2016年5月25日水曜日

田植え真っ盛り

 日高管内の米農家の皆さんは今が田植えの真っ盛り。天候にも恵まれたこともあって、あと
二、三日で田植えも終わるようです。今年も豊作を祈念しています。
 住民の過半数が65歳以上の限界集落、2010年の総務省調査では全国に1万カ所もあるとのこと。その4年前の調査より15%も増えているそうですが、限界集落は何もしなければ消滅集落となっていきます。
 田んぼにはタニシやカエルが繁殖し、それを餌に鳥が集まり、豊かな自然環境が維持されます。 田んぼのあることは農業従事者ばかりでなく町全体にとっても大切なこと。農業集落の維持に多くの方が関心を持っていただきたいと思います。

2016年5月24日火曜日

様似ウニまつり

 初夏の気分さわやかな、そんな一日、様似町、観光協会、商工会漁組等で組織する実行委員会主催の「様似ウニまつり」が開催され、エンルム海岸特設会場には、札幌や帯広市などを含め、町内外から約4千人が訪れました。パフンウニやツブ貝、白貝、ベニーズワイガニ等の香ばしい匂いや、バ-ベキュ-コンロを囲む人たちの歓声が快晴の海岸に広がりました。
 人口減は日本全国の問題ですが、人口減への対応は様似町でも喫緊の課題です。 世界的に貴重な地形や地質を持つとしてアポイ岳が、自然公園「世界ジオパーク」に認定されましたが、人が集まるこのようなイベントの中からも、次の広がりにつながるきっかけが生まれてくることを期待しています。

2016年5月16日月曜日

第4回シベチャリ武四朗まつり

 第4回シベチャリ武四朗まつりが新ひだか町アイヌ協会の主催で開催されました。
 幕末の探検家で北海道、樺太を踏査した松浦武四朗。「北海道」の名付け親でもあり、多くの業績を残しましたが、そこには、武四郎さんのサポート役を担い、共に苦難を乗り越えたアイヌ民族先祖の存在も忘れることはできません。この催しは武四朗さんと、同行したアイヌ民族の先祖を供養し、功績を考える機会としたもので、今回も多くの参加者のもと、イチャルパやカムイノミ、講演会、古式舞踊が披露されアイヌ料理を楽しみました。
 様々なアイヌ文化の紹介行事が多くなっている気がしています。また若い世代も伝統文化に自信を持つようになり、それらの人たちの活躍もあって、全国的にも少しずつ広がりを見せるようになってきました。経済至上主義が見直され、アイヌ民族の価値観に時代がようやく追いついたといえるのかも知れませんね。

2016年5月7日土曜日

桜の見ごろ


 春の日高路  桜の見どころといえば、静内の二十間道路、浦河西舎の桜並木道、えりも庶野の桜公園が特にお勧めではないでしょうか。今年はこのゴ-ルデンウイ-クを見ごろに、地元はもとより各地から花見客が大勢来られています。
 二十間道路は、幅約36mで距離7Kmの直線の両側に、樹齢100年を超えるエゾヤマザクラなどが約3,000本が並んでいます。日高山脈を望んで景観は圧巻ですが、全国的に有名すぎてもっとゆったりしたサクラを楽しみたい人は、浦河やえりもがお勧めかも知れません。
 どちらにしろ、これを地元活性化に使わぬ手はありません。2011年620万人だった訪日観光客は2015年には2千万人の大台に届く勢いでした。旅行消費額は8千億円から3兆5千億に伸びています。16年3月策定された政府の「明日の日本を支える観光ビジョン」では、2020年には訪日外国人客数4千万人、旅行消費額8兆円、30年にはそれぞれ6千万人、15兆円を目標としています。千歳空港に近いこともあり、地の利は十分あるといえるでしょう。