2015年6月10日水曜日

イチャルパ

 ひだか町アイヌ協会による27回目のイチャルパ(先祖供養)が町内の真歌にある「チセ」で開催されました。旧静内町内に点在していたアイヌの無縁墓地を平成元年から平成11年迄に改装事業を行い、無縁佛納骨堂を建立。約2830体が安置されており、毎年こうしてイチャルパが行われています。
 無縁仏といえどその遺徳によって今の人々が生かされています。人間の傲慢さが地球温暖化を招き、自らに巨大な災害となって降りかかって見える現代、同化政策で辛酸をなめてきたアイヌ民族の、自然との調和を大切にするその文化は、未来に向けての大きなメッセージでもあります。次の世代にもしっかり残ってほしいと思っています。

2015年6月9日火曜日

日高中部消防技能訓練大会

 6月7日の日曜日、日高中部消防技能訓練大会が新ひだか町静内で開催されました。訓練は火災のためだけではありません。最近は大きな自然災害等によって、住民の安全安心や生命財産が脅かされる出来事が多くなっています。それだけに彼らのこうした日々の訓練がとても頼もしく、感謝と敬意を表します。頑張ってください。
 「想定外」の被害をもたらした東日本大震災から3年が経ちました。障害者や高齢者など「災害弱者」の支援体制づくりも欠かせません。あの震災では避難誘導が不十分で人々が逃げ遅れたケースも多発しました。消防以外の通常業務に当たる役場内の体制も定期的に確認していきたいものです。

2015年6月6日土曜日

日高管内老人芸能発表大会

 日高管内老人クラブ連合会主催による第43回芸能発表大会が浦河町総合文化会館で開催されました。管内七町から約600人が集まりダンスや舞踊歌謡曲、民謡等が次々に披露されました。出演する人と応援する人の笑いと熱気に会場は盛り上がり、みなが大いに楽しみました。
 今後、医療費、介護費の負担増という嬉しくない話が現実味を帯びてきますが、このような元気を盛り上げる老人向けの取り組みが、結局は医療や介護費用の削減につながります。医療、福祉、介護、健康を一体のものとして考えた自治体独自のコミュニティ施策につなげていきたいものです。