2012年1月27日金曜日

オンワード牧場

 有名牧場が姿を消す。浦河町の上野深にあったオンワード牧場が、今月で、牧場経営を止めることになった。浦河町はもちろんのこと、日高管内でも優良な牧場であり、数多くの有名馬や優勝馬を生産してきた。地域にとってはなくてならない牧場でもあったため残念でならない。 
 今回の経営中止は、後継者が居ないからと聞いているが、なんだか今後の日高管内の行く末を見る様な気がする。管内農業総生産の六割を占める軽種馬産業だけに、「困った、残念だ」だけでは済まされない地域課題でもある。
 みなの知恵を集める場のあることが地域を元気にする。後継者にとって魅力ある牧場経営とするために、地域社会がどう関われるのか。牧場経営者だけの個別問題に限定しないで、ざっくばらんな懇談の場を設けるには、行政の役割が期待できる面もありそうな気がしている。

2012年1月24日火曜日

店舗閉鎖

 新ひだか町の大型商業施設「ショツピングセンタ-・ピュア」協同組合の店舗のうち「ピュア食品」の年明け早々の閉鎖に伴って、高齢者等から悲鳴が上がっています。発行済みのポイント交換の対応等もあり、突然のことに、町民の関心事になっています。
 昭和61年に鳴り物入りで始めた近代化事業も大型量販店の進出で厳しい経営が続いていたのでしょう。
 この先どうなることか、町役場、管財人等々が入って精算手続きが行われますが、組合は解散する方針とか。いずれにしても、この地域は、車を使わずに歩いて買い物にくる顧客が多く、影響世帯についての把握とともに、役場関係部門と町内会の連携なども強めていく必要があるでしょう。老々世帯や障がいを持つ方たちなどの「買い物難民」が出ないことを祈るばかりです。

2012年1月9日月曜日

成人式

 日高管内七町で成人式が開催されました。少子化の影響もあり、昨年から比較すると、新成人は少なくなっている様ですが、式典では 両親への感謝や、絆の大切さ、そして一日一日を大切に歩んでいきますとの誓いを新たに、会場は厳粛な中にも和やかな、華やかな成人式でありました。
 平成生まれの子どもたちが成人の仲間入りをするようになって既に3年、昭和は遠くなりました。新成人の晴れ着姿に自分の若かった時代を重ね合わせると、華やかな晴れ着での出席は少なかったものの、未来への希望に満ちていた昔が思い起こされます。
 就職や子育て、老後など、今の若者たちの置かれた立場や未来を思うと、我々世代は、もう一踏ん張りも二踏ん張りもしなければなりません。私は私で誓い新たな成人式となりました。

2012年1月8日日曜日

年の初めは消防の出初めから

 年の初めは消防の出初めから。4日は日高町、えりも、 様似、5日は三石、6日は浦河町、新冠、7日は中部消防組合静内と、日高管内各町で恒例の出初め式が行われました。
 厳しい寒さの中での市中分列行進や室内式典、観閲式等に参加させていただきました。関係者の皆様の使命感と心意気の一端に触れることができ、私も身の引き締まる思いを共有させていただきました。
 昨年の東日本大震災では、消防団員、職員 の殉職者を出しながら の救助・救援活動に、我が国、国民の底力を感じました。助け合いの精神と結束力は我が国の宝です。悲劇を最小限に止めようと決死の活動をされた皆様を思い出しつつ、心からの敬意を捧げました。
 今年こそは穏やかで平和な一年間になりますよう祈って止みません。

2012年1月6日金曜日

新年交礼会

 正月三ヶ日が過ぎ新しい年の仕事始め、いよいよ平成24年が動き出しました。あちこちで新年会が開かれ、浦河町、新ひだか町でも商工会議所や商工会又農協 漁協など主催で新年交礼会が開催されました。浦河町では商工会議所会頭から「企業を取り巻く経営環境は先行き不透明であるが、地方の景気回復のため一次産業と連携した事業を推進させていきたい」との念頭挨拶があり、また 新ひだか町では産業団体を代表して日高中部森林組合長が「厳しい経済環境ではあるが、たつ年にちなんで昇り竜のごとく町が隆盛する事を願う」との挨拶がありました。厳しい年の認識に会場には張り詰めた空気はありましたが、結集力こそ我ら地域の宝。新年の挨拶後の和やかな歓談に見るごとく、たくましい地域の牽引役として、 それぞれのお立場で活躍されることを念願しています。

2012年1月2日月曜日

謹賀新年

 浦河町西舎にある西舎神社への初詣騎馬参拝は明治43年に国立日高種馬牧場が開設されて以来続く伝統行事。馬関係者が一年間の無病息災を祈願しました。この神社には、日高振興局の前身である、浦河支庁(日高支庁)第4代支庁長(明治34)西忠義翁が合祀されています。
 日高開発の父と言われた西忠義翁は、日高の開発は官民一体で取り組まなければ成し得ない と、 当時国策でもあった強い馬(軍馬)づくりに着眼、日高実業協会を設立。国有牧場設置に奔走し、今日の日高の馬産業の礎を築きました。
 今年で103回目の参拝者は、何時もより少ない気がしましたが、こんな混迷した厳しい時代だからこそ、先人達の歩んできた道のりを見つめ直して見る時間も大切と思います。私も万感の思いを込め、皆様の幸多き一年とならんことを祈ります。謹賀新年。