2022年8月8日月曜日

ご連絡と御礼 ~故・金岩武吉 49日忌を迎えるにあたって

 本年6月21日午後12時02分、金岩武吉(北海道議会議員・日高振興局管内選出)が永眠致しました。19年近くの道議としての活動期間、皆様のご支援・ご鞭撻をもって、政務に全力投球できたこと、心より御礼申し上げます。 

 また、本日8月8日が49日忌にあたりますが、今回をもって本ブログの更新は終了致します。長きにわたり、ご覧頂きまして有難うございます。

 更新が大変遅くなりましたこと、ここに失礼をお詫び申し上げます。

 ~本ブログ管理者(金岩事務所・小林雄志)~

2022年1月6日木曜日

令和4年 ~新年のご挨拶~

 年頭にあたり新年のご挨拶を申し上げます。

 皆様の温かいご支援により充実した議員活動を続けさせて頂いておりますことに、改めて感謝申し上げます。

令和4年・新年


 さて振り返ってみますと、昨年は一昨年に引き続き新型コロナウィルス感染症が人々の生活や経済・社会活動等に大きな影響を及ぼしておりますが、人々の知恵と努力によって一年遅れの東京オリンピック・パラリンピックが開催されました。様々な評価はありますが、世界の国々・地域から多くの選手・関係者が我が国を訪れ、スポーツを通し互いに切磋琢磨し、また友情を深める姿は我々に大きな感動と勇気を与えてくれました。

 国政を振り返れば、7年8か月続いた安倍政権から菅政権に変わり、更に岸田政権へと移り国政選挙が行われました。秋も深まった頃にはコロナの脅威もピーク時に比べて低下の傾向にありますが、引き続き油断は禁物であります。

 そんな先行き不透明な状態だからと、いつまでも地方の活性化に手をこまねいているわけにも行きません。国は疲弊した経済を立て直すための効果的な手段の一つとして「食と観光」による地域振興を奨励しておりますが、経済活動や社会が新しい形で動き出そうとしていたここにきて、世界各地で新型のオミクロン株の感染拡大が始まりました。

私の地域・日高管内を振り返ってみますと、春にはJR日高線が廃止となり、秋には海域一帯で赤潮が発生し、ウニ・ツブ・タコ・ナマコ等々日高の海の代表選手が大きな被害を受けております。


私はこのふるさと・日高を次の世代に何を残して行くべきなのかを考えておりました――日高には「日高山脈」という『宝』があります。この『宝』が今、「国定公園」から「国立公園」化に向けて動き出す中、これが日高の抱える諸問題の解決策の一助とするためには、今しっかりと議論しておかなければ後世に悔いを残すことになる――その思いから約20年前に中止になった道道静内中札内線についてや、スーパー林道について等の議論を鈴木直道知事と行ない、同時に管内にて日高山脈に通じる大小数々の林道の視察を行なって参りました。

新しい年を迎えて真白に雪のかぶった日高山脈を見入る時、ふとこんな歌を思い出しました。

「分け登る麓の道は多けれど、同じ高嶺の月を見るかな」(一休禅師)

 地図を思い出していただければ一目稜線ですが、日高山脈は日高の山脈にあらず。日高管内に住む人々を始め、十勝管内の人々、そして自然を愛する内外の多くの観光客や登山家等、この美しい山脈を訪れる方々の山でもあり、それらの方々が地元の町々を巡りながら活発に交流が図られる未来を思うと、大きな希望と夢が膨らんで参ります。コロナ禍の危機による変化を好機として捉え、日高の馬産業やアイヌ文化等、日高だから活かせることも多々ありますが、それぞれの産業・活動に携わる人たちが日高の『宝』とともに地域の魅力を高める工夫をし、日高管内全域の課題として取り組む姿勢が大切であろうと思います。このことが国の進める「新しい資本主義」の原点であり、このふるさとにとって「食と観光」の分野で主体的に地域創生を図ろうとするものだと思います。

 皆様にとりまして本年が希望に満ちた明るい年でありますようにご祈念申し上げ、新年のご挨拶と致します。

                              北海議会議員・金岩武吉



2021年7月9日金曜日

日高山脈は地域にとって「宝の山」 ~令和3年第2回定例道議会での質問を終えて~

 皆様の暖かいご支援により5期目の議席を頂いて既に2年2ヶ月が過ぎました。振り返ってみますとこの間、年号が平成から令和に代わり、北海道の知事も高橋知事から若い鈴木知事に代わりました。私もしっかりと次の世代に繋げる活動をしようと動き出した矢先に、新型コロナウィルス感染症が世界にも日本にも、そしてこの北海道や日高地方にも猛威を振るいました。未だ安心できる日常ではなく、その対応に振り回されている日々であります。

 しかしその反面、私には日高管内に積み残されてきた道政上の政策課題や政治課題と向き合う時間も持てました。それは日高山脈国定公園の国立公園化への対応や、JR日高線廃止後の地域振興はいかにあるべきか等々、大きな課題であります。

 去る4月30日、日高総合開発期成会から「大規模災害対応の代替道路建設」の要望が出てまいりました。私はこの要望を具象化するべく、地域資源と結びつきのある産業、つまり農業・林業・水産業・鉱業、そしてこれらと結びつく加工業、また美しい自然環境を活かした観光業など総合的な見地に立って思いを巡らしたとき、JR日高線廃止後の日高地域の振興はどうあるべきなのか、また同時に平成15年の道議会で、道道静内中札内線の活用についての高橋知事による答弁を思い出しました。昭和55年の道垣内知事以来議論を重ね完成を目指して工事を進めてきたこの静中線を「経済・社会情勢の変化」と道の厳しい財政事情を踏まえて当分中止と判断した堀知事や関係者、そして何より地域の人々の思いが昨日のように思い出されてきました。人は毎日の暮らしや活動に追われていますと他のことや長期的な将来を見通すことは大変難しいことであります。特にそれが地域の課題となると客観的に分析して見つめるためには、そのための情報が乏しく、実情は分かっているようでも時には過小に評価したり、また一方では過大に評価してしまう感覚的な見方に陥りがちになったりということも否定できません。

 私はこのコロナ禍が収束した後の北海道や日高地域の次世代に何をどのように残し、どう伝えるのか、政治の世界では何を創造し、そのためにどのような議論を重ねなければならないのか肝に銘じ、第2回定例道議会に臨みました。

 幸いにも今、日高には日高山脈という宝がチャンスを与えてくれています。管内7町の町民が知恵を出し合い協力してこそ、夢が膨らみ、実がなると信じて、知事と議論をいたしました。詳細については後日、順を追ってご報告させていただきます。

北海道議会議員 金岩武吉



2021年1月5日火曜日

令和3年 ~新年のご挨拶~



 

 地元・浦河の西舎神社にて初詣。秘書の小林雄志君と。


 年頭にあたり新年のご挨拶を申し上げます。

 皆様の暖かいご支援により、充実した議会活動を続けさせて頂いていることに改めて感謝申し上げます。

 さて、振り返ってみますと、昨年は中国で発生した新型コロナウィルス感染症が北海道、日本国内のみならず、世界各国にも拡がりをみせ、人々の毎日の生活や経済・産業ばかりでなく、スポーツや文化・教育など全ての分野に大きな影響を及ぼしました。

 本来なら東京オリンピック・パラリンピックで世界の国々から大勢の人々が我が国を訪れ、スポーツや観光を通して様々な交流が行われ、新しい友達や新しい発見・発想が芽生える絶好の機会でありましたが、果たしてこれを実現できるのか、今年は大きな正念場を迎えることになりました。この東京オリンピック・パラリンピックが、世界のコロナを吹き飛ばす絶好の機会となり、これまでのオリンピックとはひと味違った、大いに盛り上がった大会になればと祈念しております。

 一方、国政関係では昨年十一月に、七年八ヶ月続いた安倍内閣から菅内閣へと政権の交代が行われました。鈴木・北海道知事は時折、「ピンチをチャンスに」と口にされますが、それを言うならまさしく「今でしょう!」。

 AIがますます進化し、企業や生活、そして子ども達の学習にリモートワークの利用拡大が進み、社会全体にも様々な変化をもたらすことになるのではないでしょうか。

 中国には「退一歩海闊天空」ということわざのあることを思い出しました。「一歩退けば視野が広がり、海が果てしなく見え、空が開ける」ことですが、状況や考え方が行き詰まった時こそ、思い込みのまますぐ行動せず、別の発想をしてみれば、気持ちが緩やかになり、世界観も広くなって道は開け、良い解決方法も見つかるとの教えであります。そんなことを思いながら、昨年を振り返りますと、コロナ禍で日々変化する数字に一喜一憂しながら議論してきた気が致します。そしてそのために大切なふるさと再生議論は目先のことだけが語られ、将来のふるさとのあるべき姿を見失っていたのではないかとの反省と同時に、無気力感を覚えました。

 年が改まり、穏やかな時間を過ごす中で、私は議員を目指した初心に立ち返り、次の世代に何を残して行くべきかをしっかり議論して参りたいと決意を新たにしております。

 皆様にとりまして本年が希望に満ちた明るい年でありますようにお祈り申し上げ、新年のご挨拶と致します。

2020年6月4日木曜日

「新しい道議会庁舎」と「活動再開」と

 



新型コロナウィルス感染症拡大による国の緊急事態宣言が、北海道においては5月31に解除されました。が、今現在のところ、予防のためのワクチンや、治療のための特効薬が開発されたわけでもなく、これからも感染拡大防止のため、我々道民ひとりひとりが引き続き、しっかりと予防対策をとり対処していくのが肝要です。

 北海道議会も旧庁舎から新庁舎への引っ越しを終え、この6月より新庁舎を使っての開催となりました。まずは2日、3日と各委員会が開催され、16日からはいよいよ本会議が開会されます。


 また、2月下旬からのコロナ感染拡大防止のために中止・延期されていた各種会合やイベントも、しっかりと予防策をとる中で少しずつ動き始めました。
 私自身も、日高の農業、漁業、商業など各種産業や、皆さんの生活も気になる中、少しずつではありますが、地域の実情を見て、聞いて、話して・・・と地域回りを再開し始めました。



 新型コロナウィルスとはまだまだ長い付き合いになりそうですが、目の前のたくさんの問題に負けることなく、また、油断することなく、力を合わせて乗り越えて行きましょう!

 

2020年4月14日火曜日

今こそ政治がリーダーシップを!! 道議会令和2年第1回定例会報告


全世界が『未曽有の危機』にさらされる事態となりました。新型コロナウィルスの猛威の中で、2 27 日に令和 2 年度の道議会第 1 回定例会が開会され、その翌日には鈴木直道知事より非常事態宣言」が出されました。その後は当初の審議スケジュールは変更される中、就任から約 1 年経った鈴木知事の初めての予算編成が、具体的政策とともに提案されました。そして 3 25 日には「新型コロナウィルス緊急対策費」を盛り込んだ 19 年、20 年度の一般会計補正予算約 277 3400 万円を含む、総額 2 8201 億円を可決して閉会しました。 



私は皆様の温かいご支援とご理解の中で充実した議員活動を続けられている ことに心から感謝申し上げながら、昨年 10 月より秘書の小林雄志君とともに、 皆様のご自宅や事業所を訪ねご意見を伺う時間をより持つことを心掛けて参りました。しかし 2 3 月は新型コロナ騒動で思うように活動が出来ず、新年度を迎えてしまいました。また、新年度が始まったものの、春の入学式・入社式にはじまり、夏ごろに予定されているお祭りや地域の恒例行事などまで、様々なイベントや集会も次から次へと見送りや縮小になった状況が続いています。


有効な治療薬やワクチンが存在しない今は、手洗いや個人間の接触を減らし、 移動を極力避ける対策などしかないとするなら、経済にも大きな影響をきたす ことになります。この 3 25 日に可決した「新型コロナウィルス緊急対策費」 を盛り込んだ補正予算では、道民の安心・安全を保つには不充分です。政府によ る 1 日も早い実効性のある対策が必要であり、また道議会としても早急に臨時 議会を開き、対策の議論が必要であろうと思っています。政府はコロナの影響で収入が減少した人へ 30 万円支給するとか、布マスク 2 枚を全世帯に配るとか、新型コロナウィルス感染症の治療効果が期待できるとされる新型インフルエンザ治療薬「アビガン」を 200 万人分備蓄する方向で検討しているとか、医療機器の増産要請をするなど各種対策に動き出しています が、首都圏を中心にウィルスの感染が急激に広がっていると同時に、自粛の連続で常に神経を尖らせている私達には心身ともに大きなストレスとなってきていることも事実であります。 


3 月上旬に新冠町商工会が「新型コロナウィルスによる企業活動の影響調査」 を行い、その報告書を一部頂きました。感染の終息が見通せない中で、地域の中 小企業者にも深刻な影響が出ていることが分かりました。 『補助対策等で要望したいこと』の設問では、「パート従業員への賃金補助」、「運転資金の優遇制度」、「助成金や補助の申請書類の簡素化」、「申請ガイドブック自体が難しいため、もっと簡素化してほしい」等といった意見がありました。


 今こそ政治がリーダーシップをとり、議員は目前の現実と向き合い、大きな問 題の解決のため、全力で取り組んでいかなければならぬ責任の重さを感じる毎日でもあります。

2020年3月12日木曜日

未曽有の危機との闘いに打ち克つ‼ ~新型コロナウィルスの猛威~


道内、とりわけ日高は、今年雪も少なく、暖冬のまま穏やかに春へと移るかと思っていたところ、立春の頃より北海道のみならず、全国、全世界が『未曽有の危機』にさらされる事態となりました。新型コロナウィルスの猛威です。

なによりもお亡くなりになられた方々へ心より哀悼の意を表するとともに、感染・罹患し闘っておられる方々、そして医療・福祉・検疫・教育…そのほかありとあらゆる現場で、この脅威に真正面から向き合い、危機を克服すべく闘っておられる方々に最大限のエールをお送り致します。

北海道では2月28日、早期終息を目標に知事より道民の皆様へ向け「新型コロナウィルス緊急事態宣言」が出されました。また、その前日に開会した北海道議会令和2年第1回定例会も、この緊急事態に際し、当初のスケジュールが変更されることとなりました。


道議会は、道民の「生命・生活・財産」を守り、よりよくしていくために知事と議会とが両輪となり議論しながら施策方針を作り上げていく場です。
中でも今議会は、就任から1年を経ようとする鈴木知事が、独自色を以て新年度の予算をその具体的施策とともに提案し、議会とともに新しい北海道の形を模索しながら構築していく、大変重要なタイミングでもあります。

我々道議会議員は各自、その本来の目的と重要性をしっかりと胸に刻むと同時に、目の前の大きな脅威に打ち克つ施策の確立に向けて、尽力して参りたいと思います。


現状の日高において以下の取り組みがとりわけ重要だと思われます。
喫緊の課題への対策として、


  緊急非常事態時の検査・検疫・医療のへの行政の関わり方の検証・改善 

  児童・乳幼児・老人・障がいを持つ方・生活弱者の生命・生活を守るための具体的行政支援 

  道民に正確な情報を迅速に伝達・拡散する現手段・方法の検証・改善

 加えて、直接的・間接的被害が長期に及ぶことから、

  多大なリスク・コストを負うであろう労働者への支援 

  農業・漁業・観光業・流通業・製造業など各種産業の緊急支援と、リスタート・リブートのために長期視野に立った支援

など全力で取り組みたいと思います。皆様のご意見やご要望などもぜひお聞かせ下さい。

2020年2月17日月曜日

イランカラプテ! 恒例のアイヌ文化祭に行きました

『シシリムカ アイヌ文化祭』~第31回アイヌ文化伝承活動発表会~ が、平取町の中央公民館で盛大に行われ、参加してきた。





私は他の行事もあり遅参する形で伺ったが、アイヌ語教室の生徒さんによるアイヌ語での劇や、平取アイヌ文化保存会や浦河アイヌ文化保存会の皆さんによる多彩な表現の各種古式舞踊やムックリ演奏、工芸教室の生徒の作品など、耳も目も心も楽しませて頂いた。
 また、木幡サチ子さんによる美しいアイヌ語での口劇、平取の子どもたちによるニュージーランド先住民との交流の報告会など、老若男女問わず、アイヌの文化や伝統を、新しい世代や国内外を問わず外の世界に伝えていく、あるいは相互で交わっていく姿に感動・感銘を覚えた。
 文化祭後の交流会ではたくさんの方々と意見と酒を交わし楽しく有意義な会となった。








・・・ここ浦河にもようやく冬らしく、雪が降り、積もりました。

異常気象ではない、当たり前の景色、当たり前の風景、当たり前の自然現象・・・この当たり前の自然の状況が続いてこそ、日高地方のみならず北海道の農業、漁協、林業、鉱業のみならず、建設業、製造業、商業、観光業、各種行政サービス…いずれもが成り立っています。

雪が降りすぎても困る。かといって雪が降らなすぎるのも困る・・・当たり前の日々の、当たり前の季節が毎年自然の中で過ぎて行って、我々の豊かな生活に繋がって行く。人もそんな自然を構成する一部なのだ。自然に生かされている。自然のおかげで生きている。自然とともに生き、自然を尊重して生きてきたアイヌの方々の精神に、歌や踊り、語りなどで触れるにつけ、改めてそう感じました。



2020年1月28日火曜日

令和2年度『21・ふるさとを考える交流会懇親会』in札幌 を開催致しました!

 124日、札幌にて『21・ふるさとを考える交流懇談会』を、ジャスマックホテルにて開催致しました。

 新しい年が明けて3週間と少し。また、金曜日の夕方という、皆様にとってはお越しになりにくい時期・時間にもかかわらず、札幌及び近郊、そしてふるさとの日高の各町から200名近い方々にお越し頂き、誠に感謝の気持ちでいっぱいです。

 懇親会は、実行委員長の元参議院議員・中尾則幸さんの開会ご挨拶に始まり、世話人代表の前衆議院議員、株式会社北海道通信社長の松木けんこうさん、来賓をご代表し衆議院議員の山岡達丸さん、公営企業管理者の小玉俊宏さんよりご挨拶を賜りました。

 また、スリーネーションズリサーチ株式会社の植草一秀さんより、『消費税大増税後日本経済のゆくえ』と題して、講演をして頂き、会場の皆様ともども、主に経済面から見た日本の将来の在り方についてしっかり勉強させて頂きました。

 その後、札幌市建築業組合理事長の細坂一美さんより乾杯のご発声を賜り、交流懇親会に。道議会での所属会派の結志会や、道議会議員の仲間。日高振興局内7町の町長と、町議会議長。各種各方面の企業・団体の皆様にもお越し頂きました。それぞれお時間の許す限り交流、意見交換して頂くことで、北海道、日高管区の明るい未来の構築につながるべくお役に立てたならば大変嬉しく、有難く思います。

…大寒も過ぎ、ますます寒く冬らしくなるかと思うものの、わがふるさと・日高管区の浦河町は相変わらず雪がほとんど降りません。道路にも雪がないので、とても運転しやすいですし、朝に雪かきをする手間も省けます。と、雪が少ないことがよいこともあれば、悪い影響もあるかと思います。何事も目先の事象だけで考えるべきではありません。

 政治も経済もそうです。これからもどんな事象、どんな問題も多次元・多面的に捉えて、遠近両用の視点を持って道政の諸課題に取り組んで参りたいと思います。

2020年1月20日月曜日

初夢の話 ~令和のふるさと~


 昨年は「JR日高線」の問題が道議会でも問題になりました。管内町長たちも精力的に活動されました。私も議会では道当局と議論させてもらいまいたが、この問題はなかなか根が深く、日高線廃止、バス転換に関するJR当局と各町長との個別協議は越年することになりました。そんなことをあれこれ考えている間についつい夢を見てしまいました。


 夢―それはこんな夢です。えりもで多くの風車が電気を起こしています。その電気がJR日高線の上を走り、苫小牧の変電所に向かっています。その下には電車が走っています。様似・札幌間を2時間、新ひだか町から1時間半。電車には学生さんや病院に通う人々、ふるさと祭りで帰ってくるお孫さんや子どもたち。大勢の観光客や親子連れのインバウンド客が大きなスーツケースを引っ張って電車に乗り込んでくる。地場の新鮮な野菜や魚が札幌から関東方面へ出荷される。人口減少に悩むわが町で人の流れが変わってきた。インバウンドが求めるものは小さな町でも大きな町でも、その町のうまい食べ物や美しい風景、人々との出会いや触れ合い、そしてインスタ映えするもの、なんだか令和になって生まれ変わったふるさとの姿―そんな夢にしたくない夢でした。お笑いください。



 今は情報化の時代です。AIIoTなど情報機器を操作する人がいなければ管内にある宝も光を放ちません。日高が先発後進地域といわれる理由は、160Kmの海岸線を町と町とが互いにどう結び、共存や連携をどう進めて行くのか、これからもさらに突っ込んだ話し合いが大事な気がいたします。

 日高は札幌を中心とする道央圏の一つです。日高と札幌をどう結ぶかが人口減少対策の一つになるかもしれないと考えるこの頃です。

*日高報知新聞令和2年1月1日号「子(ねずみ)年を迎えて」寄稿文より抜粋。一部加筆。




2020年1月17日金曜日

令和2年 ~新年のご挨拶~

 年頭に当たり新年のごあいさつを申し上げます。


 皆様の温かいご支援により5期目の当選を果たせて頂き、すでに半年が過ぎました。
 顧みますと、私が政治の世界に身を転じたのは、時代が昭和から平成に変わった年であり、それから今日まで31年間、ひたすら国政や道政の動きの中で過ごして参りました。時の流れに「起承転結」をみるとすれば、私にとって平成の時代がまさしく「結」にあたる時代であったとの思いがいたします。


*2日、浦河町・西舎神社に詣で、騎馬参拝を見ました。

 わが国は、明治で武士の時代から近代国家へと変身し、これを大正が引き継ぎ、昭和で転化させ、最後に平成で政治や経済・人々の暮らしや文化まで完結しようとした思いが感じられたからであります。平成に入ってバブルがはじけ、道内を含め銀行や大型店舗などが相次いで破綻し、さらに政権の交代や再編、また東日本大震災や阪神・淡路大震災などは、九州から北海道に至るまで全国各地が揺れ動くといった多くの自然災害により深刻な被害が発生しました。今は災害復旧や防災対策も進み、被災地は新しく生まれ変わりつつありますが、決して気をゆるめることはできません。
 
 北海道は、昨年「北海道命名150年」を迎え、高橋はるみ知事から38歳の鈴木直道知事に変わり、道政もまさに平成から令和の新しい時代を歩み始めました。私たちは次の世代に何をどう残し、どう伝えて行かければならないのか、また、政治の世界では何を創造し、そのためにどのような議論が必要なのか、年の初めに当たり思いを新たにしています。



 皆様にとりまして本年が希望に満ちた明るい年でありますようにお祈り申し上げ、新年のごあいさつと致します。

*日高報知新聞令和2年1月1日号「子(ねずみ)年を迎えて」寄稿文より抜粋。一部加筆。

2019年11月19日火曜日

令和元年度『21・ふるさとを考える交流会』を浦河にて開催しました

令和元年11月15日、浦河町で『21・ふるさとを考える交流会』(於「浦河ウエリントンホテル」)にて開催致しました。

昨日来の荒天候の中、日高振興局内の7町(浦河町、様似町、えりも町、新ひだか町、新冠町、平取町、日高町)を中心に多数の皆様がお越し下さいました。また、浦本元人・北海道副知事、松木けんこう・前衆議院議員、池田拓・浦河町長、坂下一幸・様似町長、泉紳一・えりも町副町長などご来賓の皆様からもご祝辞を頂き、雪雲を吹き飛ばすかのような、晴れ晴れしい会となりました。お越し頂きました皆様、お手伝い頂きました皆様に、心より感謝申し上げます。

JR北海道日高線や人口減少、漁業・農業など道内、とりわけ日高振興局内の各種産業の抱える問題・・・課題は山積していますが、いたずらに次の時代、次の世代に先送りするのでなく、問題の本質をしっかりと捉え、一つ一つ解決させていくことが、私の役割だと考えています。そのためにも地域の皆様の声を聞き、地域の代表として道議会において問題提議~解決・発展の道筋をつけるべく尽力して参りたいと考えます。

ようやく日高山脈にも雪が積もりました。本格的な冬の到来です。
「冬来たりなば春遠からじ」
今、日高地方はたくさんの問題を抱えていますが、それ以上に海山里の豊かな自然とそれらを活かした産業、そしてここに住む温かく勤勉な人々と、計り知れないほどのたくさんの財産があります・・・解決できない問題はない!! そういう信念の下、今後も皆様と力を合わせて頑張りたいと思います。

2019年11月13日水曜日

『第63回日高地区PTA研究大会兼母親研修会様似大会』

『第63回日高地区PTA研究大会兼母親研修会様似大会』が様似町の様似小学校で開かれた。日高管内全7町からPTAの会員が集まる大会だが、ざっと見る限りでも300人以上出席されていたようだ。

日高地区PTA連合会の能登会長の挨拶の後、波岸・日高教育局長より全国学力テストの結果報告があった。本年度の日高地区の子ども達の学力は伸びて来ているという嬉しい報告。
しかしながらこれで一喜一憂するのではなく、しっかりとしたビジョンの下、長い目で子ども達の学力を伸ばすよう、子ども達だけでなく教育者や保護者・家庭はもちろん、地域の方々が知恵を出し合う努力をしていかなければならないと実感する。

開催場所として、木のぬくもりのある素敵な様似小学校の体育館。ここをお貸し頂いた様似町・坂下町長の挨拶もあり、その後は私の旧知の仲であるフードディレクター・貫田桂一シェフによる講演『やさしい食育で才能を伸ばす~脳と体によい日高の恵とは!?~』があった。
貫田シェフの楽しく、有意義な話は今度是非皆さん自身の目と耳でどうぞ!! 

・・・子ども達の成長は町や地域の成長にも直結する。そしてそれは一朝一夕でなされるものではない。私自身もそれを肝に銘じて最大限努力して参りたい。