2018年9月25日火曜日

新シャクシャイン像

 新ひだか町真歌公園にあるシャクシャインの新しい像がお披露目されました。毎年恒例の法要祭に合わせ関係者や来賓ら約1200人の参加者が見守るなか、アイヌ民族の英雄が新たな表情を見せました。
  像は国が2020年4月に白老町に民族共生象徴空間を開設するのを踏まえ、「戦いを呼びかける容姿から平和と共生を祈る姿に変わった」と会長挨拶の中で説明がありました。
 伝統儀式「イオマンテ」も、文化としての側面を知らずに見れば、熊の命を奪うだけの野蛮な行為と見る人がいます。シャクシャインの戦いも、400年前の松前藩との関係の中で見なければ理解が難しく、像の見学学習などの際は、戦いに至った歴史を伝えてほしいと思います。

2018年9月19日水曜日

敬老の日に思う

 秋晴れの天気にめぐまれたなか敬老会が開催されました。
 ここ新冠町節婦町では今年米寿を迎えた方に、小学校低学年の児童から花束が贈られました。
 総務省が発表した人口推計では、70歳以上の人口は前年より100万人増え2618万人。総人口に占める割合は2割を超えました。65歳以上は3557万人で、全体の28.1%。団塊の世代が70歳を迎え始め高齢化社会へまっしぐらに進んでいます。
 労働力不足がいわれ高齢者の就業も800万人を超えました。少子化対策が功を奏しても人口増加に転じるには時間がかかり、海外からの労働者、人工知能による効率化等で乗り切ることになるのでしょう。高齢者には、人生経験に裏打ちされた人間力で、激変する社会の緩和剤の役割も期待されていると思います。