2012年10月29日月曜日

ししゃも祭り

 日高町沙流川河口公園で毎年恒例のししゃも祭が開催されました。しかし、今年は海水の温度が10月に入っても下がらず不漁が続き、肝心の<ししゃも>がないのでは、と祭り開催を心配していました。確かに、すだれの数は昨年より少ない様子でしたが、会場は観光バスやマイカーが溢れ、「ししゃもの味を楽しんだり」「ししゃものつかみ取り」のイベントに参加したり、例年どおり、多くの観光客で賑わっていてほっとしました。
 ししゃもは「柳葉魚」とも書きますが、アイヌ伝説では、この辺りに住んでいた人の飢えを救うため、ふくろうの神が川に流した柳の葉に、魂を入れたものだとか。そういえば、ある森林学者が、森が完成すると「ふくろうが棲む」と言っていました。酸性雨や温暖化の影響などで山の環境が変わり、ふくろうが減ってはいないか、少し気になりました。

2012年10月22日月曜日

北海道森づくりフェスタ2012

 20日 と21日、「北海道森づくりフェスタ2012」が開催されました。20日は道庁赤レンガ前で開会式やイベントが行われ、「森づくりは海づくり」をコンセプトに、日高定着漁業者組合の特別参加で鮭のつかみ取りやマツカワカレイの展示も行われ、多くの参加市民にアピールしました。
 支笏湖周辺国有林では20日に育樹祭が、21日には当別町の道民の森で植樹祭が開催されました。両日とも雨や雪がちらつく中、多くの道民や関係者が参加して、森づくりの大切さを学び、植樹を体験し木に親しみました。
 漁業関係者と植樹の関係を不思議がる人がいますが、森からの栄養分が川に流れ、魚のえさとなる豊富なプランクトンが海に流れ込み豊かな海を育てるからです。体験的に漁民はそれを知っており、植樹にも積極的に関わってきた、ということですね。

2012年10月13日土曜日

 13日-14日、道庁・赤レンガ前て’12農業・農村フェスタ が開催されました。このフェスタは、農業や農村の素晴らしさや楽しさを実感してもらおうと、北海道土地改良事業団体やホクレ等が実行委員会を作り、企画したもの。脱穀体験や餅つき体験、おにぎり作り教室等を楽しみながら農業の魅力を学んでもらいました。
 北海道はますますその地位を高めています。特に次世代には、農地は食料生産の場としてばかりではなく、景観、小動物の生息、雨水貯水による防災機能などの多様な役割があることを、関心を持ってみてもらいたいと思っています。

体育の日に

 体育の日の前夜、新ひだか町では体育協会主催による平成24年度の表彰式があり、スポーツの振興や協会の発展と選手強化に尽力された個人や団体に功績賞が贈られました。表彰式終了後は各団体の交流会が和やかに行われ、スポーツ談義に華を咲かせました。
  翌、体育の日は秋晴れのなか各地でマラソン大会や駅伝、ウオ-キング等が開催され、私も浦河町民ウオ-キング大会に参加しました。大会には約100人の町民が体力に合わせて、3.5キロから5.7キロを歩きました。
 健康づくりは自分自身にとっても大切ですが、家族などへの介護負担を軽くする有効な方法でもあります。会話や沿道の草花、鳥の鳴き声などを楽しみながら、さわやかな風を受けて歩くだけで、福祉のまちづくりに貢献できるなんて一石二鳥。多くの町民が、まずは、ウォーキングを日常化されることを期待しています。
 

2012年10月8日月曜日

 えりも町海と山の幸フェスティバルが秋晴れのなか開催されました。会場では、鮭のつかみ取りや、もちまき、海産物や野菜の即売会、鹿鍋や短角牛のバーベキュー、また吹奏楽の演奏等々盛りだくさん。町内外から集まった多くの人びとで賑わい秋の1日を楽しんでいました。  祭りの役割も神事から住民の親睦へ、親睦から内外の交流へと広がっていますが、近年は情報発信という役割も期待されます。祭りに来ない人までを楽しませ来場を促す情報発信。そんな祭りはどんな形になるのか、会場の賑わいを感じながら近未来の祭りを空想しました。
 

2012年10月6日土曜日

びらとりトマト・和牛フェア2012

 びらとりトマト・和牛フェア2012平取まるごとプレミアムディナ-が札幌のホテル ポ-ルスタ-で開催されました。会場には札幌在住の平取出身者や平取に関わりの深い方々が集まり、熱気あふれる談笑に会場は賑わっていました。
 すっかり定着した完熟トマトのジュースですが、かつては大企業の独壇場でした。20年前にあちこちで盛んだった地場産品の開発も一定の効果をあげたといえるでしょう。当時は「よそ者、若者、馬鹿者」なる言葉が「まちおこし」のキーワードとして使われました。今後の新たな展開を期待する声が各地から聞こえています。そろそろ何か新しい地場産品が出てくる予感もします。元気のない世相がしばらく続いていますので、若者の感性にも期待したいものです。
 

2012年10月2日火曜日

様似町開基210年・町制施行60周年

 様似町開基210年・町制施行60周年の記念式典が行われました。式典には関係者約130人が出席、様似民族文化保存会によるムックリや民族舞踊、幼児センタ-の園児による「よさこいソ-ラン踊り」がオープニングを飾りました。坂下町長の式辞や来賓の祝辞があり、町の振興に貢献した12人が特別表彰されました。
  様似には、江戸時代の初めころから砂金取りの和人が移り住んだと言われますが、江戸幕府が遠国奉行の一つとして蝦夷地の行政を管掌するために、享和2年(1802)に蝦夷奉行を設置した年を開基としています。ちなみに等澍院はその頃(1806)に建立された蝦夷三官寺(厚岸の国泰寺、有珠の善光寺、様似の等澍院)の一つです。昭和30年1万163人を数えた人口も今は5千人。記念式典の最後には約20分程度にまとめた様似町を紹介したDVDが放映され、次の世代に向かう決意を新たにしました。