2013年3月28日木曜日

春の足音

 第1回定例道議会が22日に終わり、雪のまだまだ深い札幌から地元に戻り、日高路を歩くと、春の足音をそこここに感じます(写真は福寿草とふきのとう)。
 札幌では67年ぶりの大雪ということでしたが、各地で交通事故あるいは落雪作業でと、尊い人命が失われました。
 一方、この雪のおかげで我々は命をつないでもいます。山に蓄えられた雪は伏流水や川となって田畑を潤し、あるいは飲料水として生きものたちが織りなす豊かな生態系を育みます。
 禍福はあざなえる縄のごとしといいますが、人はその知恵で多くの禍を乗り越え、豊かな社会を目指してもきました。
 春を知らせる福寿草たちが、毎年咲き続け、それを見て愛おしく感じられるように、ふるさとを守り育てていきたいものです。

 
 

2013年3月3日日曜日

えりも「鍋 自慢大会」

 えりも町福祉センターを会場に、えりも「鍋 自慢大会」(えりも地域力発掘協議会、主催)が開催され、町内の自治会や団体等の6グループが参加して、地元の鮭やタコ、短角牛、鹿肉等々を使ったバラエティーに富んだ6種類の味を競いました。
 会場には町内外から訪れた約百人が地元の味を楽しみました。四回目になる今回は、来場者の投票で一位を決めるコンテストも行われ、ちなみに漁師の三平汁(サケの山漬けを切り身に加工す時に出るカマや中骨などのアラを使った)「漁師のまかない」が一位に輝きました。
 まかない料理とは、客に出すのではなく、従業員の食事用に作られる料理ですが、それ故にこそ、地元の味が眠っているとも言えます。そこを地元の舌が評価したのですから、これはまさに灯台もと暗し。大いに地元の宝料理として、客(=観光客)にも堪能してもらいたいものですね。