2011年10月31日月曜日

ししゃも祭り

 日高町富川せせらぎ公園で、毎年恒例の ししゃも祭りが開催されました。
 今年の「ししゃも漁」は今のところ不漁続きで、祭りも心配されましたが、札幌方面や近隣の苫小牧、室蘭をはじめ、新ひだか町や浦河町などからの大勢のお客さんで、どのお店も行列ができ、用意された商品はどれも完売状態。会場では、ししゃも の掴み取り、ししゃも のくし吊るし競争、重量当てクイズ等々、盛りだくさんの企画でにぎわいました。主催者が用意した炭火の周りでは、脂ののったししゃもに舌鼓を打つお客さん達の笑顔。まずは大盛会でホッとしました。
 世界中でも、当地を含めた北海道南部沿岸の一部でしか獲れない、まさに、「逸品」のししゃも。残りの漁期で何とか前半の不漁がばん回できることを願っています。

2011年10月27日木曜日

TPP交渉参加反対 農民代表者集会

 TPP(環太平洋連携協定)交渉参加反対農民代表者集会が札幌市 大通り公園西六丁目広場で開催されました。
 TPPは菅、前首相が「平成の開国」として最重要課題に位置づけ、農業、医療、労働、観光、郵政、保険など広い分野での関税撤廃を目指すもの。北海道農業に対する深刻な影響が懸念されています。
 北海道農民連盟主催の集会では、山田富士雄委員長がを断固反対を表明、国会議員でつくる「TPPを慎重に考える会」 の松木けんこう衆議院議員の情勢報告があり、さらにキャラバン隊報告、「TPP交渉参加に断固反対する決議案」を採択してデモ行進を行いました。

北海道・黒竜江省友好提携25周年

 10月15日から22日までの一週間、中国に行って来ました。黒竜江省と北海道との友好交流も四半世紀、25周年を迎え、交流はすでに27回を数えます。相互交流による理解は更に深化を続け、次世代につながる有益な関係構築に多大な貢献をもたらしています。
 今回、正式に友好提携の調印をし、更なる交流を誓いあいました、調印のほか 文化交流や北海道の食のプレゼンテーションも行われ、友好協会との夕食会は和やかな会話が弾みました。北海道は今後国内での地位も高まることが期待されています。盛りだくさんのメニューの一週間で、中国側の北海道に対する期待もヒシヒシと感じられ、実りある交流となりました。

マツカワ稚魚放流

 マツカワの稚魚の放流が襟裳岬の漁港で行われました。3月11日の東日本大震災の影響で栽培漁業えりもセンターが被害を受け、今年の放流が危ぶまれていましたが、関係者の協力で、なんとか実現することができました。町長さん や 漁業関係者、そして、えりも小学校の児童たちが参加してバケツで次々と放流しました。
 原発事故以来、放射能汚染による食物の安全性に対し、特に主婦層の社会的関心が高まっています。ようやく根付いた栽培漁業は地元関係者の努力の証です。放流魚の今後の成長等にも気を配りながら、地場漁業に悪影響の出ないことを祈っています。

2011年10月16日日曜日

農業・農村フエスタ-in.赤レンガ

 「農業・農村フエスタ-in.赤レンガ」が、道庁赤レンガ広場で開催されました。広場では道内各地で収穫された農産物の販売や、脱穀や餅つき、バター作りの体験等々、大勢の市民が訪れて、道内産物と生産者とのふれあいを楽しんでいました。
 この催しは、農村を単なる食材の供給地としてだけではなく、美しい景観や、小動物の生息地、雨水をたくわえる防災の役割などたくさんのはたらきと魅力がある地域ととらえ、楽しく農村を学んでもらおうと企画されたものです。江戸時代から昭和30年代頃まで使われていたという、唐箕(とうみ)の体験コーナーも設置されました。
 もみ殻や、わらくずなどを風で飛ばし穀物を選別する機械「とうみ」。今の子ども達(大人も?)既に分からない人の方が多くなってしまいましたが、先人の知恵を再確認するよい機会になりました。

2011年10月14日金曜日

全道職親大会in新ひだか

 社団法人北海道障がい者職親連合会は、障がい者の一般就労を受け入れてきた<雇用主の組織>であり、現在、全道22地区に支部があります。
 創立30周年となる今年、その記念事業 の一環として、「全道職親大会in新ひだか」が開催されました。障がい者を支援する各支援団体、関係者の輪を、より確実なものにし、研鑽を積み、今後のあり方を検討するとともに、障がい者支援の協力体制を構築しようと、講演や分科会そして交流会が行なわれました。
 障がい者や高齢者に配慮したバリアーフリーは、1970年代の福祉のまちづくり運動、81年の国際障害者年を迎えた頃から、社会に浸透しだしたように思います。段差解消、手すり、視覚障がい者用ブロックの設置、低床バスの普及などが見られるようになり、その後、ユニバーサルデザインとして、健常者と障がい者の垣根を超えた広がりをみせます。いまや国民の4人に一人が65才になろうとしています。バリアフリーはどの職場でも当たり前のことと、より一層の道民一般の理解が進むことを願っています。

2011年10月10日月曜日

サケ定置網に異変

 秋のサケ定置網漁が始まって1ヶ月になりますが、昨年の漁の半分もないと、漁師さん達のため息が聞こえています。サケに代わって、ブリや、<フクラギやイナダ>と呼ばれている<成長中のブリ>が水揚げされています。この異変、漁師さんに聞くと「海水温度が、まだまだ高い」から、とのことです。日高の今年のサケ定置網漁が心配されますが、当初不良と思われていたサンマは大漁年でした。
 秋鮭も、サンマや出世魚のブリにあやかって、早く大漁へとつながってほしいと思います。

収穫祭り

 新ひだか町静内農協主催で収穫祭りが開催されました。会場の農協前広場は、良い天気に誘われた大勢の町民で賑わいました。震災や台風の影響で今年は、特に野菜の値段が高く、台所をあずかる主婦にとっても大変です。収穫祭は生産者直接の販売とあって早々に完売する売り場もあり、大盛況でした。
 このような催しはただ安いものを販売し、それを買って終わりというのではなく、生産から消費までの過程に多くの人が関わっていることを再確認し、また、会場で思わぬ人に出会ったり、思わぬ情報を得たりという、会話を通じた「まちの賑わい」の創出につながります。皆さんの元気な声を会場のあちこちで聞きながら、私も地元の元気を結びつける、一層の努力をしなければと思いました。

2011年10月2日日曜日

びらとりトマト・和牛フェア 開催

 平取町特産のトマトといえば、「ニシパの恋人」が思い浮かぶほどすっかり有名になりましたが、平取産和牛とのコラボレーションで、地元を大いにPRしようと、札幌グランドホテルに、関係者や札幌市民約400人が参加して、「びらとりトマト・和牛フェア」が開催されました。
 ニシパの恋人はそのネーミングの斬新さと、完熟トマトを使った高品質に特色があり、往時の一村一品の代表格でもあります。安価多売の時代から、良質少品の時代へと橋渡しした意味も大きかったと思います。
 20年近く前、おしゃれなガラスビンに詰めた良質ジュースが東京山の手の高級住宅街で高額でもよく売れたと聞いたことがありますが、品質、美観、ネーミングなど、様々に絡めることが付加価値を増していきます。和牛とトマトの組み合わせも例外ではありません。今回のフェアがきっかけになって、より付加価値の高い新たな製品づりに発展していくことを期したいと思います。