今年なって日高管内の企業倒産が六件、職種も木材製造業、電気配線工事、水産加工、ホテルにレストラン等、長引く不況に地元経済は耐え切れなかったようです。木材製造業者には創業百年の企業もあり、厳しい管内の経済が今後も危惧されて予断を許さない状況です。
林業といえばドイツではITを利用し、伐採、製材、加工を域内で循環し、サービス業とも結びつけ、雇用の創出を実現している例があるそうです。道内の最近のニュースでは、美幌博物館で、駆除したウチダザリガニを、籾殻と混ぜて有機肥料づくりに利用する取り組みの紹介がありました。日高管内には農地があり、海があり、森あり、馬があります。農・水・林各業の製造加工過程で生み出される未利用、低利用の副産物や破棄されるだけの「ジャマモノ」にも、有効利用の可能性が眠っているはずです。食や観光も含めた各業種を有機的に結びつけた管内経済自立への挑戦が求められています。その糸口が自発的に生まれるように仕向ける「行政の役割」が期待されている時代が今だと思います。
2013年4月13日土曜日
企業倒産
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