2010年1月23日土曜日

平取ダム

 遅れたアップになり申し訳ありません。1月14日、高橋知事が平取ダムを視察されました。新政権による事業仕分のダム事業の見直しには、日高支庁管内の平取ダムも入っています。現場では、開発局の職員から説明を受け、平取町川上町長、日高町三輪町長からは、「一日も早く完成を望む地元の声を国に伝えてほしい」との要望が寄せられました。
 洪水対策としての役割の重要性とともに、これまで、もろい地質の中でのダムの埋設予測、アイヌ民族の特別な思い、流木対策等の不安要因が指摘されてきました。ダムは、莫大な建設費がかかる施設でもあり、下流住民を含めた、関係者の十分な話し合いの中で、最大の合意を目指した結論を出してほしいと思っています。

シカ被害

 拡大する鹿の被害に農家が頭を痛めています。
 昨年の8月頃から作付けした苺の苗は今、ハウスの中で10センチから14、15センチ程度にまで育っています。この苺の株が鹿によって食べられ、100坪のハウス9棟が全滅する被害が発生しています。シカは繁殖力が強く、食糧不足から畑に下りてきたものと思いますが、山を下りる前には森林を荒らしているはず。森林被害は、土石流や土砂崩れを引き起こす原因ともなり、自然破壊を誘発しかねません。十分な調査はもちろん必要ですが、大切なのは被害がないことです。適正な頭数管理はシカの栄養状態の保全にもなります。全道で森林被害や農業被害が拡大するなか、臨機な対応を願っています。