平取町二風谷の沙流川流域で第48回になるチプサンケ(舟おろしの儀式)がおこなわれました。観光客や大学生など約500人が5隻の丸木舟に交代で乗り込み、約2キロの川下りを楽しみました。
これまでの地道な努力もあって、アイヌ文化も広く知られるところとなってきています。
訪日観光客の需要も「モノ」観光から「コト」観光へと体験を求めるようになり、地方への観光の伸び率が三大都市圏を上回る勢いです。同時に、アクティビティー(釣り、登山、カヌーなど)、自然(鳥、湖、山、流氷、湿原など)、異文化体験(先住民族の文化など)を取り入れたアドベンチャーツーリズム(AT)が注目を集めるようになっています。北海道にはこのAT観光の条件が備わっている地域が多く、時世に乗って大いにアイヌ文化も周知したいもの。日高圏域の団結でアイヌ文化を取り入れた北海道観光をけん引していきましょう。
2017年8月22日火曜日
チプサンケに思う
鮭漁の季節
お盆も終わり、いよいよ鮭漁の季節です。昨年は全道的に不漁であり、イカやサケ、サンマなどの稼ぎ頭が期待外れに終わりました。今年こそはと期待しているところですが、反応はいましばしの感。それでも浦河港の荷捌き場には、先日から始まつた小定置漁でのサケの水揚があり、脂がのって形も良くうまそうで、9月から始まる本定置網漁に期待が膨らみます。
ふと見るとその中に南の魚が…!魚名は天狗ハギと思われます。今年の海水温が特に高いとのニュースはありません。
漁の異変には流氷の減少が関係しているかもしれないと指摘する専門家もいます。流氷ができるときには周囲の海水は塩分濃度が増し、それが沈んで海水の循環をもたらすそうで北半球全体に影響を与えるとか。ともかく、気候変動は穏やかであり、漁への影響も最低限であってほしいものです。
2017年8月5日土曜日
新造船進水式
鮭定置網漁の新造船進水式が行われ、浦河港では10年振りの新造船披露とあって関係者や町民の方々約200人が岸壁に駆けつけました。安全操業と豊漁祈願を行い、約120キロの餅をまき、みなで完成を祝いました。
日本人の食をめぐる環境・形態が変化し、水産物に対する消費者ニーズも、新鮮であるばかりではなく、清潔な過程での出荷かどうか、加工や流通にも厳しい目が向けられるようになっています。
漁場における収獲過程からそれを意識していこうという今回の新造船の意図、機能、設備は十分に消費者の期待に応えていくでしょう。写真の社長や船頭、乗組員の方たちの顔に、喜びと緊張が感じられました。安全操業と大漁を祈願・切望して止みません。
2017年8月1日火曜日
平取ダム定礎式
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