2014年7月18日金曜日

第96回全国高校野球選手権南北海道大会

 第96回全国高校野球選手権南北海道大会が札幌円山球場で開幕しました。各地区大会を勝ち抜いた15校による甲子園を目指しての熱い戦いが、23日まで行われます。
 その15校の中に日高管内代表として浦河高校が出場しました。60年ぶりの出場、我が母校とあって私も球場に駆けつけました。開会式直後の第1試合で相手は札幌の北陵高校。力いっぱいやってくれさえすればよい、との思いで足を運びましたが、何と何と8対4で初戦を突破してしまいました。
 心はしばし、数十年前の高校生に飛び、私も大興奮でした。けがには十分気をつけ、二回戦も力を出し切ってください。みんな頑張った、本当によく頑張ってくれました。私も力をもらいました。後輩のみなさん、ありがとう。
 

2014年7月17日木曜日

夏の風物詩に思う

 日高路の風物詩 コンブの天日干しが始まりました。7月に入ると管内各町の浜ではコンブ漁が解禁になり、沿道を走ると真っ黒のコンブの絨毯が広がり、磯の香りが浜の夏を告げます。昨年不漁であった分、今年の浜は大漁の予感があり、浜は明るい声で賑わっていました。
 民間の日本創成会議(座長・増田寛也元総務相)は、全国の市区町村の半数を「消滅可能性がある」と発表し、その中に我々の住んでいる圏域も入っています。出産年齢の中心である20~39歳の女性が2040年までに半減し、896自治体では人口減が止まらなくなるとのこと。
 コンブの水揚げ量が多少変動しても生活が成り立つよう、町ぐるみ、管内ぐるみで考えていかなければなりません。漁業、農業の第一次産業は当地域の生命線です。情報のアンテナと、地元人材、関係機関など、ネットワークを総動員して圏域ビジョンを考える時がすでに来ています。

2014年7月10日木曜日

みついし蓬莱山まつり

 日高路で一番早く始まる夏のイベント、新ひだか町三石の蓬莱山まつりが開催されました。今年で20回目のこの祭り、三石川の右岸左岸にある蓬莱山に長さ130メ-トルの「大しめ縄」を張り、ステージでは歌謡ショウやよさこいソ-ランが賑やかに演じられました。特産品売り場では格安の三石和牛6頭分が、開始わずか約1時間ほどで完売する盛況さ。好天に恵まれたこともあり、露店にも行列ができ、町内外から大勢の来客がありました。
 今年は、何やら天候異変で、7月としては過去最大級の台風8号が各地に大きな被害を及ぼしながら、北上中です。日高圏域にも大雨に被害をもたらす河川が多くあります。避難場所や防災グッズ、連絡先のチェックなど、自分で守れる範囲の防災確認はしておきましょう。

2014年7月8日火曜日

浦河向陽園第34回運動会

 浦河町絵笛の障がい者施設「浦河向陽園」で、第34回運動会が開催されました。天気にも恵まれ、利用者の方やその家族が、ボランティアの皆さんとともに、各種ゲームを楽しみました。
 福祉は生活の最低線を護ることに目が行きがちですが、少子高齢化を乗り切るためには福祉対象者にも目を向ける必要がある時代です。大阪には「アトリエ インカーブ」という知的障がいを持つアーティストばかり26人が集まる福祉施設があり、2メートル四方の絵に400万円の値が付くアーティストもいるそうです。
 眠る人的資源の発掘、育成という発想から、障がい者の方の社会参加をさらに広げるような、多様な取り組みが、この日高圏域からも生まれれば素晴らしいことだと思います。

2014年7月3日木曜日

温泉ホテル「ゆから」

 平取町二風谷に滞在型観光の拠点として温泉ホテル「ゆから」がオープンしました。このホテルは指定管理型経営で、日高管内では、新ひだか町三石の蔵三に次いで二ヶ所目となります。大浴場・家族風呂、サウナや露天風呂があり休憩室や研修室が備わっています。和室や洋室のほか、風呂付きの部屋もあり、年間13万人の利用客を目標にして、滞在型観光の起爆剤にと期待しているところです。レストランやびらとり和牛の直販もあり、宿泊滞在客以外の訪問も期待されるところです。
 この種の施設には、外観は立派でも、客と目も合わせず、出口の客の背中に「アリガトウゴザイマシタ」と言う施設もあると聞きます。ここでしか味わえない味覚や、何回も来たくなるような心地よいサービスを求めて客は訪れます。せっかくの施設が粗末にされることのないよう、地元の宝として皆で協力し、活用し、応援していきたいものです。