2010年8月20日金曜日

戦没者追悼式

 戦後65年となる今年、戦没者追悼式が19、20日と浦河町、新冠町で執り行われ、遺族や来賓、関係者が出席して冥福を祈り平和を誓いました。遺族や戦争体験者の高齢化により戦争の記憶がどんどん薄れていくことを恐れる戦後世代も動き出しています。昭和26年生まれの小説家浅田次郎氏はカムチャッカ半島直近の占守島を舞台に戦争の本質をあぶり出す「終わらざる夏」を書いて話題になっています。経済交流が盛んになるに従い、かつての仮想敵国も、互いを必要としあうグローバル社会に組み込まれてきました。アジア諸国の隆盛は我が国の在り方を再考させています。色々な考えがあるのは当然ですが、まずは、「戦争は決して起こさない」を共通項として、特に若い世代には、正しい国際理解と、戦中・戦後の苦難を乗り越えてきた、先輩世代の思いを共有する機会を持ちたいものです。

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