JR留萌線廃止の協議が行われていますが、他人ごとには思われず、視察に行って来ました。増毛町から留萌間を列車にゆられながら車窓からの風景をながめ、賑やかだった時代・歴史を思い日高線を重ねました。増毛町では町の人からお話しをうかがいました。「JRとして利用者を増やす努力より利用率が低いところは切り捨ててゆくのですね」、「来年3月の新幹線開通は私達には関係はないね」
バス路線さえ撤退の話を聞く現在、JR廃止後の交通機関はどうなるのか。確かに、観光スポットに生活路線を組み込んだ十勝バス、マイクロバスを使い乗り合いタクシーとしてバス撤退を乗り越えた旭川中央ハイヤー等の成功事例も散見されるようになっていますが、過疎自治体には重い課題です。
JR存続は地元の悲願ですが、人口減が続くなか、道路、鉄道、空港の交通インフラをどうつないで利便性を確保するのか。広域自治体としての道庁と地元自治体、交通機関が公共交通の分担と連携、補完について、知恵を出さねばならない現実が待ち受けています。
「地方創生って何ですか、弱い者は負ける世の中って嫌ですね」 と言っていた増毛の初老の方の言葉が耳に痛く残っています。
2015年9月6日日曜日
JR留萌線廃止
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿