2011年6月6日月曜日

イチャルパ

 北海道アイヌ協会新ひだか町支部で先祖供養の儀式である「イチャルパ」が行なわれました。新ひだか町真歌にある伝統家屋のチセには約100人の関係者が参加して、先人のご苦労に感謝し、酒や果物等々を供え、先祖の霊を慰めました。
 このイチャルパは各地で、名称も、形式も少し違いがあるようですが、自然と、神と、人が一体として生きてきたアイヌ民族の伝統は共通しています。
 儀式で唱えられている言葉の意味を教えてもらうと、先祖や、自然の恵みがあってこそ、今の自分があるという思いが強く感じられ、殺伐とした現代社会に投げかけられた警鐘のようにも聞こえてきます。

2011年6月4日土曜日

日高管内 老人芸能発表大会

 日高管内 老人芸能発表大会が新冠レ・コ-ド館にて開催されました。この発表会は日高管内老人クラブ連合会主催により、毎年管内各町を持ち回っているもので、老人福祉の向上を図ることを目的にしています。多年にわたり、社会に貢献されたご苦労をねぎらい、今後とも社会活動に参加して、実りの多い老後送ってもらおうと、39回目になる今回は、歌に踊りに40組が出演し、 約400人が参加して楽しみました。
 東日本大震災後の、お年寄りの衰弱化を加速させている避難所での過酷な生活をお聞きすると、なおさら、このような企画・実施の重要性を思わずにいられません。
 芸能発表されるお元気な方々に拍手を送りながら、一日も早い被災地の復興と、催しの再興を願いました。

2011年6月1日水曜日

北海道獣医師日高支部の総会

 北海道獣医師日高支部の総会が開催されました。総会に先立ち、永続会員表彰や学術貢献会員表彰がありました。また名誉会員として中島滋さんが認定され、会務発展尽力者として日高支部会長の駒澤弘義さんが表彰されました。
 獣医師は、「動物の健康に責任を有し人の健康にも密接に関わる役割を担っており、人と動物が共存できる環境を築く」、そんな理念のもとに、地域産業のためにも活躍が期待されています。家畜から家族へと、動物の人への関わり方も深くなるに従い、獣医師の役割もますます重要になっています。支部の結束・連携が貴会の更なる発展につながることを祈念しています。