2021年1月5日火曜日

令和3年 ~新年のご挨拶~



 

 地元・浦河の西舎神社にて初詣。秘書の小林雄志君と。


 年頭にあたり新年のご挨拶を申し上げます。

 皆様の暖かいご支援により、充実した議会活動を続けさせて頂いていることに改めて感謝申し上げます。

 さて、振り返ってみますと、昨年は中国で発生した新型コロナウィルス感染症が北海道、日本国内のみならず、世界各国にも拡がりをみせ、人々の毎日の生活や経済・産業ばかりでなく、スポーツや文化・教育など全ての分野に大きな影響を及ぼしました。

 本来なら東京オリンピック・パラリンピックで世界の国々から大勢の人々が我が国を訪れ、スポーツや観光を通して様々な交流が行われ、新しい友達や新しい発見・発想が芽生える絶好の機会でありましたが、果たしてこれを実現できるのか、今年は大きな正念場を迎えることになりました。この東京オリンピック・パラリンピックが、世界のコロナを吹き飛ばす絶好の機会となり、これまでのオリンピックとはひと味違った、大いに盛り上がった大会になればと祈念しております。

 一方、国政関係では昨年十一月に、七年八ヶ月続いた安倍内閣から菅内閣へと政権の交代が行われました。鈴木・北海道知事は時折、「ピンチをチャンスに」と口にされますが、それを言うならまさしく「今でしょう!」。

 AIがますます進化し、企業や生活、そして子ども達の学習にリモートワークの利用拡大が進み、社会全体にも様々な変化をもたらすことになるのではないでしょうか。

 中国には「退一歩海闊天空」ということわざのあることを思い出しました。「一歩退けば視野が広がり、海が果てしなく見え、空が開ける」ことですが、状況や考え方が行き詰まった時こそ、思い込みのまますぐ行動せず、別の発想をしてみれば、気持ちが緩やかになり、世界観も広くなって道は開け、良い解決方法も見つかるとの教えであります。そんなことを思いながら、昨年を振り返りますと、コロナ禍で日々変化する数字に一喜一憂しながら議論してきた気が致します。そしてそのために大切なふるさと再生議論は目先のことだけが語られ、将来のふるさとのあるべき姿を見失っていたのではないかとの反省と同時に、無気力感を覚えました。

 年が改まり、穏やかな時間を過ごす中で、私は議員を目指した初心に立ち返り、次の世代に何を残して行くべきかをしっかり議論して参りたいと決意を新たにしております。

 皆様にとりまして本年が希望に満ちた明るい年でありますようにお祈り申し上げ、新年のご挨拶と致します。