2010年10月22日金曜日

道道静内中札内線

 道道静内中札内線(通称、静中線)の視察に行って来ました、地域の期待の大きかった静中線、膨大な費用と歳月をかけながら、工事の中止と通行止めを余儀なくされ、今は、維持費にお金をかけながら、北電のダムと森林管理のための道路となっています。
 総延長100kmのうち、峠前後の7km区画が未着工、前後20km区間は未開通です。100箇所近くの崖崩れや崩落の危険箇所を伴っているといいます。将来の計画もないこのような行き止まり道路は、北海道中にちらばっています。高度成長期の将来見込みで作り始めた開発道道はその最たるものです。
 道路行政を道路担当者だけで考える時代は終わりました。莫大な無駄に道民の視線が注がれる時代、今後はもっと大きな視点の地域づくりから道路計画もなされましょうが、教訓は教訓として、この道路、今後一体どうするのでしょうか!
 思惑に揺れる人間とは別に、毎年同じ営みを繰り返す自然。この時期、ダム湖の水面に映える紅葉や日高山脈の神々しい姿がとても印象的でした。

2010年10月18日月曜日

日高昆布フォ-ラム2010inさっぽろ

 様似町主催の「日高昆布フォ-ラム2010inさっぽろ」(実行委員長は坂下町長)が、ホテルポ-ルスタ-札幌で開催されました。第3回目になる今年は、日高昆布の持つ特性とそのうま味を、より多くの人々に知っていただくために、札幌市で開催されました。会場では北海道出身でWakiya一笑美茶樓(わきや いちえみちゃろう) オ-ナ-シェフの脇屋友詞さんによる、昆布を使ったデモ&ト-ク、パネルデスカッションのほか、展示・即売会など盛りだくさんのメニューで、大盛況でした。

 北海道を代表的する昆布と言えば、日高昆布(三石昆布)、利尻昆布、羅臼昆布の名前が思い起こされますが、日高昆布は軟らかくなるのが早く、煮物、おでん、佃煮など、もっとも汎用性の高い、食べ易い昆布といわれます。
 昆布は、食物繊維が豊富で、高血圧予防、動脈硬化予防にも有効と言われ、糖尿病のような慢性疾患にも効果があるとのことですが、残念なことに、生産量が多い割には消費量が少ない北海道。安定した地産はもちろんですが、大いに『地消』したい食材の一つといえるでしょう。

2010年10月4日月曜日

シシャモ漁解禁

 秋旬シシャモ漁が日高町厚賀、門別、富浜をはじめ日高管内で始まりました。滑り出しの水揚げは低調でしたが、秋を知らせる浜は、漁師の家族やパートの人たちで久しぶりに賑わいを見せていました。
 輸入品のカラフトシシャモが「シシャモ」の名前で販売されていますが、本物の「シシャモ」は、世界中でも、ここ、北海道南部、太平洋沿岸の一部でしか獲れない「地元の宝」。漁期も3ヶ月はないため、まさに「旬の味」を代表する魚と言ってよいでしょう。漁師さんたちが笑顔でシシャモ漁を終えられることを願っています。

2010年10月3日日曜日

2010年観光ホスピタリティ全道大会

 2010年観光ホスピタリティ全道大会in新ひだか、が開催されました。当日は全道各地から観光ボランティアの皆さんが集まって、式典、記念講演、交流会が持たれ、分科会では活発な議論が取り交わされました。二日間にわたり、約200人の参加者が実りある研修に打ち込まれ、ホスピタリティ(もてなしの心)を磨き、親睦を深めました。主催は北海道観光ボランティア連絡協議会。NPO法人シベチャリ観光ガイドの会のご協力もあって成功裡に終えることができました。関係者のみなさま、お疲れ様でした。

えりも町130年記念式典

 えりも町130年記念式典が開催されました。式典で岩本町長は明治13年に戸長役場が設置されてからの歴史を振り返り、「えりもに住んで良かったと思えるまちづくりを進めて参ります」と、決意も新たに述べられました。1999年には全国で3200余りあった市町村の数は、2010年3月には1727にまで減少しました。合併により行政と住民の距離が遠くなったと言われる自治体もあります。「住んでよかったと思えるまち」とは、「行政と住民の距離が近いまち」と言うこともできるでしょう。小さなまちの知恵と工夫が大きなマチに与える影響ははかり知れません。えりも町の発展は北海道の発展と考え、地元の人たちと一緒に私も力を合わせたいと思っています。