはいるがアイヌ民族はいない」という札幌市議会議員の発言が物議を醸しましたが、祖先の歴史や文化を誇りに思い、受け継ぐ子孫がいる限り、それは民族が生き残っている証拠です。現場に足を運び生の声に耳を傾け、カムノミを執り行う魂に近づいてみれば、アイヌ民族がそこに存在していることが実感できるでしょう。