2016年9月28日水曜日

シャクシャイン法要祭

 第70回目となるアイヌ民族の英傑シャクシャイン法要祭が新ひだか町真歌で開催されました。関係者はじめ約千人が道内各地から参列し、シャクシャイン像前でカムイノミを行い功績をしのびました。
 シャクシャインが生きていた時代は今を去る約350年前。大和民族に不利な交易条件を強いられ、土地を奪われ、移住もさせられ、虐げられてきたアイヌ民族でしたが、近年、少数民族に対する国際的関心の高まりもあって、民芸、舞踊、刺しゅうなど文化的側面が見直されています。
 JR東日本では来年5月、豪華寝台列車で、隠れた名所・文化を発掘する旅を企画し、アイヌ民族の装飾品、生活文化を学ぶ機会を組み込むとのこと。過去、考古学の名の下に分散した遺骨の返還運動も市中の注目を集めています。シャクシャイにつながる末裔の努力のたまものと敬意を表します。

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