2011年1月10日月曜日

成人式に思う

 成人式が日高管内各町で開催されました。私も出席させて頂きお祝いを申し上げました。厳しい経済状況の中ではありますが、振り袖や背広姿の新成人は厳粛ななか、穏やかに落ち着きのある式典でした。
 数年前は各地で、式典をめちゃくちゃにするような飲酒成人が目立ったこともあり、未来の日本はどうなるのかとさえ思われたものでしたが、逆に言うと、夢を持ちにくい現代故、なおさら、若者のエネルギーの発散場所を健全な社会の中で提供する必要性があるとも考えられます。新成人を巻き込んだまちづくりを考えるのもそんな機会の一つになるでしょう。
 私たちも若いころは、「近頃の若い者は...」と言われ、大人世代との隔たりを感じたものでした。取り巻く社会情勢は敏感に若者に反映します。「若者世代」と一括りにはできませんが、声なき若者の声も聞き取り、新しい成人の思いも包み込めるような政治の必要性を感じています。