2016年11月15日火曜日

第36回浦河アイヌ協会敬老会

 第36回浦河アイヌ協会敬老会が開催されました。浦河アイヌ協会では、毎年会員の中の70才以上の高齢者を対象にお祝いをします。
手造りの料理で舌つづみを打ちながら、ゲーム・歌 ・踊り等を楽しみ、記念品をいただき、参加者者全員で賑わう協会独自のこの会も今年で36回。これほど長く続けている協会はほとんど知りませんが、会員が減少傾向にあって運営は大変なことだと思います。
 先祖を敬い親や年寄りを大切にするアイヌの伝統は、核家族化の現代ゆえになおさら残しておきたいもの。末永く続いてほしいと思っています。

2016年11月12日土曜日

日高管内技能者の集い

日高管内「技能者の集い」が新ひだか町で開催されました。主催者の日高地方技能訓練協会会長の挨拶のあと、優良技能者二名、優良青年技能者一名、技能者養成貢献事業所の表彰がありました。
 来賓からはお祝いの言葉とともに「取り巻く環境はまだまだ厳しい状況にあるが、身につけた技能を経済的社会的地位の向上に役立て、産業や地域社会に貢献してほしい」と激励がありました。元道警本部高速隊長(現在は静内総合自動車学校校長) 高橋氏からは「職人の道も交通安全で」と題して約45分間の講話をいただきました。
 日本の技術は様々な分野で脚光を浴びますが、例えば高層ビルを作るにも足場、型枠、鉄筋などをしっかり組み立てることのできる技能者(縁の下の力持ち)がいて初めて「よいもの」が出来上がることを忘れないようにしたいものです。終了後は受賞者をお祝いする懇親会が開催され技能談議に花が咲きました。

2016年11月1日火曜日

第46回門別ししゃも祭り

 第46回門別ししゃも祭りが開催されました。今年は毎年開催されていた沙流川公園が8月・9月の相次ぐ台風の影響で使用できず特設会場で開かれました。今年は何年ぶりかで、 まずまずの漁模様。会場では旬のシシヤモを堪能し、シシヤモのつかみ取りやすだれ干しなどに行列ができました。道内外から観光バスでお出でになるお客さんもあり、天候にも恵まれ大盛況でした。
 訪日客は、昨年、5年前倒しで2千万人を達成しましたが、爆買いにブレーキがかかり、「モノ」から「コト」へと興味は体験型観光に移っています。せっかくお出でになったお客さんを他の施設やイベントに誘導し、留める工夫が今後ますます求められてくるでしょう。近隣の自治体・住民が連携して知恵を絞り、圏域振興につなげたいものです。

2016年10月17日月曜日

新ひだか町10周年記念式典

 平成18年3月、静内町と三石町が合併し新ひだか町が誕生して10年目を祝い、記念式典が開催されました。町民約300人のほか、来賓として姉妹都市兵庫県淡路市の市長、友好市町の町長・議長など大勢の関係者が参加し、この10年の歩みを振り返るとともに、町発展の為に貢献・功績のあった人に表彰がありました。
 管内人口最大2万7千190人(1万2290世帯)で誕生した「新ひだか町」ですが、この10年で3千人以上の人口減となり、他の町同様、人口減は新ひだか町でも大きな問題となっています。
 酒井町長からは、この10年を契機として、さらに飛躍するため、町民主体の協働のまちづくり、安心安全で心豊かな暮らしのできる古里づくりをすすめ、将来を担う子供達に引き継いで行くため一層努力しますとの式辞があり、関係者一同誓いを新たにしました。

2016年10月11日火曜日

歩いて健康づくり

 10月10日は体育の日、駅伝大会やマラソン、ウオーキング等各地でさまざま な催しが行われました。私も、5・7キロの町民ウオーキング大会に参加し心地よい汗を流しました。
 長野県松本市では、歩くことを楽しむイベントは年間300回もあるといいます。中高年向けの運動教室や企業向けの健康講座なども盛んです。
 感染症から生活習慣病に病気の関心が移っていますが、生活習慣病の予防は未来の負担軽減につながります。1950年(昭和25年)には高齢者1人を12.1人の現役世代が支えていましたが、2015年には2.3人、2060年には1.3人で高齢者を支えることになるといわれています。高齢になってから健康に関心を持つより、幼いうちから予防に関心を持ち、社会全体を健康に導く時代に入ったといえるでしょう。大いに歩き、絶景ポイントや珍しい草花、鳥の鳴き声など、歩きたくなる魅力的なコースの発掘で、私たちも未来のために貢献しましょう。


2016年10月4日火曜日

第35回えりも海と山の幸フェスティバル

 第35回えりも海と山の幸フェスティバルが10月2日秋晴れのもと開催されました。町内外から約9500人が集まり、サケのつかみ取りはもちろん、漁協の青年部、女性部の方々が用意したシャケ鍋も好評で、ツブや毛ガニ等魚介類、短角牛の格安販売も盛況でした。えりも 高校生による郷土芸能の駒踊りや吹奏楽部が祭りに華をそえ、みなで秋の一日を楽しみました。
主催者は、「今年は鮭が不漁で祭り用が確保できるか心配しましたが、定置漁業の皆様に大変な協力を頂き何とか祭りが出来ました」 と胸をなぜおろしていました。互いの協力が雰囲気を盛り上げ、最高のフェスティバルになりました。
鮭漁の今後の豊漁を期待しています。(写真はイベントの一番人気、サケのつかみ取り)

2016年9月28日水曜日

シャクシャイン法要祭

 第70回目となるアイヌ民族の英傑シャクシャイン法要祭が新ひだか町真歌で開催されました。関係者はじめ約千人が道内各地から参列し、シャクシャイン像前でカムイノミを行い功績をしのびました。
 シャクシャインが生きていた時代は今を去る約350年前。大和民族に不利な交易条件を強いられ、土地を奪われ、移住もさせられ、虐げられてきたアイヌ民族でしたが、近年、少数民族に対する国際的関心の高まりもあって、民芸、舞踊、刺しゅうなど文化的側面が見直されています。
 JR東日本では来年5月、豪華寝台列車で、隠れた名所・文化を発掘する旅を企画し、アイヌ民族の装飾品、生活文化を学ぶ機会を組み込むとのこと。過去、考古学の名の下に分散した遺骨の返還運動も市中の注目を集めています。シャクシャイにつながる末裔の努力のたまものと敬意を表します。

2016年8月28日日曜日

台風被害

台風7、11、9号と連続して北海道に上陸し、日高路も各地に大きな被害をもたらしました。被害に遭われた皆様に心からのお見舞いを申し上げます。特に9号の被害は大きく、国道、道道からの土砂流出や法面崩落、JR 日高線清畠~豊郷間では線路路盤の流出があったほか 、トマトハウスを始めとする農業被害やコンブ干場への土砂流入等もあり、一日も早い復旧がのぞまれます。また教訓にすべき課題もあり、次回対策に生かされなければなりません。
 台風10号も近づいています。進路は予断を許しません。災害対策に当たる人たちには、来るものと仮定しての準備が重要になるでしょう。連絡体制のチェックはもちろん、前回台風による排水施設等の閉塞の有無、高齢者世帯など災害弱者への目配り、町内会との連携、非常時資材の質・量の確認など、防災対応は多岐に及びますが、組織力を総動員し今一度再確認をお願いします。

2016年8月16日火曜日

えりもの灯台まつり

 えりも町の夏まつり、「えりもの灯台まつり」が開催されました。メインプログラムの一つがマツカワカレイ稚魚の放流。えりも港の船揚げ場では親子連れや関係者によって2000尾の稚魚が海に放たれました。
 この稚魚放流体験は生活体験学習とも呼べるもので、関係者の汗の結晶である特産稚魚との直接の触れ合いにより、子供たちに自然との共生や、自他の関わりの理解、学習に対する興味や関心を育てる効果が期待できます。祭りという人間的なふれ合いができる場所での絶好の学習機会ととらえることができ、これからもずっと継続してほしいと思っています。
 まつりに合わせ豊漁祈願や安全操業祈願も行われ、灯台公園では大勢の町民や帰郷客、観光客がまつりを楽しみました。

2016年8月14日日曜日

やっと来た!夏イカ

 やっと来た!夏イカ。浦河沖のイカ漁(真イカ)はなかなか気配を見せないので、関係者をやきもきさせていましたが、この12日、道内外からの7隻により約300箱が水揚げされました。関係者もこれから本格化してくると今後の漁に期待をかけていました。今まで全道的には不漁とあって、値段は少々割高ですが、浦河町の風物詩、店頭販売に、新鮮なイカを求めて早速のお客さんが訪れていました。
 食育に関する意識調査では、家族と一緒に朝食を食べる機会が「ほとんどない」と答えた人は4人に一人。共働きや多様な就業形態の現代では、朝食を家族一緒にとる人が5割程度というのも頷けます。
 朝イカの刺身、イモとイカの煮つけは、昭和世代には季節を感じさせる食べ物、家族団らんの記憶として思い出す人も多いと思いますが、平成以降の世代にも「夏イカ」の季節感、故郷感を残しておきたいものです。

2016年8月10日水曜日

コンブ漁真っ盛り

 抜けるような青空に磯のにおい。日高路は今、コンブ漁の真っ盛りです。
 7月に始まったコンブ漁は風物詩の一つになっていますが、天気や波などに左右され、なかなか思う様に出漁ができずにいました。水揚げが心配されるところですが、8月に入って天気に恵まれたこともあって、浜には元気な声が、笑顔があふれ、まずは一安心しています。
 高齢化による収穫減や、地球温暖化の影響もあって、道産コンブの年間出荷量は25年前の約半分に落ち込んでいます。コンブ種苗の二期作化や、コンブに直接施肥する技術の確立なども急がれていくでしょう。漁業も、いよいよ、「とる漁業から育てる漁業」への転換が迫られてきているように感じています。

北海道・黒龍江省友好提携30周年

 北海道と中国・黒龍江省の友好提携30周年を迎え 黒龍江省から孫永波副省長ら5人が来道され、歓迎のレセプションが開催されました。
 国レベルでぎくしゃくした関係でも、自治体レベルのお付き合いはそれに引きずられたくはありません。逆に自治体同士のお付き合いが国の摩擦を軽減できればこれに越したことはありません。
 中国も一人っ子政策の影響で、今後高齢化社会へと進んでいきます。札幌市内の高齢者施設などを視察する予定になっていますが、先行する日本の高齢化社会の現状や、対策のあれこれに触れ、近未来の中国の郷土づくりのお役に立てれば幸いです。

2016年8月1日月曜日

第31回シンザンフェスティバル

 うらかわ馬フェスタ2016(第31回シンザンフェスティバルと浦河競馬祭)が日本中央競馬会日高育成牧場特設会場で開催されました。まつりの初日は、全国から応募のあった馬上結婚式。選ばれた札幌在住と浦河町在住の二組が、先導馬と馬車でまつり会場に姿を現すと、町内外から集まった観光客や家族連れ、関係者等大勢の人たちの拍手で祝福を受けました。末永く、どうぞお幸せに。新婚さんには心温まる思い出になったはず。イベントを企画した実行委員会の皆様ご苦労様でした。
 浦河町には馬事資料館があったり、乗馬療育が行われたりユニークな施設や取り組みが行われています。豊富な食材や自然景観にも恵まれていることから、ユニークベニューのような総合的なソフト事業の一環にこの馬フェスタも組み込めるのではないか、そんな気がしました。
 
 


2016年7月30日土曜日

記録的大雨

 27日から28日にかけて、日高管内では200ミリ以上を記録する大雨で各河川が増水、浦河町では全世帯に避難勧告が出されました。住宅への浸水や冠水、また牧草地や道路の冠水などで通行止めも頻発し、経験のない事態に住民も不安に陥りました。
 まだまだ大気の不安定ということで、河川の増水や土砂災害に注意が必要ですが、関係者の努力もあって不測の事態は避けられているようです。
 豪雨は避難を呼びかけるサイレンやスピーカーの音さえ聞こえにくくします。近年の温暖化の影響で、今後も今回以上の水害はあり得るとして、今回の経験を災害訓練に生かしてもらいたいと思います(写真は孤立してしまった浦河町の絵笛にある障がい者施設向陽園や住宅、牧草地)

2016年7月22日金曜日

懸案事項の要望活動

 日高管内七町の町長・議長さんと共に管内の懸案事項の要望活動に同行し、北海道知事、道庁各部局の部長・次長・局長・課長との意見交換を行ないました。
 JR日高線の不通は1年を過ぎ早期復旧が望まれています。日高自動車道の整備は地域振興の上からも、医療体制の充実、防災機能の強化の面からも重要課題となっています。2015年の訪日客数、旅行消費額は2012年のそれぞれ2.4倍、3.2倍となりましたが、インバウンド観光の効果は地方にはまだまだ浸透してはいません。日高の魅力を十分アピールし、予算獲得に向けて熱気ある要望会議となりました。

2016年7月20日水曜日

飲酒運転根絶の日

 7月13日は飲酒運転根絶の日。2年前、2014年のこの日は小樽ドリームビーチで起きた飲酒運転ひき逃げ事件のあった日。
 昨年の12月に施行された議員提案の「飲酒運転根絶条例」で飲酒運転根絶に向けて、道と道民が一体となって取り組む日としました。
 全道各地で決起集会が開催され、浦河町総合文化会館では、根絶に向けてと題して、浦河警察署交通課長の基調講演があり、道民宣言が読み上げられ、街頭啓発等を行いました。
 なかなか無くならない飲酒運転も詰まる所は「このくらいは大丈夫」「運転には自信あり」という自己過信にあると思います。皆で一声掛け合い、「飲むなら乗らない」「乗るなら飲まない、飲ませない」と、自らを戒め、飲酒運転を無くしていきましょう。

2016年7月7日木曜日

第22回みついし蓬莱山まつり

 7月3日、日高路で一番早い夏まつり「 第22回みついし蓬莱山まつり」(新ひだか町三石) が初夏を告げました。当日は前夜からの雨も収まりお昼頃には太陽も顔を出し、町内外から集まった約4700人が歌謡ショーや、よさこいソーラン等々を楽しみました。また特産の三石和牛には開始から長い行列ができ、用意した牛二頭分!>が午前11時半頃には完売、また地元の商店や商工会の皆さんなどの露店にも大勢の人が並び、夏の訪れを楽みました。
 人口減、格差拡大、高齢化社会が「無縁社会」を増長する側面もあります。わが国の毎年の自殺者は3万人を超え、孤独死も3万人を超えていますが、祭りは「有縁社会」をつなぐ役割を持つはずです。よさこいソーランチームの「縁」ではありませんが、日高路の祭りにも「縁」の広がりを期待したいと思います。

2016年7月4日月曜日

向陽園の運動会にて


 浦河町の障がい者施設向陽園の運動会が行われました。今年は、前夜から降った雨のために体育館での開催となり、競技種目や内容にも少し変更がありましたが、参加者はみな元気にひと時を楽しみました。
 他地域に比し自然環境の豊かさで引けをとらない浦河ですが、地震でたびたび地名が報道されます。防災の先進地と障がい者にやさしいまちづくりが一体になった「住みよいまち」をアピールできれば、空港への利便性などから、移住に関心のある人にも大いに目を向けられると考えます。
 東日本大震災では警報の不達、誘導の不備もありました。「迷惑をかけるから、避難所には行けない」という、健常者には届きにくい声も寄せられました。最近言われる「CCRC」、継続的な(Continuing )ケア付きの( Care )高齢者たちの(Retirement )共同体(Community)。健康なうちは生活を楽しみ、老後は十分なケアが受けられるコミュニティーのことですが、それらも合わせた視点で「災害弱者にやさしいまちづくり」を進めていきたいものです。

2016年6月19日日曜日

第47回日高管内身体障害者スポーツ大会

 第47回日高管内身体障害者スポーツ大会が浦河町スポーツセンターで開催されました。この大会は、管内八地域を持ち回りで、障害者の自立や社会復帰、社会貢献、お互いの交流を目的に毎年開催されるもの。今年も約270人以上が参加して事務局や関係者ボランティアの協力のもと、優勝目指して競技を楽しみました。
 今年4月から「障害者差別解消法」  「 改正障害者雇用促進法」 が施行されました。安倍政権は「一億総活躍社会」の実現を目指すとしていますが、障害の有無に関係なく、個人が持てる能力を社会で役立て、活躍できる環境づくりは世界の流れです。その流れを浸透させるには地域住民一体となった取り組みも必要です。
 このスポーツ大会が例えば健常者と一緒にできるようになれば、障害者への理解も深まり、さらに住みよい地域をつくることにつながるでしょう。様々な切り口から障害者の社会参加を考えていくべきだと教えられています。

2016年6月13日月曜日

よさこいソーラン祭り2016

北海道の初夏、 よさこいソーラン祭り2016が終わりました。参加者2万人以上といわれ、道内はもちろん道外・海外からも踊り手さんが集まり、見物の観光客・市民も一緒に盛り上がりました。
 一方、「以前のようには、気軽に参加ができなくなった」との声もあり、タクシー運転手さんからは「賑わいすぎて商売にならない」との嘆きも聞かれるようになりました。皆が楽しむというのはなかなか難しいものですね。
 今後もこの祭りは続くでしょう。いずれ、元祖よさこいソーランや、地方版のご当地よさこいソーランなどの連携が生まれるかもしれません。そうなれば札幌会場から道内各地のよさこいソーランを回って、より長く祭りを楽しむツアーだって企画されるかもしれません。様々な工夫を加味して地方も大いに潤ってほしいものです。

2016年6月12日日曜日

日高獣医師会定期総会

 日高獣医師会の第68回の定期総会が開催されました。総会に先立ち永続会員や学術貢献者が表彰されました。駒澤弘義会長からは、「近隣諸国では悪性伝染病が多発しており、海外からの観光客も北海道新幹線開業で益々増える見通しであることから、人獣共通感染症が道内や管内へ侵入する可能性がある」、「侵入された場合には生産者の経済損失が大きいことから、飼育管理衛生基準を徹底し、関係団体と協力し防止に努めよう」とのご挨拶がありました。
人やモノの動きがグローバル化し、情報共有の重要性はますます高まっています。生産者間にいち早く正確な情報・対策が共有されるよう、関係団体・機関の連絡体制についても、地元自治体と北海道が率先準備しておく必要性があると改めて認識しています。

2016年6月6日月曜日

平取町スズラン観賞会

 平取町スズラン観賞会が五月の末から始まり、各地から大勢の人が、幌尻岳の麓、芽生(めむ)地区の群生地を訪ねています。群生地は15ヘクタールと日本一の規模を誇ります。
 写真看板にあるミューゲとはフランス語でスズランのこと。5月1日は愛する人にスズランを贈ることから「ミューゲの日」と言われ、 もらった人には幸運が訪れるといわれます。スズランは花嫁のブーケやウエディングケーキの飾りのモチーフに使われているようですが、本物は見かけの可憐さとは別に毒があり、ギョウジャニンニクと間違われ中毒事故が時々発生します。活けておいた水にも毒性があるとか。今後観光資源として大いに活躍期待されますが、観光客には毒性についての情報提供も忘れずに。

2016年6月1日水曜日

今が旬の時鮭

 日高の海。今が旬の時鮭(トキ、トキシラズとも言う)は脂がのって実に旨い。今年は日高海区の海は平均して水揚げが順調の様子。つい先日まで少し小ぶりでしたが、ようやく魚体も3キロ以上と、成長してきました。
 栄養を卵にとられる秋サケに対し、トキサケは脂が乗っているのが特徴で、餌を求めて近海を回遊している時に定置網に入ります。秋ザケの5%前後しか取れない貴重品で首都圏の鮮魚店では一切れが500円もするとか。食の多様化、流通の改善でいつの間にか鮨ネタにも欠かせない存在となってきましたね。6月中旬を過ぎると脂も抜けてきますので早めにお召し上がりください。

2016年5月25日水曜日

田植え真っ盛り

 日高管内の米農家の皆さんは今が田植えの真っ盛り。天候にも恵まれたこともあって、あと
二、三日で田植えも終わるようです。今年も豊作を祈念しています。
 住民の過半数が65歳以上の限界集落、2010年の総務省調査では全国に1万カ所もあるとのこと。その4年前の調査より15%も増えているそうですが、限界集落は何もしなければ消滅集落となっていきます。
 田んぼにはタニシやカエルが繁殖し、それを餌に鳥が集まり、豊かな自然環境が維持されます。 田んぼのあることは農業従事者ばかりでなく町全体にとっても大切なこと。農業集落の維持に多くの方が関心を持っていただきたいと思います。

2016年5月24日火曜日

様似ウニまつり

 初夏の気分さわやかな、そんな一日、様似町、観光協会、商工会漁組等で組織する実行委員会主催の「様似ウニまつり」が開催され、エンルム海岸特設会場には、札幌や帯広市などを含め、町内外から約4千人が訪れました。パフンウニやツブ貝、白貝、ベニーズワイガニ等の香ばしい匂いや、バ-ベキュ-コンロを囲む人たちの歓声が快晴の海岸に広がりました。
 人口減は日本全国の問題ですが、人口減への対応は様似町でも喫緊の課題です。 世界的に貴重な地形や地質を持つとしてアポイ岳が、自然公園「世界ジオパーク」に認定されましたが、人が集まるこのようなイベントの中からも、次の広がりにつながるきっかけが生まれてくることを期待しています。

2016年5月16日月曜日

第4回シベチャリ武四朗まつり

 第4回シベチャリ武四朗まつりが新ひだか町アイヌ協会の主催で開催されました。
 幕末の探検家で北海道、樺太を踏査した松浦武四朗。「北海道」の名付け親でもあり、多くの業績を残しましたが、そこには、武四郎さんのサポート役を担い、共に苦難を乗り越えたアイヌ民族先祖の存在も忘れることはできません。この催しは武四朗さんと、同行したアイヌ民族の先祖を供養し、功績を考える機会としたもので、今回も多くの参加者のもと、イチャルパやカムイノミ、講演会、古式舞踊が披露されアイヌ料理を楽しみました。
 様々なアイヌ文化の紹介行事が多くなっている気がしています。また若い世代も伝統文化に自信を持つようになり、それらの人たちの活躍もあって、全国的にも少しずつ広がりを見せるようになってきました。経済至上主義が見直され、アイヌ民族の価値観に時代がようやく追いついたといえるのかも知れませんね。

2016年5月7日土曜日

桜の見ごろ


 春の日高路  桜の見どころといえば、静内の二十間道路、浦河西舎の桜並木道、えりも庶野の桜公園が特にお勧めではないでしょうか。今年はこのゴ-ルデンウイ-クを見ごろに、地元はもとより各地から花見客が大勢来られています。
 二十間道路は、幅約36mで距離7Kmの直線の両側に、樹齢100年を超えるエゾヤマザクラなどが約3,000本が並んでいます。日高山脈を望んで景観は圧巻ですが、全国的に有名すぎてもっとゆったりしたサクラを楽しみたい人は、浦河やえりもがお勧めかも知れません。
 どちらにしろ、これを地元活性化に使わぬ手はありません。2011年620万人だった訪日観光客は2015年には2千万人の大台に届く勢いでした。旅行消費額は8千億円から3兆5千億に伸びています。16年3月策定された政府の「明日の日本を支える観光ビジョン」では、2020年には訪日外国人客数4千万人、旅行消費額8兆円、30年にはそれぞれ6千万人、15兆円を目標としています。千歳空港に近いこともあり、地の利は十分あるといえるでしょう。

2016年4月30日土曜日

ウニまつり

 日高の春はえりものウニまつりから。
朝から小雨降るなか、近隣の町はもちろん、札幌や帯広等からも大勢の観光客が訪れ、行列をつくり春の味覚を楽しんでいました。
  えりも岬はロングセラーブランドですが、鮭の「銀聖」、高級カレイの「マツカワ」、旨味成分は多く低カロリーの「短角牛」、最近はハート形の「豊似湖」もまちづくりメニューに加わりました。「個」から「複」へ、そして「集」へとブランドメニューが膨らみ、それらが絡み合い、未来の「力」として、ふるさとが発展していくことを願っています。

2016年4月21日木曜日

道営ホッカイドウ競馬が開幕

 道営ホッカイドウ競馬が開幕しました。今年の開催は20日から11月10日までの80日間。内回りコースを整備した門別競馬場ではナイターレースも行われます。道では馬券の発売目標額を173億円と前年実績比4億円増を設定しました。この日の売上額は2億2599万円、黒字定着化に向けて期待される初日となりました。
 日本全体の景気が低迷する中、北海道競馬の再生は道民の多くに希望を抱かせるものです。照明設備もLEDとしたり、インターネットの活用で馬券を買いやすくするなど、施設や運営に対する経費削減への関係者の思いも十分伝わっています。競馬ファンも一丸となって道営ホッカイドウ競馬を応援し、盛り上げていきましょう。

2016年4月18日月曜日

あらためて地方創生とは


 世界ジオパークのアポイが山開きしましたが、昨年の1月7日から列車が来ない様似駅はひっそりとしています。一方、道民の悲願であった北海道新幹線が、多くの夢を乗せて3月26日開業しました。地方路線は赤字だからと切り捨てるのだろうか、との不安の中にある日高管内の人々には、新幹線の夢も希望もよそ事に映ってしまいます・・・。
 JR北海道は毎年300億円の赤字です。開通した新青森―新函館北斗間も毎年約50億円赤字が続くと言われ、青函トンネルは保守に毎年20億円を要しています。国の財政状況は悲観的であり、札幌延伸後は更なる地方負担を求めてくることが危惧されます。近未来、北海道の人口は400万人を切ると推計される中、室蘭本線、釧網線、宗谷線、根室線などの廃止も議論されるのではないかと考えると、あらためて地方創生とは何か、道民一人ひとりにも問われている、と言わざるを得ません。


2016年4月12日火曜日

新冠アイヌ協会定期総会

新冠町アイヌ協会の新年度総会が開催されました。渕瀬清会長、加藤忠北海道アイヌ協会理事長の挨拶、小竹新冠町長など来賓の祝辞のあと議事に入り、27年度事業や収支報告、28年度の計画案、役員の改選と無事審議終了し、交流懇親会が開催されました。
 お話を聞いていて、つい先日来日されたウルグアイ元大統領ホセ・ムヒカ氏の言葉を思い出しました。彼は「貧乏な人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人」と言い、現代社会の富の偏在を批判しました。
 日本が「無限の欲」が支配する社会に落ち込まないよう、何に学ぶべきか。私はアイヌの生活文化にも大きなヒントが隠されているような気がします。

2016年4月10日日曜日

入学式に思う

 四月、新年度が始まり、各地で入学式が行われています。私は小学校と農業高校の入学式に出席してきました。
 静内農業高校の今年の入学者は食品学科25人、生産学科32人の計57人で、その内道外から4人 日高管外から5人の入学者が含まれています。同校は、サラブレッド生産や農産製品など地域産業の特色を生かし多方面で教育効果を上げ、高い評価を上げています。
 IT技術の進展や国際競争の激化で、企業は内部不採算部門などの整理縮小から、いまや労働者の4割は非正規社員と言われます。20年後には職業の半分が、現在存在しない仕事だろうと予測する学者までいます。しかし、「食」という人命に関わる部門で、人の手が全く不要になる世界は考えられません。農業はまさに「食」の根幹産業であり、地域の強みでもあります。子どもたちには自信と誇りを持って勉学に励んでほしいと思います。