2013年12月28日土曜日

歳の市

 今年も残すところ後3日。恒例の、大歳の市が立ち、「来年は良い年に」の願いをこめて、正月の準備が始まっています。
 官庁や大企業は27日で仕事納めですが、地方の自治体や中小企業はぎりぎりまで仕事に追われ、なかなか仕事納めにはならないのが現状の様です。
 アベノミクスがどんな来年をもたらすのか、日中韓関係、TPP交渉などの行く末も気になります。みなさんにはどうかご健勝で、より良い年でありますように。

2013年11月4日月曜日

文化の日に思う

 11月3日は文化の日。日高管内各町で表彰式が開催されました。今年は新ひだか町に出席をさせていただきました。町功労や文化、スポーツ・教育等に貢献された方々に対し、永年のご苦労に、わたしも、敬意を表しお祝いを申し上げました。
 経済が苦しくなれば、ともすると、金の動きに心がとられ、文化活動を低く見がちです。しかし、ねぎらいの一服のお茶や、一枚の絵画に心が癒されるものです。昨日の、日本シリーズの楽天の優勝が、東北大震災被災者の心をいかに力づけたか。テレビ画面からもひしひしと伝わってきました。苦しい時こそ人の心を潤すものが、また文化である、と改めて思っています。
 
 

2013年11月3日日曜日

新ひだか町シルバー人材センター創立20周年

 新ひだか町シルバー人材センターの創立20周年記念式典が行われました。平成5年11月に静内町高齢者事業団として設立し、その後、社団法人として、また昨年には公益社団法人にと移行しながら活動を継続してきました。記念式典には会員や賛助会員等の関係者約140人が出席し、「事業収入は最盛期の半分まで減少しているが、会員が健康と生きがいをもち、地域社会に貢献するため、今後も団体として活動を続けていきたい」との理事長の挨拶がありました。その後感謝状が渡され、功労表彰、永年表彰が行われました。懇親会では、日本舞踊や民謡等で和やかな祝賀会になりました。
 今後は、ますます、シルバーの人たちが重要視され、地域を隅々まで知っている故の活躍が期待されるようになると思います。末永い活躍を祈念しています。20周年おめでとうございます。

2013年10月28日月曜日

第43回門別ししゃも祭り

 第43回門別ししゃも祭りが富川沙流川せせらぎ公園で開催されました。会場には、町内始め近隣の市町村や観光客等、約一万八千人が押しかけ大盛況。ししゃも寿司やししゃも汁、ししゃもの炭火焼き等ししゃもづくし。生ししゃものつかみ取りでは、約140キロが一時間程で完売しました。すだれの屋台には家族連れや観光客が行列をつくって、ししゃも三昧の祭りとなりました。
 限られた地域でしかできない、この種の祭りの強みと言ってしまえばそれまでですが、ししゃもそのものがいかに人気がある食材であるかを示しています。しかし、上流から海までの流域全体が、ししゃもを育てているのですから、資源管理は大変です。
先頃、「世界の文化遺産」に「和食」が選ばれたとの報道がありましたが、消費者も健康の意味からばかりではなく、食材を育む環境にも関心を寄せ、和食文化により親しんでいってほしいと思います。

2013年10月20日日曜日

道民森づくりネットワークの集い2013

 道民森づくりネットワークの集い2013が開催されました。会場の赤レンガ庁舎前庭の広場では、○×クイズや講演会、ツリーイングやクラフトづくり、また、キノコ汁、名水コ-ナ等のサ-ビスもあり内容は盛りだくさん。
 日高からは鮭の定置網組合が協賛してサケのつかみ取りが提供され、普段の暮らしでは、切り身しか見ていないような子供達が、用意されたかっぱを着て鮭と格闘し、捕まえた鮭をプレゼントされ大喜び。印象深いイベントになったことでしょう。
 えりも町からは、緑化のパネル展、マツカワカレイの展示があり、「森づくりは海づくり」をコンセプトに、この集いへの参加です。 
 「木育」という言葉は、北海道から提案された、新しい教育用語です。森は海の魚さえ育て、生物の多様性に寄与します。森林のセラピー効果などもあり、森への関心を一層高めるには、この言葉の力は大きいように思います。
 地球温暖化や自然環境保全の面から北海道の存在感がますます高まります。森づくりはその大事な取り組みの一つとして、今後も北海道が力を入れていくべきものと思います。

2013年10月16日水曜日

町民ウォーキング大会

 14日は体育の日。各地でマラソン大会やウォーキング等、運動や健康づくりにちなんだ行事が開催されました。浦河町でも町民ウォーキング大会が開催され、秋晴れの清々しい空気の下、私も5.7キロの道のりを参加者約150人の人たちと、心地よい汗を流しました。
 秋色が深まった風景をやり過ごしながら、談笑しつつ歩いていると、政策検証や議論の日ごろの緊張とは別に、ゆったりした時間の中にいる幸せを感じます。仕事に忙しく、こんな日は寝て過ごすという方も、次回は、一度だまされたと思って参加してみませんか。新たなふるさとの魅力を知ることにもなり、心身ともにリフレッシュすることは間違いありません。

2013年10月13日日曜日

浦河高等学校創立80周年記念

 北海道浦河高等学校の創立80周年記念式典が行われました。本校は1932年に町立実践女学校として開校し、その後1941年に町立浦河高等女学校、1948年に男女共学の道立高校として改称再編されました。さらに昨年度からは様似高校と再編統合し総合学科高校に移行しました。これまでの卒業生は17000人を超えています。式典には在校生や教職員、卒業生など関係者約530人が出席し、粛々と節目を祝いました。
 少子化による生徒数の減少により、高校の統廃合が全国的にも進んでいます。
 今後の浦河高校には、特色ある教育活動をいっそう進めていただき、生徒一人一人が明るく、安心して過ごせる学校として、保護者や地域の支援者の方々と共に、道政の立場からも見守っていきたいと思います。

2013年10月8日火曜日

えりも海と山の幸フェスティバル

 えりも町の秋の人気フェスティバル「えりも海と山の幸フェスティバル」第32 回 が 開催されました。秋晴れに恵まれた10月最初の日曜日となる6日、会場には鮭のつかみ捕りや、もちまきなどへの参加を楽しみに、 町内外から約8千人が集まりました。
 えりも高校生による郷土芸能「駒踊り」の発表は、見学者の感動をよび、歓声があがり、会場を盛り上げてくれました。   
 漁協女性部から無料で提供いただいた「さけ鍋」も大好評で、まさに全員参加型のイベントとなり、その醍醐味をみなが楽しんでいました。
 販売コーナーには、サケやツブの他に、黒毛和牛、短角牛、エゾシカ肉が格安で提供され、えりもの秋の味覚を存分にアピールしていました。会場設営などでご尽力いただいた関係者の皆様、お疲れ様でした。

2013年10月7日月曜日

様似消防設立100周年

 様似町の消防組織が設立されて100年、その記念式典が関係者150人の出席を得て開催されました。式典では、町長の式辞の後、功績のあった元消防団長、副団長や分団長など19人の方々に感謝状が贈られ、参会者一同、100年の歴史と先達のご労苦に思いを馳せながら、消防活動への決意を新たにしていました。
 消防活動は消火活動に止まらず、色々な災害の被害軽減などに資するため出動します。地球の温暖化の影響か、気象変動も、昨今は振れが大きくなっています。今まで以上に大変な事態に直面することもあるでしょう。    
 万一の事態には、日頃の成果が十分発揮できますよう、健康には十分ご留意いただき、今後とも地域の民政安寧をよろしくお願いいたします。

2013年9月25日水曜日

第67回シャクシャインの法要祭

 第67回シャクシャインの法要祭が新ひだか町真歌公園で開かれました。シャクシャイン像前では、全道各地より多くのアイヌ民族関係者、来賓の方々が集まり、伝統儀式の「カムイノミ」が行なわれました。 
 アイヌ文化も、、ようやく、日本の中に定着させることが出来るようになってきたと思っていた矢先、北海道に招かれたマオリの女性が、口の入れ墨を理由に温泉への入浴を拒否された、という事件がありました。2020年の東京オリンピックには世界中から、いろいろな伝統文化に彩られた大勢のお客様がわが国を訪れます。オリンピック誘致に際してアピールした「お持てなし」は相手を尊重することでもあります。私には、シャクシャインの突き上げた杖が、「偏見を去り真の国際化を目指せ」と叫んでいるように見えました。

2013年9月17日火曜日

第36回ペテカリ祭

 第36回ペテカリ祭が開催されました、このイベントは社会福祉法人ぺテカりの園と静内桜風園による実行委員が主催し、障がい者と地域住民との交流を深める目的で行われています。
 会場では、バザーや抽選会のほか、特設ステージが設けられ、文化団体や施設利用者、職員による歌や踊り、アトラクションが披露されました。
 東京オリンピック招致が決まり、思い起こす方も多いであろう、半世紀前の東京オリンピックと「日本の元気」。しかし、障がい者や、そのお世話をする人たちも含めた福祉事業関係者の幸せなくして、「日本の元気」を取り戻した、ということにはなりません。「北海道の元気」に向けて、私も地域と道政を結びつける役割をしっかり担うつもりです。

2013年9月7日土曜日

アザラシ被害実態調査

 道議会、水産林務・環境生活の両委員会が、えりも岬周辺に棲息するゼニガタアザラシによる漁業被害の実態調査のため、現地を訪ねました。
 環境省が5月に予定していた試験補殺を、石原伸晃環境大臣の発言を受けて中止にした経緯もあり、秋の定置網漁が始まったことから、改めてこの日の調査になりました。
 4日は、食害の実態や窮地の声を漁師の代表から直に聞きとり、5日には岬漁港で実際水揚げされている鮭を確認しました。
 浜では、「理不尽な大臣発言に国や行政への不信がこれほど大きくなったことはない」、との怒りの声にじっと聞き入りましたが、弁解のしようもなく、国や大臣へ、しっかりと実情を訴えていくことを誓いました。

2013年8月27日火曜日

うららべつふぇすた

 駅舎や駅前広場に1日だけのカフェや雑貨、花売り場、子供の遊び場等があったら楽しいだろうと、地域の若い女性達が中心になって「うららべつふぇすた」が開催されました。
 今 ロ-カル線はいつ廃止になっても、おかしくない状況にあります。鉄路は地方の私達の大切な宝物。交通手段として鉄路しかない交通弱者もいます。なくなってからでは、取り返しがつきません。沿線の町村が広域で、共存共栄を考える時期が来ているようです。そんな時期に、時宜を得たこんな素敵な企画をしてくれた皆さんに、感謝申し上げます。ポニー試乗やスタンプハウスの開設など若い感性というものでしょうね。駅に、老若男女がこんなに集まったのは、いつ以来のことでしょうか。賑わいの演出、心から、ありがとう、を言わせていただきます。

2013年8月24日土曜日

サマーセ-ル開催

 日高軽種馬農協主催によるサマーセ-ルが19日から22日迄の4日間、新ひだか町の日本軽種馬協会北海道市場で開催されました。売却率は前年比7.13ポイント増の54.69%と市場関係者をホッとさせました。しかし売却平均額は前年比19万円減の409万円、厳しい日高の軽種馬生産の現実を示しています。
 このサマーセ-ルには、全国の高校で唯一、静内農業高校がサラブレッドを毎年一頭送り出しています。生徒たちが出産から育成そして競り迄、愛馬を見守り、今年は147万円で落札されました。高校生の姿に地域未来の希望の一端を見る思いがします。明日からは競馬場で活躍する馬の勇姿を夢みて勉学に励むのでしょう。高校生頑張れの声援を送ります。

2013年8月22日木曜日

救命胴衣着用推進講習会

 浦河海上保安署主催で救命胴衣着用推進講習会が開催されました。会場となった日高中央漁協市場前では、漁業者や関係者が救命胴衣の必要性や性能について熱心に学んでいました。
 海中転落事故は今年の1月えりも町で、又8月には浦河沖で発生しており、未だ行方不明のままですが、いずれも救命胴衣を着用していなかったと思われ、着用していればと後悔が残ります。
 救命胴衣は邪魔と感じることもありましょうが、浮いてさえいれば助かる命も多いのです。海保職員が実演で固定式や膨張式、カッパ式等々8種類の胴衣を着て海中に入り、効果を確かめました。これから最盛期を迎える漁業、安全操業で大漁を祈っています。

2013年8月21日水曜日

浦河赤十字病院精神神経科の廃止

  日高管内の地域センター病院、浦河赤十字病院から、「平成26年3月末で精神神経科の外来診療と病棟を廃止する」と、振興局と浦河町に伝えられました。同病院の精神神経科は現在50床、内入院35床、外来602人、精神科医師は2人います。
 閉鎖の理由として、医師の1人が定年退職となり、もう1人も退職すること。入院患者の減少していること。退職する医師が町内で診療所を開設することなどを上げています。
 精神障がい者を地域で生活させる「ベテル」の活動は全国的にも注目されて、高い評価を受け、日本統合失調症学会も当地で開催されています。浦河町はこの種の取組の先進地として住民の誇りでもあったことから、廃止を伝えられた町や町民は、ショックを隠せず、今後の医療提供体制についても不安を募らせています。同病院は現在、増改築工事中で、地域の期待も大きかっただけに、地域センター病院として今後の診療計画を早急に示してもらいものです。

2013年8月17日土曜日

夏祭り、真っただ中

 8月の日高路は夏祭りの真っただ中です。様似町のアポイの火祭り、えりも町の灯台まつり、新ひだか町三石の港まつり、平取町の義経まつり、そして浦河町の港まつり。お盆休みの帰省客や観光客、町民等が、天気にも恵まれ、いずれの会場も町の総人口以上と思われるような賑わいで、それぞれに趣向を凝らした催しが行われました。来場者は、青年部や町内商店の開設した露店を回り、短い夏を楽しくでいました。
 ふるさとのまつりに合わせ帰省するのは、町を出て働く人たちにはなくてはならない行事。ここでもらった元気が、次の一年へとつながります。帰省されたみなさん、その元気な笑顔をまた来年もお見せください。


2013年8月16日金曜日

交通事故死ゼロ2500日達成

 えりも町の「交通事故死ゼロ2500日達成」の記念式典が、えりも灯台まつり会場で行われました。平成18年の10月10日から続いた交通事故死ゼロは13日の深夜0時で記録を達成しました。この長さは道内144町村の中で11番目でとなります。まつりに集まった多くの町民と更に3000日達成を目指そうと、参加者一同誓いを新たにしました。
 昭和45年に16,765人を数えた全国の交通事故死も昨年は、4411人と大幅に減っています。しかし、高齢化社会への推移に伴い、今後の交通事故は、歩く側も運転する側も、高齢者の割合が増えていくでしょう。暦の上では秋、少しずつ日の入りも早まっていきます。過信を戒め交通ルールを守って住みよい地域づくりに邁進しましょう。

2013年7月29日月曜日

夏イカ漁

 浦河港のイカの水揚げが始まりました。昨年より一週間ほど遅いイカですが、大きさは、なかなかの見応え。この先、お盆のころをピークに、秋口まで、夏イカの味を楽しめます。日本酒でもビールでも、酒の肴にイカ料理はよく合います。日高地方は、夕食時にその日の水揚げが口に入るので、刺身鮮度は抜群。一夜干しも一味違います。ジャガイモ、大根なども収穫期ですから、一層、夏の風物詩としての印象を高めてくれます。
 クール便など輸送手段の高度化に伴い、遠く、九州方面に送る人もいると聞きます。この時期嬉しい北海道の味でしょう。
 燃料が高騰し、集魚灯の節約から、すっかり昼漁が定着した感がありますが、漁をする側にとっては、水揚げ量が気になるところ。昼でもそれなりに獲れるというのは、一定の資源量が確保されているということで、これから先も、採算の合うイカ漁が、浦河沖でいつまで続いてくれることを願っています。

2013年7月28日日曜日

経済産業大臣指定伝統的工芸品

 平取町 二風谷でアイヌ工芸品のイタ(木彫り盆)とアットゥシ(樹皮の内皮から糸を作り反物にしたもの)が、今年の3月、経済産業省の「経済産業大臣指定伝統的工芸品」に指定され、その祝賀会と記念フォ-ラムが開催されました。
 二風谷イタは、沙流川流域に古くから伝わる木製の浅く平たいお盆で、モレウノカと呼ばれる渦巻き状の文様や、ラムラムノカと呼ばれるウロコ彫りが施されています。
 二風谷アットゥシは、機織り反物で、水に強く、通気性にも優れ、自然味豊かな風合いに強靱さを併せ持っていて、着物、半纏、前掛け・帯等に使用されています。
 全国ではこれまで、215品目が伝統工芸品の指定を受けていますが、北海道では初の指定。その初の指定にアイヌ文化が選ばれたことは、大変な名誉であり、非常に誇らしく、また嬉しく、感激しています。

2013年7月22日月曜日

コンブ漁はじまる

 7月に入ると日高路に夏を告げる風物詩、コンブ漁が始まります。干場には茶褐色のじゅうたんが広がり、浜は活気づいて、磯の香りが一層強まります。
 いつもの年だと7月に入れば、順次解禁になるのですが、今年は不作が心配されています。
 10日にようやく解禁になりましたが、天気や海の条件がととのわず、初水揚げは18日にずれ込みました。
 日高コンブの売りは天日乾燥。浜いっぱいに敷き詰められた光景に、遠き記憶が渾然と思い出されます。忙しく働く方々に感動しながら、心からの声援を送りました。

2013年7月15日月曜日

第17回 にいかっぷ ふるさと祭り

 日高管内新冠町の「第17回にいかっぷ ふるさと祭り」がJR新冠駅前広場で開催されました。みこしやステージでのライブや歌謡ショ-の他、約50キロの俵を持って坂道を走るリレーや、ふるさと特産品の牛ステ-キ等の出店も併設されます。毎年数千人が集まる一大イベントで、町民も楽しみにしているお祭りでもあります。
 新冠判官太鼓の演奏や氷川神社のみこしが祭りを盛り上げ、好天に恵まれたこともあって、ふるさとの夏をみな堪能していました。
 この熱気や参加率があれば、日本の政治も、もっと変わるだろうと感じながら、何となく参議院選挙後のことが気に掛かる私ですが、もうじき投票日。平等な選挙権は長い歴史の末に勝ち取った、国民が政治へ参加する仕組みの一つです。皆さん、ぜひ、投票に参加しましょう。

2013年7月8日月曜日

蓬莱山まつり

 新ひだか町三石の蓬莱山(ほうらい)まつりが日高管内の夏まつりのトップを切って開催されました。会場になる蓬莱山には約130メ-トルの巨大しめ縄が架けられ、河川敷公園に設けた特設ステージでは、よさこいソ-ラン踊りや歌謡ステージ、染退(しべちゃり)太鼓等が賑やかに会場を彩りました。また三石牛販売コ-ナ-や、食べ物、飲み物等の出店もあり、約6千人の来場者で祭りは賑わいました。
 今年も猛暑が言われ既に30度を超えるところも出ています。日高は過ごしやすいとはいえ、高齢者も多く油断は厳禁。70歳以上の51%は「自分は大丈夫」と考えている、との調査結果もあります。こまめに水分を補給し、暑い夏を乗り切りましょう。

2013年7月3日水曜日

日高管内身体障がい者スポーツ大会

 日高管内身体障がい者スポーツ大会が開催されました。23日新冠町の町民スポーツセンターで約二百人が参加。友好を深め、情報交換などを行いながら、和気あいあいと、日ごろの運動不足の解消に、良い汗を流していました。
 近年、サプリメントなどを含め、健康食材に対し、あるいは、運動にと、高齢者の健康に関心が高まっていますが、都会の日々には少ない、自然豊かな環境は、最も重要な健康素材といえるでしょう。その上に、このようなスポーツ大会があることを、参加者の笑顔に感じながら、私も声援を送りました。

静内消防設立100年

 
 日高管内 静内消防設立100年の記念式典と祝賀会が開催されました。静内消防の歴史は、明治44年に公設消防組として組織されたのが草創であり、その後昭和22年に静内町消防団となりました。昭和23年に消防組織法が施行され、自治体消防制度が確立され今に至っています。式典では、功績のあった団長に感謝状が贈られ、祝賀会では、纏(まとい)で100年を祝いしました。
 何事もないときにも消防の訓練は続けられています。このような機会に改めて、日ごろのご努力に思いを馳せ、感謝の意を表したいと思います。
 

2013年6月16日日曜日

北海道犬

 天然記念物北海道犬保存会日高支部主催による第43回展覧会・第44回獣猟競技会が新冠町で開催されました。会場には、全道各地から約95頭の、幼犬から成犬までが参加して姿の美しさや獣猟犬としての能力を競いました。
最近は携帯電話の宣伝で、お父さん役のカイ君がすっかり有名になりましたが、北海道犬は、色は白に限らず、主人にも従順です。
 可愛い顔で小さいながらも、勇猛果敢で、熊に出会うと豹変するのは、その血に流れる熊狩り犬のDNAのせい。最近は尻尾を巻いて逃げ出す北海道犬もいるとか。ぬるま湯につかっていると、たくましさを失うのは人間だけではないようです。

2013年6月13日木曜日

2013年森と海のフェスティバル

 9日、えりも岬緑化事業60周年記念として、「2013年森と海のフェスティバル」が執り行われました。えりも町百人浜には地元住民や関係者が集まって植樹やマツカワの稚魚放流が行われました。又8日には「えりも岬の緑を守る会」とセブン-イレブン記念財団との間で、三ヶ年で計一千万円にのぼる活動支援を受ける協定が締結されました。
 木材は炭素(C)を固定し、二酸化炭素(CO2)の削減効果をもたらします。また、森林は湛水機能のほか、生物の多様性を保存する上からも重要な環境資源といえます。植樹と魚を結びつけるこのイベントは教育効果も高く、参加者、特に未来を担う子どもたちには、楽しみながらも、その辺を十分伝えたいものです。
 
 

2013年6月3日月曜日

イチャルパ

 新ひだか町真歌にある「チセ」で アイヌ協会新ひだか支部のイチャルパ(先祖供養)が行われました。写真はヌサオンカミ(ヌサの前での礼拝)です。
 アイヌは、国家を持たなかったので、標準語というものはありません。大きくは、北海道、千島、樺太の3つの方言に分かれるようですが、川筋のコタンごとにも少しずつ違いがあったと言われ、消えていった方言もあるようです。言葉は、その土地の風土に根ざしたもので、生活文化への理解を一層深めます。文化芸能、伝統行事などと共に、民族の言葉もいつまでも残していってほしいと願います。
 

2013年5月29日水曜日

燃油高騰に早急の支援を

 全道の漁業者の代表や水産団体代表約二百二十人が札幌に集結し、急激な円安が漁船の燃油高騰を招き漁業経営は存続の危機に立っていると、国や道に対策を求めました。赤いはちまき姿の参加者は水産物の安定供給に国は責任を果たせ、とする決議を採択してシュプレヒコ-ルを上げました。
 金融緩和策は円安を招き、海外から購入する燃料は高騰しています。イカ釣り漁船などは、集魚灯の光量を削減するなど節約に努めていますが、急激な燃料費の高騰はもろに経営を圧迫し休漁に追い込まれています。 魚価も低迷の中、漁業者は「出漁しても燃料費が賄えない」のです。早急の支援策を要します。

2013年5月28日火曜日

第4回さまに「ウニまつり」

 今年で四回目となる春ウニまつりが様似町エンルム海岸の特設会場で開催されました。様似町観光協会と様似町が主催のこのイベントには、日高管内や十勝、室蘭、札幌方面から約2千5百人が訪れました。会場は、殻付きのバフンウニやムラサキウニを買い求める人であふれ、この日用意された格安のウニ(バフンウニ8個入り一袋八百円、ムラサキウニ6個入り一袋五百円)二百五十袋はもちろん完売。 紅ズワイカニやツブ、白貝なども販売され、用意された炭火でみなさんは浜の幸を堪能していました。せっかく来ていただいて買えなかった皆さんに、ごめんなさいと主催者は謝っていましたが、様似は海だけではありません。アポイ岳には高山植物が咲き出しています。多くの人たちに、景観を含めた様似の自然を満喫してほしいものです。

2013年5月23日木曜日

アザラシ被害

 春の定置網漁が始りました。悩みは、襟裳岬周辺に生息するゼニガタアザラシやゴマフアザラシ。岬は観光の名所にもなっていますが、毎年広がる漁業被害に対応するため、一昨年より環境省の指導で生物学者、漁協の組合長、道水産林務部等で保護管理検討会を開催し、今年度、国内で始めての希少鳥獣の試験捕殺による頭数管理を行うことを決め、その準備を進めていました。その矢先の13日の参議院予算委員会で環境大臣から捕殺や捕獲の中止が伝えられました。
 ゼニガタアザラシは、かつての乱獲で激減し、絶滅危惧1B類に指定されましたが、保護の結果、襟裳岬周辺は150頭から600頭程度に増え、昨年夏、絶滅危惧2類にランクが引き下げられました。環境大臣が「捕殺による漁業被害の軽減が実証できない」と生物保護を優先するなら、納得できる漁業被害対策をまずは、早急に示すべきでしょう。

 

2013年5月20日月曜日

サクラ開花

 ようやく、日高の三大サクラの名所が開花しました。この連休から観光客や関係者をやきもきさせてきた、新ひだか町の二十間道路桜並木、浦河西舎の桜並木、えりも庶野のさくら公園の桜たち。
 特に新ひだか町の二十間道路の桜まつり会場では18、19日まで祭りを延長させてきただけに関係者もホッと一息をつきました。浦河西舎の桜並木、えりも庶野のさくら公園では18、19日現在の開花はまだ六分咲きから七分咲き、もう少しの間楽しめそうです。
 今年は全道的にも開花が遅れ、そのためか、各地で一斉に開花したような気がします。「散る桜  残る桜も  散る桜」とは良寛さんの句ですが、つかの間の美しさに、人生の喜びや哀しみを重ねるのが日本人の特徴のようです。桜の下に集まる人たちの穏やかな表情を地域全体に広げたいものです。

2013年5月19日日曜日

桜まつり

 写真は11日の浦河アエルと、えりも庶野のさくらまつりの会場。
 天候が悪く低温が続くなか、連休の後半から始まった日高管内の桜の名勝も開花が遅れ、観光客や桜まつりの関係者を“やきもき”させていました。
 日高三大サクラの名所、新ひだか町の二十間道路は19日までまつりを延長しました。浦河の西舎は11日-12日の開催で、16日までは夜サクラ見物客の為のライトアップを行いました。
 又えりもの庶野のさくら公園では、11日に海産物の直売やマスのあら汁で<花の咲かない花見>が行われました。ちなみに三大名所の桜の見頃は今週の土曜から日曜日が一番のようです。

代かき始まる

 気温が上がらず、桜の開花も例年に比べ約一週間は遅れぎみで、苗植えの時期も心配されていましたが、ようやく代かき作業が始まりました。ハウスの中の苗の成育は、まだ少し、足りないようで、早く天候が良くなって欲しいものです。実態のない景気回復で浮かれている間にも、TPPへの参加がどんなダメージを与えるのか予断を許さない日々でも、農家の方々は、天候の回復を信じ、ひたすら今を一生懸命生きています。「食べる」という行為は、全ての経済行為の上で最上位にあります。それを支える生業を私たちは決して軽視してはなりません。地産地消と言いますが、まずはご家庭で子どもたちと地元食材について話題にするのが北海道の未来にとっても、良い食育になるのではないでしょうか。
 

2013年5月11日土曜日

春の定置網漁

 春の定置網漁が始まりました。予定ですと4月24、25日頃から水揚げが始まるはずでしたが、天候が不順で定まらず、網入れが遅れてしまいました。最近になってようやくマスや時サケの姿が、少しずつ見えてきました。
 時サケは、まだ卵や白子が成熟しておらず、その分、身全体に栄養を蓄えて美味しく、私もこの時期を楽しみにしている一人です。山菜も採れだし、これから日高圏域は、味覚を通じても、山や海、川の恵み、ふるさとの宝を実感することとなります。
 期待と不安が入り交じる漁初めですが、安定した水揚げと、平穏な海であることを祈念しています。
 

2013年5月10日金曜日

えりも歌別・さけ・ますふ化場

 日高管内さけ・ます増殖事業協会が国の補助を受けて進めてきた改築工事、「えりも歌別・さけ・ますふ化場」が完成しました。同ふ化場は、かつて、「道立水産ふ化場えりも支所」として毎年900万尾のシロサケの稚魚を放流していましたが、平成16年に道の機構改革で、日高管内定置網業者や町・漁協らで組織する「日高増殖協会」に業務が移管されました。この度一千万尾のふ化・収容可能な浮上式水槽68基を備えた施設が完成し、今後の隆盛が期待されます。

2013年4月28日日曜日

第3回えりも・うに祭り

 第3回えりも・うに祭りが町スポーツ公園で開催され、道内各地から約三千人が来場しました。会場では、約二千枚の整理券を配り、また、その整理券を求め、開場二時間も前から1300人から1400人もの行列となりました。今年のウニは少し実入りにばらつきはあるものの、旬の味覚を十分に堪能していただきました。会場では、殻つきウニや海水ウニ、塩づけウニの販売、殻つきウニのつかみ取り、また紅ズワイガニの鉄砲汁等々、たくさんのメニューが盛り込まれ、催しを楽しむ内外のお客さんで大にぎわいとなりました。
 これだけの量のウニが提供できるということは、ウニの餌となる日高昆布も豊富にあるということになります。そのうえ北の荒海に育ったウニは、濃厚な身、甘みなど、それだけで付加価値があり、ここにしかない「逸品」といえます。生でも、焼いても、蒸しても、お吸い物などに入れても、他の食材とのコラボでも、味よし、色よしで何でもできるウニ、まさに地域の宝、子々孫々に続くように、大切にまもっていきたいものです。
 

2013年4月22日月曜日

無人偵察ヘリ

 陸上自衛隊静内駐屯地に道内初の無人偵察ヘリが配備され、北部方面直轄部隊の方面無人偵察機隊、新編成された30人の隊員とヘリが公開されました。万一の事態下では敵の情報や情勢の監視に力を発揮することになりますが、災害時にも、リアルタイムで現場の様子を画像・動画情報として収集できるようになります。有人ヘリや飛行機では近付けない危険な場所にも、遠距離から広範囲かつ継続的に情報の収集が可能なため、今後の活動成果に期待が寄せられています。

2013年4月20日土曜日

アポイ岳ジオパ-クビジタ-センター

 様似町のアポイ岳ジオパ-クの拠点施設となるビジタ-センターがリニュ-アルされました。この施設を少し紹介しますと、まず入口には空から見たアポイ岳ジオパ-クの全景写真が、内に入ると3つのゾ-ンに構成分けされ、中央に町全域をジオラマ模型で見ることができます。案内カウンターや登山情報コ-ナ-もあって高山植物やアポイ岳の情報提供が行われます。科学ゾ-ンでは、様似のカンラン岩をはじめ世界各地のカンラン岩や町内で見られる岩石の標本を展示しています。そして自然歴史産業ゾ-ンでは、アポイ岳の自然と関わりのある地場産業についての紹介・展示があります。
 今年1月には日本ジオパ-クの再認定を受け、今後は世界登録に向けてと、関係者一同張り切っています。
 観光客ばかりが来るのではなく、地元の人には特に、<ふるさと自慢>として、このすばらしい施設を一度は見ていただきたいと思います。

2013年4月13日土曜日

企業倒産

  今年なって日高管内の企業倒産が六件、職種も木材製造業、電気配線工事、水産加工、ホテルにレストラン等、長引く不況に地元経済は耐え切れなかったようです。木材製造業者には創業百年の企業もあり、厳しい管内の経済が今後も危惧されて予断を許さない状況です。
 林業といえばドイツではITを利用し、伐採、製材、加工を域内で循環し、サービス業とも結びつけ、雇用の創出を実現している例があるそうです。道内の最近のニュースでは、美幌博物館で、駆除したウチダザリガニを、籾殻と混ぜて有機肥料づくりに利用する取り組みの紹介がありました。日高管内には農地があり、海があり、森あり、馬があります。農・水・林各業の製造加工過程で生み出される未利用、低利用の副産物や破棄されるだけの「ジャマモノ」にも、有効利用の可能性が眠っているはずです。食や観光も含めた各業種を有機的に結びつけた管内経済自立への挑戦が求められています。その糸口が自発的に生まれるように仕向ける「行政の役割」が期待されている時代が今だと思います。

2013年4月11日木曜日

入学式

 4月は入学式の季節。子供がいるだけで何だかその空間は明るくなり、声を聞くだけで大人同士の会話もはずみ元気をもらうような気がします。少子高齢化の影響で入学児童数も減少していますが、フランスでは国ぐるみの少子化対策が功を奏し合計特殊出生率(一人の女性が一生に産む子供の数)が2.0を回復したとか。子育てしやすいまちとなるには、養育、住宅、医療、保育所など子供支援体制や施設の充実が必要ですが、「地域ぐるみの子育て環境」の視点も欠かせません。日高圏域の未来を考えるとき、「住みよいまち」とともに「子育てしやすいまち」という指標も念頭に持つべきだろうと思います。まちぐるみで未来人口増加策を考える機会がほしいところでもあります。
とにもかくにも子供は地域の宝物。交通事故に気をつけて元気で学校に通って下さい。

2013年4月10日水曜日

低気圧一過

 各地で大きな被害をもたらした低気圧は、日高路にも停電や国道の通行止め、家屋や電柱、農業・水産施設等に被害をもたらしました。静内漁港では係留中の漁船が転覆しました。自然の成せる災いとはいうものの、今回、通行止めになった場所や、転覆した漁港は以前から地域住民が危険性を指摘したり、対策要望のあった箇所でもあります。
 関係する施設管理者には、今回の被害原因の調査や、施設の保全対策に不足はなかったかをしっかり見極め、関係者への、不安を取り除く説明会なども念頭において今後の対策を考えて貰いたいものでもあります。

北海道アイヌ協会新冠支部の総会

 北海道アイヌ協会新冠支部の総会が開催され、24年度の事業報告、決算が審議され、25年度の計画や予算等が議論されました。また、新会員が紹介され、総会終了後は交流会でお互いの絆を深めあいました。
  北海道アイヌ協会は「アイヌ民族の尊厳を確立するため、その社会的地位の向上と文化の保存・伝承及び発展を図ること」を目的に設立されました。優れたアイヌ文化と言えば、アイヌ文様刺繍や民族の尊厳を訴えたチカップ美恵子さんや、国際的にも評価の高い木彫作品を生み出した砂澤ビッキさん、最近では俳優の宇梶剛士さんを思い浮かべる人も多いでしょう。宇梶さんのお母さんの静江さんは有名な詩人であり、絵本作家としても有名ですね。
 北海道の風土が育んだ感性から紡ぎ出された作品群には、民族の枠を超え北海道人として誇るべきものがあります。道外に向かって、我々も大いに宣伝していきましょう。

2013年4月4日木曜日

アメマス

 3月30日雪どけの朝、浦河町幌別川で体長57㎝のアメマスを釣りあげました。アイヌ伝説にはアメマスが地震を起こすというはなしもありますから、もっと大きいのもいるのでしょうが、私にはこれでも十分驚く大きさでした。アメマスは身が柔らかいので、ムニエルがよいと言われますが、私は、刺身でいただきました。
 大物が釣れるのは豊富な餌があるからですが、それは豊かな自然環境が保たれているとほぼ同義でしょう。直接見える大きなアメマスの背後には、ふだんは見えない、守るべき「ふるさと」が横たわっている気がします。味の方は、もちろんマイウー、美味しかったことは言うまでもありません。

2013年3月28日木曜日

春の足音

 第1回定例道議会が22日に終わり、雪のまだまだ深い札幌から地元に戻り、日高路を歩くと、春の足音をそこここに感じます(写真は福寿草とふきのとう)。
 札幌では67年ぶりの大雪ということでしたが、各地で交通事故あるいは落雪作業でと、尊い人命が失われました。
 一方、この雪のおかげで我々は命をつないでもいます。山に蓄えられた雪は伏流水や川となって田畑を潤し、あるいは飲料水として生きものたちが織りなす豊かな生態系を育みます。
 禍福はあざなえる縄のごとしといいますが、人はその知恵で多くの禍を乗り越え、豊かな社会を目指してもきました。
 春を知らせる福寿草たちが、毎年咲き続け、それを見て愛おしく感じられるように、ふるさとを守り育てていきたいものです。

 
 

2013年3月3日日曜日

えりも「鍋 自慢大会」

 えりも町福祉センターを会場に、えりも「鍋 自慢大会」(えりも地域力発掘協議会、主催)が開催され、町内の自治会や団体等の6グループが参加して、地元の鮭やタコ、短角牛、鹿肉等々を使ったバラエティーに富んだ6種類の味を競いました。
 会場には町内外から訪れた約百人が地元の味を楽しみました。四回目になる今回は、来場者の投票で一位を決めるコンテストも行われ、ちなみに漁師の三平汁(サケの山漬けを切り身に加工す時に出るカマや中骨などのアラを使った)「漁師のまかない」が一位に輝きました。
 まかない料理とは、客に出すのではなく、従業員の食事用に作られる料理ですが、それ故にこそ、地元の味が眠っているとも言えます。そこを地元の舌が評価したのですから、これはまさに灯台もと暗し。大いに地元の宝料理として、客(=観光客)にも堪能してもらいたいものですね。

2013年2月25日月曜日

壮行激励会

 この春 日高管内の高校を卒業し、自衛隊に入隊を予定している高校生とその家族を招いた、壮行激励会が、募集相談員の会や協力会、父兄会の主催共催で開催されました。今日の国内外の動きを見れば、国防はもちろんのこと、災害や救助活動復興支援にと、存在感を示している自衛隊。幅広い活動に地域の人々も活躍を期待しています。
 激務ゆえ、健康にはくれぐれも留意され、安全安心の国づくりのために頑張って精進ください。そして、多くの人に敬愛されるような素晴らしい自衛官になってほしいと思います。

2013年2月18日月曜日

シシリムカアイヌ文化祭

 平取町アイヌ文化保存会、道アイヌ協会平取支部、ニ風谷アイヌ語教室が主催して、第24回目の「シシリムカアイヌ文化祭」が開催されました。町民はじめ近隣の町からも約200人が参加して、アイヌ語による演劇や古式舞踊を観賞しました。会場には地元の職人が作った伝統工芸品も展示され、日頃のイオル事業の活動についても報告がありました。
 文化伝承活動は、昔を単にふり返り懐かしむという活動ではありません。今ある自分たちのアイデンティティ(自分が自分であることの意識)には、父母、そのまた父母へとつながる、先人の命が生きています。伝統的生活空間(イオル)の再生は、地域に誇りと愛着を育みます。貴重な文化財を次世代に残すということは、地域共同体を支える上で、大切な役割を担っています。この種の行事が果たす役割は極めて大きいものがあると思っております。

2013年2月4日月曜日

日高昆布フォ-ラムinさまに

 日高昆布フォ-ラムinさまに(実行委員会会長、坂下一幸様似町長)が開催されました。会場の様似町中央公民館は、昆布漁業者の方々を含め大勢の関係者が参加されました。
 今回のテーマは<豊かな昆布の森を守るために>。講演やパネルディスカッション、試食会、写真・パネル展、製品展示、など盛りだくさんのメニューが盛り込まれました。
 今、海の環境保全がいわれ、地域も様々な問題・課題を抱えています。昆布には、食材や健康食品への利用のほか、シャンプー等への利用もあると聞きます。様々な課題と地域特産が結びついた新たな展開方法がまだ眠っているはずです。
 参会者が共に認識を深めることで昆布の増産に向けた取り組みが促進され、豊かな昆布の森が守られることを願っています。

2013年1月28日月曜日

全日高 小中学生スピードスケート競技大会

 第33回全日高小中学生スピードスケート競技大会が、「浦河スケート協会」の主催で開催され、54人が参加しました。参加選手の中には、2月2日から長野県で開催される「全国中学スケート大会」に出場する選手も含まれており、レベルの高い競技が展開されました。小学生の部では女子500m、男子200mで大会記録が更新されるなど、日頃の練習の成果がしっかり出ていました。
 将来の夢はオリンピック選手でしょうか?子供たちには、明るい未来を信じて、たくましく生きてほしいものだと思いました。