2017年8月22日火曜日

チプサンケにて

 平取町二風谷の沙流川流域で第48回になるチプサンケ(舟おろしの儀式)がおこなわれました。観光客や大学生など約500人が5隻の丸木舟に交代で乗り込み、約2キロの川下りを楽しみました。
 これまでの地道な努力もあって、アイヌ文化も広く知られるところとなってきています。
 訪日観光客の需要も「モノ」観光から「コト」観光へと体験を求めるようになり、地方への観光の伸び率が三大都市圏を上回る勢いです。同時に、アクティビティー(釣り、登山、カヌーなど)、自然(鳥、湖、山、流氷、湿原など)、異文化体験(先住民族の文化など)を取り入れたアドベンチャーツーリズム(AT)が注目を集めるようになっています。北海道にはこのAT観光の条件が備わっている地域が多く、時世に乗って大いにアイヌ文化も周知したいもの。日高圏域の団結でアイヌ文化を取り入れた北海道観光をけん引していきましょう。

鮭漁の季節

お盆も終わり、いよいよ鮭漁の季節です。昨年は全道的に不漁であり、イカやサケ、サンマなどの稼ぎ頭が期待外れに終わりました。今年こそはと期待しているところですが、反応はいましばしの感。それでも浦河港の荷捌き場には、先日から始まつた小定置漁でのサケの水揚があり、脂がのって形も良くうまそうで、9月から始まる本定置網漁に期待が膨らみます。
 ふと見るとその中に南の魚が…!魚名は天狗ハギと思われます。今年の海水温が特に高いとのニュースはありません。 漁の異変には流氷の減少が関係しているかもしれないと指摘する専門家もいます。流氷ができるときには周囲の海水は塩分濃度が増し、それが沈んで海水の循環をもたらすそうで北半球全体に影響を与えるとか。ともかく、気候変動は穏やかであり、漁への影響も最低限であってほしいものです。

2017年8月5日土曜日

新造船進水式

 鮭定置網漁の新造船進水式が行われ、浦河港では10年振りの新造船披露とあって関係者や町民の方々約200人が岸壁に駆けつけました。安全操業と豊漁祈願を行い、約120キロの餅をまき、みなで完成を祝いました。
  日本人の食をめぐる環境・形態が変化し、水産物に対する消費者ニーズも、新鮮であるばかりではなく、清潔な過程での出荷かどうか、加工や流通にも厳しい目が向けられるようになっています。

 漁場における収獲過程からそれを意識していこうという今回の新造船の意図、機能、設備は十分に消費者の期待に応えていくでしょう。写真の社長や船頭、乗組員の方たちの顔に、喜びと緊張が感じられました。安全操業と大漁を祈願・切望して止みません。

2017年8月1日火曜日

平取ダム定礎式

 平取ダムの定礎式が開催されました。いよいよ堤体コンクリートの本格的打設工事に入ります。
 平取ダムは洪水調節、流水の正常な機能の維持、水道用水の供給を目的に計画されたもので2019年の完成を目指しています。
 極端な降雨で河川氾濫のニュースが流れるたび、ダムの早期完成をと思い返しておりましたが、ようやく、もう一息というところまで来ました。
 事業の開始から約半世紀、社会情勢や建設事業を取り巻く環境も様変わりしてきました。しかし、当工事の必要性については住民の多くが納得しています。
 工事現場関係者の施工中の安全を祈念するとともに、堅固なダムの完成で地域の安全・安心が一層高まることを切望しています。
 

2017年7月26日水曜日

浦河町戦没者追悼式にて

 浦河町戦没者追悼式が執り行われ、遺族や関係者・町民などが出席して戦後72年の冥福を祈り恒久平和への誓いを新たにしました。
 追悼式の意味を今の若い世代の方に再考していただくために、10年前の沖縄戦没者追悼式で朗読された、当時中学生の詩を、抜き書きですがご紹介します。
 「写真の中の少年」
 何を見つめているのだろう 何に震えているのだろう 写真の中の少年 周りの老人や女性、子供は 身を寄せ合って声を殺しうずくまっている 後ろでは逃げ出さぬようにと 鋭い眼光で見張るアメリカ兵 その中の少年はひとり一点を見つめている・・(中略)・・
 写真の中の少年は 僕の祖父  何を思っているのだろう どんな逆境の中でも最後まであきらめずに 頑張ってきた生き抜いてきた祖父 だから今の僕がいる いのちのリレーは 祖父から母へ 母から僕へとつながった あの時祖父が生きることをあきらめずに 必死に生きてきたから僕がいる だから 自分で自分の命を絶ったり 他人よって奪われたりということは いつの世でも いかなる場合でも 決してあってはならないことだ 僕がいる 必死で生き抜いてきた少年がいたから 僕がいる 僕はその少年から受け継いだ 命のリレーを絶やすことなく 僕なりに精一杯生きていこう また少年から聞いた あの忌まわしい戦争の話を 風化させることなく 語り継いでいこう

日勝峠復旧工事現場にて

 日高町日高の日勝峠の崩落からまもなく1年になろうとしています。復旧現場は秋の開通に向けて急ピッチで工事が進んでいます。
 近年、災害規模が大きくなっていくように感じられます。「観測史上初めての雨」とか、「過去に例を見ない規模」とかいう言葉がたびたび聞かれるようになっています。
 2013年からは「特別警報」が発表されるようになりました。それまでの「警報」の基準をはるかに上回るような気象状況で、重大災害発生の危険性が著しく高まっている場合に発表されます。
 日ごろから家庭内や職場において、避難経路、防災連絡先、非常食など十分な意思疎通が必要な時代です。「特別警報が発表されたら...」、みなさんはどうされますか。

2017年7月22日土曜日

新ひだか夏まつり

 いよいよ夏祭りのシーズン。ここ新ひだか町でも夏祭りが開幕しました。メインの阿波おどり のほか、ビヤガーデンには浴衣姿の家族連れも。子供たち の「ヤットサー」のかけ声や笛や太鼓に合わせ、本場さながらの「踊る阿呆に見る阿呆・・」で暑い夏の夜を楽しんでいました。
 最近は外国人観光客の増加で、法被を貸し出すなどして祭への参加を促している町もあると聞きます。評判が評判を呼んで、沿道商店の客の大半が外国人と化しているところもあるとか。日高圏域の祭りもいつかそうなっていくのでしょうか。ともかく、老若男女、みなが楽しめるのが祭、私もしっかり巻き込まれていました。

2017年7月18日火曜日

夏の風物詩

 暑い夏日が続き、日高路沿岸では、風物詩となっている昆布漁、天日干し、磯の香りが浜いっぱいに広がり、元気な笑い声があふれています。
 やっぱり、この時期、この風景が一番良い!これぞ故郷という感じがします。昨年は8月の台風で干場が壊され大変な被害を受けましたが今期は豊漁でありますよう、祈念しています。
 日本近海ではこの100年間で水温が1度上がったといわれます。水温が1度上がれば、昆布の成長は1年で20cm短くなるそうです青森県では、マコンブの群落が消えかかっている場所も出てきたとか。我々も地球温暖化に無関心ではいられません。行く先を注視しながら、地元の宝を大切に守っていきましょう。

2017年7月5日水曜日

みついし蓬莱山まつり

ひだか町三石の蓬莱山公園で第23回目の蓬莱山まつりが開催されました。恋が叶わず岩になった、新三石川を挟んだ雌蓬莱山と蓬莱山を130メートルのしめ縄で結んであげようという壮大なもの。ステージでは三石中学校の吹奏楽部や自衛隊の吹奏楽、また郷土のシベチャリ太鼓、平岸天神などのよさこいソーラン、歌謡ショーではクリス・ハートさんの出演もあり盛りだくさんの演出。地元の商工会や農協、商店 などが出店し、みついし牛のバーベキューも堪能でき、町民ぐるみで楽しんだ初夏の一日となりました。準備をしていただいた関係者のみなさま、お疲れさまでした。

浦河町向陽園の運動会

 第37回浦河町向陽園の運動会が開催されました。運動会日和の天気で、ボランティアの皆さんに協力を頂きながら、玉入れや障害物競争、綱引き、紅白リレー等に汗を流し、一日を満喫しました。
 ボランティア活動は社会生活の隙間を埋める潤滑油のような存在ですが、使命感のみで続けられるものではありません。自らも一緒に楽しむ「共生」活動とみることができます。
 元厚生労働事務次官で、郵便不正事件で冤罪と戦った村木厚子さんは、「拘置所の中で、人には支える側と支えられる側がいるとの考え方は間違いと気づきました。いつでも、しかもある日突然入れ替わるということ、自分は変わらなくても、助けられる立場になる。それが『共生』社会なのだと実感しました」と語っています。男と女、親と子、障がい者と健常者、日本人と外国人、...人は「共生」なしには生きられないもの。大いに地域と関わりましょう。


2017年6月26日月曜日

身体障害者スポーツ大会

 第48回日高管内身体障害者スポーツ大会が日高町門別総合町民センターで開催されました。開催に先立ち自立更生に努力された方々や援護功労者の方へ身体障害者福祉協会長表彰がありました。大会では、変則玉入れや宅配便リレー、ザ!輪投げ等々大会の目標の一つでもある会員相互の親睦に向けた工夫が随所に見られました。
 かつてパラリンピックは障害者のリハビリテーションの一つと位置付けられていましたが、今は独立したスポーツとの認識が高まっています。障がいを持つ人と健常者が相互に尊重しあい支えあう「共生社会」の実現に向け、地域社会に住む人々の関心をさらに高め、心のバリアフリー化を進めていきたいものです。


2017年6月18日日曜日

運動会に思う

 6月に入り、各地の小学校や中学校で運動会や体育大会が開催されています。このところ週末はあいにくの天気が続いていましたが、好天に恵まれた先日、浦河町堺町小学校でも運動会が開催され、元気な子供たちの声がグランドに響いていました。
 出産適齢期といわれる世代の減少で、2016年の出生数はついに100万人を割り込み、北海道でも、16年の出生数は2000年の3/4にまで落ち込んだそうです。有効な少子化への対策を打たなければ、2053年には人口は1億人を切り、65年には8800万人。平均年齢も15年の46.4歳が、30年には50歳に、57年には53歳になると予想されています。「その頃は生きていないよ」という方もいるのでしょうが、子や孫の活躍する時代の責任は今の大人にもあるのです。できることを地元に還元し、今の子が親となる未来のふるさとも元気な声が響く運動会でありたいものですね。


2017年6月12日月曜日

うらフェス歩行者天国

 6月4日、浦河町浜町通りに賑わいが復活しました。しばらく縁遠くなっていた<賑わい>、なんとか元気を取り戻そうと、実行委員会を立ち上げ「うらフェス歩行者天国」を開催したもの。 あいにく雨降りの肌寒い日ではありましたが、多くの町民が足を延ばし、様々の出店やストリートバンド、特設ステージライブ等々を楽しみ、賑やかだった頃の通りを思い出しました。
あまりの懐かしさに、「1回きりでなくまた開催してほしい」との声が寄せられています。ぜひアンコールに応えてほしいと思いました。

新ひだか町総合町民センター「はまなす」がオープン

 新ひだか町総合町民センター「はまなす」がオープンしました。旧三石総合町民センターを建て替えたもので 、内に三石分庁舎や 図書館、多目的ホール 、研修室や会場室等が一体化して整えられており、町民の利便性を考慮した設計になっています。
 かつての施設整備は費用対効果の視点が強調されましたが、人口減少、少子高齢化が進む現在は様々な視点から判断されるようになってきました。
 「利用者が使いやすい様に」という視点は、まちづくりの重要な要件でもあります。
 オープニングセレモニーでは大勢の町民、関係者が見守るなかテープカットが行われました。今後のいきいきとした活用を願っております。
 

2017年5月30日火曜日

イチャルパ

 様似アイヌ協会のイチヤルパ(先祖供養祭)がチセで行われました。この日は平日ですが様似町の会員はじめ近隣の協会からも多数参加しました。カムイノミや平取町のアイヌ協会文化保存会の皆様による芸能や輪踊りなども行われました。
 年間130万人を超える方が亡くなるという多死社会に入り、多くの人たちが「自分の葬儀は直葬でよい」とする風潮に移り変わっているそうです。人間関係が希薄化するほど「自分の死で迷惑をかけたくない」という人が増えるのかもしれません。
 そんな時代だからこそ、アイヌ文化への関心が高まってきているのでしょうか。失いつつある自然への畏敬の念の強さを、カムイノミやイチャルパに感じます。

2017年5月24日水曜日

田植えの季節

 桜の見頃も終わり、最近の好天にも恵まれて、日高管内の水田でも代かきや田植えが始まりました。米どころの本州米にも負けない旨い米が道内でも生産できるようになっています。昨年度は日高管内平取町産のゆめぴりかが、全道7地区の最高金賞に輝きました。今年も天気に恵まれ豊作であることを祈念しています。
 いっぽう、国内全体ではコメの需要が減り続け、一人当たりの消費量は年間54キログラムと1962年の半分を切るまでになっています。そんな中でも、小袋詰めのコメの売り上げが増え、電子レンジですぐに食べられるパックご飯の売り上げも好調なようです。日本酒や和食ブームで海外では人気が上がる日本のコメ。工夫と知恵で日本農業を守っていかねばなりません。


第8回様似ウニ祭り

第8回様似ウニ祭りがエンルム海岸の特別会場で開催されました。会場には旬の春ウニに誘われて札幌や十勝.苫小牧など全道各地から約4千人の方々が訪れ用意された炭コンロで焼きウニや白貝やホッキ等に舌鼓をうち、グループや家族連れで賑わいました。
 道南の漁協では漁港の空きスペースに天然ウニを移したり、エサの少ない深い海底からウニを移したりして育てる取り組みも見られるようになっています。当地日高は、コメも美味しいことを考えれば、農協、漁協の協働イベント・共助イベントへと思いは膨らんできます。若い世代のアイデアを生かし、新しい時代にふさわしい地域振興へとつながっていってほしいものです。

2017年5月10日水曜日

桜満開

 4月29日から始まったGWは全道的に良い天気に恵まれ桜も満開で、各地は観光客で賑わい、道路も行楽地も大変な混みよう。日高管内の桜の名所、新ひだか町の二十間道路、浦河町西舎の桜ロード、えりも町庶野の桜公園等も満開の桜を楽しむ観光客で大盛況でした。
 桜をめぐるニュース番組は外国人観光客が画面に目立つようになっていますから、大いに観光振興にも活用すべきでしょう。さいたま市は新幹線沿線自治体をつなぐ外国人向け観光ルートを目指し研究会を立ち上げました。函館、青森など東日本の桜の名所を結ぶルート構想も候補と清水勇人市長も語っています。北海道新幹線開通では青函連絡船も予想外に活況とか。日高沿線も、自治体、北海道、JRなどと協力し、様々な交通手段とソフト面での工夫で何とか観光客を呼び寄せたいものです。
 

2017年5月1日月曜日

えりもうに祭り

 29日、えりも春ウニもいよいよ旬。えりもうに祭り が開催され、連休の初日と相まって全道各地からの大勢の観光客や町民の参加者で賑わいました。
 かつては、コンブを荒らす害虫のように思われていたというウニですが、今ではすっかり地域の宝としてその存在感を示しています。20年ほど前からは塩水パックに詰めた道産生うにが出回るようになり、今では旬の時期、通販上位を占めるようになっているようです。
 知名度が上がり、地域を潤すことのは喜ばしいことですが、今年の三陸海岸のように海流の影響か何かで、急に不漁に陥ることも考えられ、育てる水産資源の視点から、保存や更なる付加価値化に向けて一層努めていきたいものです。

様似ソビラ荘落成記念式典

4月25日様似町特別養護施設ソビラ荘が再開されました。東日本大震災で津波の被害を受けて以来安全場所での再開が望まれていましたが、この度旧様似中学校の跡地に新築落成をみ、関係者や来賓を迎え記念式典が行われました。
 大震災の津波は想定を超えるものでしたが、今後は元気な高齢者を増やすソフト面からの取り組みとともに、ハード面からは「災害弱者の施設は高台に」を基本に、まちづくりの施設計画を考えていきたいものです。
 

2017年4月26日水曜日

浦河アイヌ協会定期総会に臨んで

 浦河アイヌ協会の定期総会が開催されました。
 最近はアイヌ民族に関するニュースが確実に増えてきているような気がして私もうれしく思っています。このような成果はすべて地道な活動の継続の結果であると信じています。
 札幌の映像ディレクター、藤島保志さんが、遺骨問題をテーマにしたドキュメンタリー映画「聞こえない声」の上映会、意見交換会を開いているとのニュースにもその感を深くしました。
 ユネスコ(国連教育科学文化機関)では2009年にアイヌ語を消滅の危機が最も高い言語と認定しており、平取町立二風谷小学校では、総合学習でアイヌ語の授業をしています。アイヌ民族ばかりではなく、周りの人たちの応援も確実に増えています。近未来、総会がアイヌ語で開かれるようになれば...、それは果たして夢なのでしょうか。

道営ホッカイドウ競馬開幕

 道営ホッカイドウ競馬が18日開幕しました。前日からの低気圧で昼頃まで風雨が激しく開催も心配されましたが、レースが開催される時間が近づいてくると雨風も落ち着き、多くのファンを魅了しました。初日の売上額は2億6200万円と前年の初日を16.15%上回り好調なスタートとなりました。
 インターネットでの参加が進み、若年層の取り込みが進んでいるようです。かつて地方財政の「お荷物」といわれた公営競技も地方競馬が改善へのけん引役を果たしているようで、10年度に81%だった赤字団体も、15年度は21%と大幅に改善しています。競走馬の落札価格も上昇しており、この傾向が軽種馬産業界全体の底上げにつながるよう祈念しています。

2017年4月10日月曜日

29年度新冠アイヌ協会定期総会

 新冠アイヌ協会の29年度総会が開催されました。総会に先立ち小竹新冠町長、公益社団法人北海道アイヌ協会加藤忠理事長等々の来賓のあいさつがあり、議事に入って28年度の事業報告、決算報告、29年度の事業計画や収支予算案を可決、その後会員来賓と交流懇談会が和やかなうちにおこなわれ、無事終了しました。
  140年ほど前に盗掘されドイツに渡った遺骨の返還を、「ベルリン人類学民族学先史学協会」が決めたとの報道にふれ、遺骨返還運動もようやく広がりを見せてきたように感じています。アイヌ民族博物館へのアクセスを考慮した国道拡幅、観光ツアーメニューとしてのアイヌ文化の紹介なども、アイヌ民族・文化への関心が高まってきた証左でしょう。関係者のこれまでの地道な努力がようやく功を奏してきたものと考えています。

2017年4月7日金曜日

小学校入学式に思う

 日高管内の小学校の入学式が行われました。お父さんやお母さんに付き添われた新1年生は、交通安全協会のおじさん、おばさんから「交通事故に気を付けて」と胸にワッペンをつけてもらい少し緊張気味。安全グッズをもらってうれしそうに笑顔での初登校となりました。
 「団塊の世代」が生まれたころ、人口の3人に1人は14歳以下の子どもでしたが、その割合は30年前には5人に1人、今では8人に1人にまで減っています。昨年は年間出生数が100万人を割り込みました。子供の少ない社会は寂しい社会でもあります。子供は家族にとっての宝だけではなく、地域社会の財産でもあります。高齢者は積極的に若い世代に声をかけ、子育てアドバイスや関連イベント協力などを通じ、子供の育てやすい地域づくりに貢献していきたいものです。
 

2017年3月18日土曜日

日高軽種馬農協総代会

 日高軽種馬農業協同組合の第46回総代会が開催されました。開会宣言の後、組合長の挨拶、来賓の祝辞、事業報告、会計報告、新年度の予算案、活動計画等が審議され、最後にJA北海道大会決議事項の着実な実践に関する特別決議案が満場一致で採択されました。
 長く沈滞していた景気も、GDP(名目国内総生産)ベースでは回復基調とか。海外景気や企業収益、賃金上昇など、世界・国内景気に少しは明かりが見えてきたのでしょうか、海外富裕層の参加やIT機器の広がりに伴う競馬ファンのすそ野も広がっているようです。これも関係者一丸となった取り組みが引っ張ってきたものといえるでしょう。今が踏ん張りどころなのかもしれません。これを機に馬産地日高の面目躍如となってほしいものです。

2017年2月22日水曜日

シシリムカアイヌ文化祭

 28回目となるシシリムカアイヌ文化祭が開催されました。
 アイヌ文化の伝承活動の成果を発表する文化祭は毎年この時期に開催され、町内外からも大勢の人が訪れて、歌や踊り、劇などに親しみます。中でも、今回はアイヌ語教室に通う子供たちによる、ウポポやアイヌ語歌詞での合唱が絶品で、会場から大喝采を受けていました。また交流の一環として、阿寒アイヌ民族文化保存会と地元平取アイヌ民族文化保存会の古式舞踊も披露され、大きな拍手が送られました。
 道内への海外からの観光客は400万人を超え、知事も、2020年を目途に500万人を目指すと言っています。北海道観光振興機構では、アジア客中心の観光を底上げするため欧米のメディア・旅行会社を招へいし、自然見学・体験のほかアイヌ民族の文化紹介などもする予定とか。
 世界からの観光客との交流のなかでもアイヌ文化への認知度をさらに高め、民族文化継承活動を強固なものにしていきたいものです。

2017年2月10日金曜日

さっぽろ雪まつり

 「さっぽろ雪まつり」が開催されています。様子を見に行って来ました。ただただ人の流れに添って歩くだけ、警備員の皆さんのご苦労も大変のものがありますね。しかし拡声器で「立ち止まるな」とばかり声を荒げる警備員もいます。足元のおぼつかない人やあちこちに気を取られる外国人観光客。日本語の分からない人でも威圧的な雰囲気は伝わるでしょう。私の様なシニア世代には不愉快感が強く残ります。
 北海道を代表するお祭りです。外国人観光客が大半と思えるほどこの祭りも国際化されてきました。札幌から道内の他のイベントに流れる方々もおられるはずです。北海道観光へのリピーターとなってもらうために、主催者には、誘導・警備のあり方もまつり全体の中で再考してほしい視点と感じました。

2017年1月10日火曜日

成人式に思う

 日高管内の各町は「成人の日」 の前日8日に成人式が開催され、町関係者や各層・各団体 、両親・家族の見守るなか、晴れ着姿の新成人が緊張の中にも久しぶりの友達の再会等もあり、笑顔で誓いを新たにしていました。
 新成人は全国で123万人と、第一次団塊世代時代の半分になっています。さらに現在の年間出生数は100万人そこそこですから、いびつな人口構成が近未来の経済社会に与える影響が心配されています。前にも紹介していますが、内閣府が2013年に行った、欧米5か国、韓国、日本に住む13歳から29歳の若者の意識調査では、「自分に長所があるか、40歳で幸せになっているか、自分の参加で社会は変わるか、家庭生活に満足しているか」などの質問に肯定する人の割合が日本だけ下がっていたとのこと。若者が生き生きとした地域づくりには元気なシニア世代も関わらねばならない時代です。祭りやイベントへの参加はもちろん、世代をつなぐ施策に積極的にかかわり、みなで「地域力」と高めていきましょう。

2017年1月8日日曜日

消防団の出初式

新しい年が災害のない安心で安全な年となるよう、穏やかで平和な一年間で有りますように。新年のそんな願いを込めて、日高管内の町の消防団の出初め式が開催されました。
 今年は元日から穏やかな天気に恵まれましたが、気温が下がり、厳しい寒さの中での観閲式、分列行進となりました。団員のみなさんの引き締まった顔が印象的でした。
 昨年は、熊本地震が発生し、東北大震災の5年後ということもあって多くの人々に不安をもたらしました。耐震補強済みの建造物でもボルトなど老朽化が原因とされた天井落下などが起こりました。避難施設での二次被害を恐れ車中泊した人の中にはエコノミー症候群の症状が現れたり、避難施設でのプライバシー確保も問題になりました。
 万一の時に、消防団の力を十分発揮してもらうには、これらの二次的災害などへの備えも必要になるでしょう。関係者と住民が一体となってそのための情報や対応策を共有し、安心・安全なまちづくりとしたいものです。

2017年1月7日土曜日

新年動き始める

 正月三が日が過ぎ、いよいよ新年が動き始めました。浦河商工会議所・新ひだか町商工会・新冠町商工会などが主催しての新年恒例会では、会頭や町長などから年頭の挨拶あり、町内の政治・経済・行政や業団体等々が熱心に聞き入り、その後和やかな賀詞交換が行われました。日高中央漁業協同組合の初競り市も威勢の良い競り声で、今朝水揚げされた魚介類が競られ、新年をスタートさせました。
 「今年こそ地方にも景気の良い実感がありますように」との思いは皆さんに共通するものでしょう。
 こんにちの仮想通貨ビットコインの流通やクラウドファンディングなる資金調達がスマートフォンでできる時代を、10年前どれほどの人が予測していたでしょう。IoTの進展は冷蔵庫をインターネットにつなぎ、不足食材の注文や、庫内にある食材でのレシピ提供も可能にしました。社会激変のスピードはさらに増し10年先も想像できない時代ですが、地域には地域の良さがあり、時代の流れに惑わされることなく、「人と人とのつながり」を密にする「地域政策の原点」に立ち返り、みなさんと一緒に道政の未来を見つめていきたいと思います。

2017年1月3日火曜日

騎馬参拝2017

 皆様明けましておめでとうございます。私の新年は108回目の騎馬参拝から。100回までは浦河神社の101の石段を駆け上がり、本殿に新年の参拝をするという、なかなか勇壮なものでしたが、交通安全上の問題を含めさまざまな課題があり、西舎神社への参拝にかわりました。私も毎年この神社で、「今年も一年間の安心安全を」と祈願しております。
 昨年は、当地域ではJR日高線の存続が大問題となり、北海道全体では北海道新幹線の開通も話題になりました。日本全体では震度7の熊本地震が起き、当地も地震の多い地域故に記憶に強く残ります。世界に目を向けると、トランプ大統領の誕生が決まったことでしょうか。グローバル世界の展開による大企業の再編成に、新たな産業革命の息吹もあって、悲喜こもごもの出来事が今年も展開するのでしょうが、まずは、みな様にとって「今年も良い年でありますように」心より祈っております。

2016年11月15日火曜日

第36回浦河アイヌ協会敬老会

 第36回浦河アイヌ協会敬老会が開催されました。浦河アイヌ協会では、毎年会員の中の70才以上の高齢者を対象にお祝いをします。
手造りの料理で舌つづみを打ちながら、ゲーム・歌 ・踊り等を楽しみ、記念品をいただき、参加者者全員で賑わう協会独自のこの会も今年で36回。これほど長く続けている協会はほとんど知りませんが、会員が減少傾向にあって運営は大変なことだと思います。
 先祖を敬い親や年寄りを大切にするアイヌの伝統は、核家族化の現代ゆえになおさら残しておきたいもの。末永く続いてほしいと思っています。

2016年11月12日土曜日

日高管内技能者の集い

日高管内「技能者の集い」が新ひだか町で開催されました。主催者の日高地方技能訓練協会会長の挨拶のあと、優良技能者二名、優良青年技能者一名、技能者養成貢献事業所の表彰がありました。
 来賓からはお祝いの言葉とともに「取り巻く環境はまだまだ厳しい状況にあるが、身につけた技能を経済的社会的地位の向上に役立て、産業や地域社会に貢献してほしい」と激励がありました。元道警本部高速隊長(現在は静内総合自動車学校校長) 高橋氏からは「職人の道も交通安全で」と題して約45分間の講話をいただきました。
 日本の技術は様々な分野で脚光を浴びますが、例えば高層ビルを作るにも足場、型枠、鉄筋などをしっかり組み立てることのできる技能者(縁の下の力持ち)がいて初めて「よいもの」が出来上がることを忘れないようにしたいものです。終了後は受賞者をお祝いする懇親会が開催され技能談議に花が咲きました。

2016年11月1日火曜日

第46回門別ししゃも祭り

 第46回門別ししゃも祭りが開催されました。今年は毎年開催されていた沙流川公園が8月・9月の相次ぐ台風の影響で使用できず特設会場で開かれました。今年は何年ぶりかで、 まずまずの漁模様。会場では旬のシシヤモを堪能し、シシヤモのつかみ取りやすだれ干しなどに行列ができました。道内外から観光バスでお出でになるお客さんもあり、天候にも恵まれ大盛況でした。
 訪日客は、昨年、5年前倒しで2千万人を達成しましたが、爆買いにブレーキがかかり、「モノ」から「コト」へと興味は体験型観光に移っています。せっかくお出でになったお客さんを他の施設やイベントに誘導し、留める工夫が今後ますます求められてくるでしょう。近隣の自治体・住民が連携して知恵を絞り、圏域振興につなげたいものです。

2016年10月17日月曜日

新ひだか町10周年記念式典

 平成18年3月、静内町と三石町が合併し新ひだか町が誕生して10年目を祝い、記念式典が開催されました。町民約300人のほか、来賓として姉妹都市兵庫県淡路市の市長、友好市町の町長・議長など大勢の関係者が参加し、この10年の歩みを振り返るとともに、町発展の為に貢献・功績のあった人に表彰がありました。
 管内人口最大2万7千190人(1万2290世帯)で誕生した「新ひだか町」ですが、この10年で3千人以上の人口減となり、他の町同様、人口減は新ひだか町でも大きな問題となっています。
 酒井町長からは、この10年を契機として、さらに飛躍するため、町民主体の協働のまちづくり、安心安全で心豊かな暮らしのできる古里づくりをすすめ、将来を担う子供達に引き継いで行くため一層努力しますとの式辞があり、関係者一同誓いを新たにしました。

2016年10月11日火曜日

歩いて健康づくり

 10月10日は体育の日、駅伝大会やマラソン、ウオーキング等各地でさまざま な催しが行われました。私も、5・7キロの町民ウオーキング大会に参加し心地よい汗を流しました。
 長野県松本市では、歩くことを楽しむイベントは年間300回もあるといいます。中高年向けの運動教室や企業向けの健康講座なども盛んです。
 感染症から生活習慣病に病気の関心が移っていますが、生活習慣病の予防は未来の負担軽減につながります。1950年(昭和25年)には高齢者1人を12.1人の現役世代が支えていましたが、2015年には2.3人、2060年には1.3人で高齢者を支えることになるといわれています。高齢になってから健康に関心を持つより、幼いうちから予防に関心を持ち、社会全体を健康に導く時代に入ったといえるでしょう。大いに歩き、絶景ポイントや珍しい草花、鳥の鳴き声など、歩きたくなる魅力的なコースの発掘で、私たちも未来のために貢献しましょう。


2016年10月4日火曜日

第35回えりも海と山の幸フェスティバル

 第35回えりも海と山の幸フェスティバルが10月2日秋晴れのもと開催されました。町内外から約9500人が集まり、サケのつかみ取りはもちろん、漁協の青年部、女性部の方々が用意したシャケ鍋も好評で、ツブや毛ガニ等魚介類、短角牛の格安販売も盛況でした。えりも 高校生による郷土芸能の駒踊りや吹奏楽部が祭りに華をそえ、みなで秋の一日を楽しみました。
主催者は、「今年は鮭が不漁で祭り用が確保できるか心配しましたが、定置漁業の皆様に大変な協力を頂き何とか祭りが出来ました」 と胸をなぜおろしていました。互いの協力が雰囲気を盛り上げ、最高のフェスティバルになりました。
鮭漁の今後の豊漁を期待しています。(写真はイベントの一番人気、サケのつかみ取り)

2016年9月28日水曜日

シャクシャイン法要祭

 第70回目となるアイヌ民族の英傑シャクシャイン法要祭が新ひだか町真歌で開催されました。関係者はじめ約千人が道内各地から参列し、シャクシャイン像前でカムイノミを行い功績をしのびました。
 シャクシャインが生きていた時代は今を去る約350年前。大和民族に不利な交易条件を強いられ、土地を奪われ、移住もさせられ、虐げられてきたアイヌ民族でしたが、近年、少数民族に対する国際的関心の高まりもあって、民芸、舞踊、刺しゅうなど文化的側面が見直されています。
 JR東日本では来年5月、豪華寝台列車で、隠れた名所・文化を発掘する旅を企画し、アイヌ民族の装飾品、生活文化を学ぶ機会を組み込むとのこと。過去、考古学の名の下に分散した遺骨の返還運動も市中の注目を集めています。シャクシャイにつながる末裔の努力のたまものと敬意を表します。