2020年2月17日月曜日

イランカラプテ! 恒例のアイヌ文化祭に行きました

『シシリムカ アイヌ文化祭』~第31回アイヌ文化伝承活動発表会~ が、平取町の中央公民館で盛大に行われ、参加してきた。





私は他の行事もあり遅参する形で伺ったが、アイヌ語教室の生徒さんによるアイヌ語での劇や、平取アイヌ文化保存会や浦河アイヌ文化保存会の皆さんによる多彩な表現の各種古式舞踊やムックリ演奏、工芸教室の生徒の作品など、耳も目も心も楽しませて頂いた。
 また、木幡サチ子さんによる美しいアイヌ語での口劇、平取の子どもたちによるニュージーランド先住民との交流の報告会など、老若男女問わず、アイヌの文化や伝統を、新しい世代や国内外を問わず外の世界に伝えていく、あるいは相互で交わっていく姿に感動・感銘を覚えた。
 文化祭後の交流会ではたくさんの方々と意見と酒を交わし楽しく有意義な会となった。








・・・ここ浦河にもようやく冬らしく、雪が降り、積もりました。

異常気象ではない、当たり前の景色、当たり前の風景、当たり前の自然現象・・・この当たり前の自然の状況が続いてこそ、日高地方のみならず北海道の農業、漁協、林業、鉱業のみならず、建設業、製造業、商業、観光業、各種行政サービス…いずれもが成り立っています。

雪が降りすぎても困る。かといって雪が降らなすぎるのも困る・・・当たり前の日々の、当たり前の季節が毎年自然の中で過ぎて行って、我々の豊かな生活に繋がって行く。人もそんな自然を構成する一部なのだ。自然に生かされている。自然のおかげで生きている。自然とともに生き、自然を尊重して生きてきたアイヌの方々の精神に、歌や踊り、語りなどで触れるにつけ、改めてそう感じました。