2016年4月30日土曜日

ウニまつり


  日高の春はえりものウニまつりから。
  朝から小雨降るなか、近隣の町はもちろん、札幌や帯広等からも大勢の観光客が訪れ、行列をつくり春の味覚を楽しんでいました。
  えりも岬はロングセラーブランドですが、鮭の「銀聖」、高級カレイの「マツカワ」、最近はハート形の「豊似湖」もまちづくりメニューに加わりました。

「個」から「複」へ、そして「集」へとブランドメニューが膨らみ、未来の「力」として、ふるさとが発展していくことを願っています。

2016年4月21日木曜日

道営ホッカイドウ競馬が開幕

 道営ホッカイドウ競馬が開幕しました。今年の開催は20日から11月10日までの80日間。内回りコースを整備した門別競馬場ではナイターレースも行われます。道では馬券の発売目標額を173億円と前年実績比4億円増を設定しました。この日の売上額は2億2599万円、黒字定着化に向けて期待される初日となりました。
 日本全体の景気が低迷する中、北海道競馬の再生は道民の多くに希望を抱かせるものです。照明設備もLEDとしたり、インターネットの活用で馬券を買いやすくするなど、施設や運営に対する経費削減への関係者の思いも十分伝わっています。競馬ファンも一丸となって道営ホッカイドウ競馬を応援し、盛り上げていきましょう。

2016年4月18日月曜日

あらためて地方創生とは


 世界ジオパークのアポイが山開きしましたが、昨年の1月7日から列車が来ない様似駅はひっそりとしています。一方、道民の悲願であった北海道新幹線が、多くの夢を乗せて3月26日開業しました。地方路線は赤字だからと切り捨てるのだろうか、との不安の中にある日高管内の人々には、新幹線の夢も希望もよそ事に映ってしまいます・・・。
 JR北海道は毎年300億円の赤字です。開通した新青森―新函館北斗間も毎年約50億円赤字が続くと言われ、青函トンネルは保守に毎年20億円を要しています。国の財政状況は悲観的であり、札幌延伸後は更なる地方負担を求めてくることが危惧されます。近未来、北海道の人口は400万人を切ると推計される中、室蘭本線、釧網線、宗谷線、根室線などの廃止も議論されるのではないかと考えると、あらためて地方創生とは何か、道民一人ひとりにも問われている、と言わざるを得ません。


2016年4月12日火曜日

新冠アイヌ協会定期総会

新冠町アイヌ協会の新年度総会が開催されました。渕瀬清会長、加藤忠北海道アイヌ協会理事長の挨拶、小竹新冠町長など来賓の祝辞のあと議事に入り、27年度事業や収支報告、28年度の計画案、役員の改選と無事審議終了し、交流懇親会が開催されました。
 お話を聞いていて、つい先日来日されたウルグアイ元大統領ホセ・ムヒカ氏の言葉を思い出しました。彼は「貧乏な人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人」と言い、現代社会の富の偏在を批判しました。
 日本が「無限の欲」が支配する社会に落ち込まないよう、何に学ぶべきか。私はアイヌの生活文化にも大きなヒントが隠されているような気がします。

2016年4月10日日曜日

入学式に思う

 四月、新年度が始まり、各地で入学式が行われています。私は小学校と農業高校の入学式に出席してきました。
 静内農業高校の今年の入学者は食品学科25人、生産学科32人の計57人で、その内道外から4人 日高管外から5人の入学者が含まれています。同校は、サラブレッド生産や農産製品など地域産業の特色を生かし多方面で教育効果を上げ、高い評価を上げています。
 IT技術の進展や国際競争の激化で、企業は内部不採算部門などの整理縮小から、いまや労働者の4割は非正規社員と言われます。20年後には職業の半分が、現在存在しない仕事だろうと予測する学者までいます。しかし、「食」という人命に関わる部門で、人の手が全く不要になる世界は考えられません。農業はまさに「食」の根幹産業であり、地域の強みでもあります。子どもたちには自信と誇りを持って勉学に励んでほしいと思います。




2016年3月22日火曜日

春を見つけた

 春分の日  春を見つけた!
 毎年のことですが、やっぱり春は福寿草でしょうか、この花を見ると気持が和み、元気が出ます。
 自然界の営為と対照的に、人間世界では変化が加速するようです。昨今は経済や産業の動きが激しく、変化に対策が後追いするような状況が続いています。
 つい先日の世界一流プロ棋士との囲碁対決では、10年はないと思われていたコンピューターの勝利が我々を驚かせました。
 AI(人工知能)の進化は何をもたらすのか、利便性や効率性を優先すれば、既存産業の衰退や雇用不安を増します。期待と不安が混在するなか、先を見る目を養い、地域の安全・安心を守る「政治の役割」は一層大きくなるでしょう。日だまりの福寿草に癒されながら、我に返り、気の引き締まる思いがしました。

2016年3月3日木曜日

静内農業高校卒業式

 3月1日は道立高校の卒業式が各地で行われました。
 私は静内農業高校に出席させてもらいましたが、59人の卒業生の進路は100パーセントが決まっているとのことで安心しました。
 おめでとう。そして君たちの未来に幸あれと祈ります。
 当校は、食品科学科、生産科学科を設置し、新しい時代の農業に対応しつつ、軽種馬生産学習を正規授業に取り入れ、地域の特色ある農業高校として、その存在価値を輝かせています。今後一層全国に知れ渡り、有能な人材(財)が集まり、地元、北海道、全国へと活躍の場を広げていくことを祈念しています。

2016年3月2日水曜日

平取ダム建設工事

 沙流川総合開発事業・平取ダム建設工事の早期完成を求める総決起大会が平取町・平取ダム建設促進期成会主催で開催されました。
 平取ダムは洪水調節をはじめ、流水の正常な機能の維持 や水道用水の確保、発電を目的とした事業であり、安心安全な生活の出来る地域づくりと地域の振興発展を図るための重要な事業であります。
 近年は異常気象による洪水と渇水の頻発が懸念され、その変動幅も大きく、過去の危険性を上回る災害も心配されています。また、福島 原発事故以来、多様なエネルギー利用への住民関心も高く、昨年に引き続き今年も大勢の町民が集まり、早期完成に向け事業が推進されるようにと声をあげました。
 

2016年2月24日水曜日

シシリムカアイヌ文化祭

 平取町で第27回アイヌ文化伝承活動発表会、シシリムカアイヌ文化祭が開催されました。
 この文化祭はアイヌ協会などが主催し毎年この時期に開催されていますが、今回も日頃の練習の成果をいかんなく披露し、約300人の観客や関係者が伝統文化を楽しみました。
 今年はNHKのEテレビ「にほんごであそぽ」などで活躍している歌手のおおかた静流さんも特別出演し、平取アイヌ語教室の子供たちと「花」をアイヌ語で歌い、白老民族芸能保存会の古式舞踊も文化祭を多いに盛り上げました。
 ここ数年、訪日外国人観光客も急激に増えていますが、このアイヌ文化祭も是非知ってほしい伝統文化ではあります。

2016年1月22日金曜日

襟裳岬レストハウス火災

 発達した低気圧により襟裳岬では19日の午前1時48分に最大瞬間風速45メ-トルを記録しました。それから 約40分程経過したころと思われますが、観光施設のレストハウスから火災が発生し一階と地下倉庫が全焼しました。
 施設は冬季休業中でしたので、幸いけが人は出ませんでしたが、襟裳岬には年間11万人以上の観光客が訪れます。施設には売店や食堂、観光案内所も設置しており、春からの観光に悪影響が出ないかと心配されます。
 今回のように吹雪いて交通不能に陥れば、住宅地では大変な被害になります。普段から、不要な電源プラグはコンセントから外すクセ付けをしたいものです。

2016年1月13日水曜日

成人式

 11日は成人の日。管内各町ではその前日の10日に成人式が行われました。テレビでは全国各地の成人の日の様子が放映されていましたが、管内の式典は実に厳粛に華やかな中にも落ち着いた素晴らしい式典であり、感動しながら新しい門出をお祝いしました。
  内閣府が2013年、13歳から29歳までの若者の意識を調べたところによると、「自分には長所があるか」、「40歳になったら幸せになっているか」、「自分の参加で社会は変わるか」の問いに対し、欧米や、韓国の若者より、肯定する割合が低かったといいます。裏返しに言えば、「ほめて育てられ」、「努力が報われ」、「人に感謝される」等の場面や機会が減っているとも考えられましょう。
  誕生祝い、七五三。成人式、結婚式、そして人生終焉の葬式までを大きな区切りに、人は様々な出会いの中で成長します。 家族、地域、学校や職場それぞれが、「若者が関われる機会」を意識して創り出す時代になっているのかもしれないと思います。

2016年1月10日日曜日

2016仕事始め

 2016年が動き始めました。5日は道議会常任委員会の仕事始め。北海道林業人、地元日高管内の商工会・商工会議所の新年交礼会があり、各地の消防団の出初め式等 も行われました。
 年明け早々、北朝鮮の水爆?実験や、イランとサウジアラビアの国交断絶など、世情はにわかに混沌の兆しです。長期デフレ脱却には様々な知恵を総結集する必要があるでしょう。
 3月には北海道新幹線が開通し、2030年までには札幌への延伸が計画されています。LCC(格安航空)乗り入れもあり来道外国人も増加しています。冬季五輪を誘致する動きも活発化するでしょう。プロジェクトも東京五輪のような金食い虫では国民、道民の賛同は得がたいでしょう。するなら既存施設の最大利用、ボランティアの集積も必要でしょう。施策は関連させる時代です。今年は申(さる)年。 <猿>は山の賢者で、色々な厄は<去る>とし、貧困層も向上・活性化させるような賢者らしい知恵でプラス効果を高め、今年の活動に取り組みたいものです。

2016年1月5日火曜日

騎馬参拝

明けましておめでとうございます。
 今年も二日は、浦河町西舎神社の騎馬参拝。町内からの多くの参拝者に見守られ、競馬関係者や乗馬スポーツ少年団員はお参りをすませました。私も、一年の健康と産業の振興を祈願しました。
 今年で107回目になる浦河町の伝統行事ですが、今年はあいにくの雨。正月の雨に、地球規模の温暖化を実感しました。
 かつて「アメリカがくしゃみをすれば日本は風邪をひく」と言われましたが、今や、中国のくしゃみも、シリア難民問題も、イスラム国によるテロも日本経済に影響を与えます。グローバル化の<波>は私たちの生活にも直結する時代です。地域の宝を暮らしの向上に結びつけ、<波>に負けない「地域自立の道」を確立したいものです。
 
 

2015年11月16日月曜日

日高昆布フォーラムinさっぽろ

 日高昆布フォーラムinさっぽろ、が開催されました。 主催する実行委員会の様似町町長は、安定生産と消費拡大のため多く人達に昆布を知って頂き食べて貰いたいと、数年に一度、道内最大の消費地、札幌でフォーラムを開催しています。
 今回は4年ぶりの開催で、講師の酪農学園大学杉村准教授からは昆布の多様な使い方を中心に、味の素の広報部二宮くみ子さんからはコンブにまつわる旨味の秘話などをお話しいただき、参加した約150人が熱心に聞き入っていました。講演に合わせ札幌駅前地下歩行空間では「日高海の市」も開催されました。
 フォーラム会場では全員に配られた記念の切り昆布を隣席の市民に渡す様似からの参加者もいて、札幌市民との会話が生まれ、私の知人からは、せっかくの機会だから、「次回の開催には参加者に声掛けして、日高コンブ札幌応援隊を募集してはどうか」との意見が寄せられました。
 

2015年11月10日火曜日

浦河アイヌ協会敬老会及び文化保存会55周年記念

 浦河アイヌ協会主催の敬老会と文化保存会の55周年を祝う記念会が開催されました。この日は24名の敬老会員の内13名が出席し、手作りの料理やゲーム、伝統の踊りで楽しみ、後輩たちの心くばりに感謝していました。
 日本における危機言語・方言の中で、アイヌ語は絶滅の一歩手前の「極めて深刻」な事態であるといわれ、各地で言語の継承やアイヌ文化の保存の取り組みが行われています。
 札幌ではアイヌアートデザインの教室が開かれたり、アイヌの視点から北海道の歴史を考えてみようとの勉強会などが企画されています。白老町のアイヌ民族博物館ではアイヌ伝承をホームページで公開しています。 絵本と朗読コーナー(http://ainu-museum.or.jp/siror/pictbook/)は、小さなお子さんにも楽しんでもらえる内容です。 この種の取り組みが増えていることを心強く思うと同時に、これまで努力されてきた関係者の皆さんに敬意を表します。
 

日高中部地区技能士会創立30周年

 日高中部地区技能士会創立30周年と27年度日高管内技能者の集いが開催されました。
 細川好弘日高地方技能訓練協会会長の挨拶の後、本年度の優良技能者表彰や技能者養成貢献事業所表彰が行われ、技能資格への認識を新たにしました。
 今年で30年を迎えた技能士会も会員の減少と高齢化のなかで、技術の伝承や後継者の不足、更には事業所の減少と取り巻く環境は決して明るい状況にはありません。
 昭和34年に技能検定が実施されて以来、全国の技能検定合格者はこれまで約400万人。何気ない日々の暮らしを支えてきた、安全や安心に果たしている技能の役割を忘れてはなりません。
 日本の持つ伝統と技能、職人の文化を、こうしてギリギリのところで支え、頑張っている技能士の皆さんに心からの声援を送ります。

2015年10月26日月曜日

第45回 門別ししゃも祭り

 日高町富川の沙流川の河口公園で、恒例の祭り「門別ししゃも祭り」が開催され、会場は町内外からの大勢の人たちで賑わいました。限られた地域だけが味わえる、「秋の絶品味覚」に舌鼓を打ちながら、ステージの歌謡ショ-やゲームを楽しみました。昨年の晴天とは打って変わって、時々降り付ける雨や風も手伝い、暖かいシシャモ汁は大人気、シシャモの掴み取りにも人の列ができていました。実行委員会や漁協青年部・商工会関係者の皆さん、準備から後片付けまで、寒い中での大奮闘ご苦労様でした。
 温暖化や、外国漁船による乱獲等の環境変化で、マグロやウナギ、サンマの不漁が聞かれ、鮭でも不漁が心配されるようになっています。大漁が続くに越したことはありませんが、不漁の年でも漁業者が安心して暮らせる、強い地場産品づくりについて、毎年開催されるこの祭りのように継続して考えていきたいものです。

2015年10月13日火曜日

えりも漁港被害

 北海道を直撃した台風23号はその後温帯低気圧にかわり、道東を中心に被害をもたらしました。
 えりも漁港でも、護岸が無惨に折れ、大型コンクリートブロックが崩れ落ちる被害を受けました。船舶の出入りにも支障をきたすため、漁協は航行に注意するよう呼びかけています。
 これから冬に向かう時期であり、海は荒れる日が多いため海上作業の稼働日数に制約はあるでしょうが、1日も早い復旧をと漁業関係者は願っています。

2015年10月7日水曜日

第34回えりも海と山の幸フェスティバル

 第34回えりも海と山の幸フェスティバルは「風に向かって食べ歩こう」をテ-マに開催され、会場には町内外から約8300人の来場者が集まり賑わいました。一番人気で恒例になったサケのつかみ捕りや、もちまき大会、町民吹奏楽団・中学校吹奏楽部演奏、漁協女性部の無料サケ鍋のサ-ビス等々の多彩な催しに、笑顔や笑い声の絶えない1日となりました。
 町外からの来場者には、黒毛和牛より肉の旨味成分が多いと言われる、幻のブランド「えりも短角牛」を求めて来る人も多く、海から山、まさに「風に向かって食べ歩こう」のえりも町にふさわしいイベントとなっています。
 食材も豊富ですが、実行委員会の<人財>も豊富な、えりも町。イベントの熱気にいつも感心させられています。

2015年10月6日火曜日

こたにがわ学園 創立5周年

 虐待などの原因で親元で暮らせなくなった子供たちが共同生活を送る自立援助ホ-ム「こたにがわ学園」は、閉校された新冠町立若園小学校を活用して2010年にオープンしたもので、このたび創立5周年を迎え、学園関係者や地域の人達が集まり記念式典がおこなわれました。
 いじめや引きこもり、虐待の件数は、毎年増加しているようです。例えば平成24年度の虐待対応件数は66,701件と平成11年度の約5.7倍となっています。
 虐待は情緒面や行動面にも影響を与え、後遺症も深刻で、子ども達の居場所になるはずの里親や児童養護施設でも、一緒に暮らせない事例もあるようです。
 わたしたちも施設の行事に参加したときには、子どもたちの成果に、自信を持たせる声掛けなどを心掛け、温かい眼で見守っていきたいものです。

2015年9月30日水曜日

敬老会に思う

 浦河町堺町地区の敬老会に出席しました。年々増える参加者を実感しながら、自治会の方々の手作りの蕎麦や弁当に舌鼓を打ち、久々に再会する顔もあり、楽しい時間を過ごしました。
 文部科学省が毎年実施している「体力・運動能力調査」によると、2013年度の70~74歳の握力等体力試験の成績は15年前の65~69歳の水準を上回るそうで、この15年間で男女とも5歳程、若返ったとのことです。
 改正高年齢者雇用安定法では、企業は原則、雇用の継続を希望する人を65歳まで雇わなければならないことになっています。働く意欲があり頭もしっかりした元気なシニア世代をそのままに遊ばせておくのは、国ばかりか地元の損失にもなります。企業以外に活躍の場はないのか、経験を地域に生かす場づくりを考えていく時代になっています。

沙流川まつり

 地元民が楽しみにしている、平取町の最大のお祭り、沙流川まつりが開催され、名物のびらとり和牛の焼肉会場には町内外から大勢の人が訪れ堪能していました。びらとり和牛とびらとりトマトをつかった、ハンバーガーも人気、「平岸天神」による「よさこいソーラン」、歌謡ショーやアイヌ古式舞踊など盛りだくさんの祭りでした。
 あるまちでは、地元以外の来客が特産品を狙って大勢訪れ、買い占めるようになりました。主催者側は地元だけでは足りず、特産品をあちこちから寄せ集めて取り寄せ、地元民は別日に特産品を買うようになりました。祭りはまずは地元の人たちのもの。今後ともまちの熱気が続くように願っています。

収穫の季節

 収穫の季節。今年は、これまで聞き慣れない<線状降水帯>というのが、長時間にわたり同じ箇所に何度も現れ、信じられないような雨を降らせ大河川の氾濫をひき起こしました。台風や大雨の被害のほか、今や、巨大竜巻も、他人事ではなく、日本各地で発生するようになっています。
 幸い、北海道は今年も大きな被害もなく、昨年並みの収穫に恵まれました。今では珍しくなったハザカケの風景に心癒され、収穫祭に安堵しながらも、近未来の環境変化や、TPPの成り行きなどには一抹の不安を禁じ得ません。
 自然の脅威に対抗する手段は限られ、自給食材にまで押し寄せるグローバル化の波が止めようがないなら、生産者の暮らしの質を上げるしかありません。
 農業体験希望学生の労働対価を地元自動車学校での免許取得費に充てる、厚沢部町農家グループが提案した「0円免許合宿」のような相乗効果をもたらす施策、アイデアが今後求められていくでしょう。一次生産者だけでは荷の重い課題を施策化する「行政の底力」が試されていくのでしょう。

2015年9月25日金曜日

第69回のシャクシャインの法要祭

 新ひだか町静内真歌公園で第69回のシャクシャインの法要祭が開催され、全道各地から集まった約千人の関係者が、民族のために松前藩と戦った英傑の霊を慰めました。
 実行委員長の大川勝・新ひだかアイヌ協会会長は、「アイヌ民族はシャクシャインの偉大な力を借りて結束してきた」と述べられました。加藤忠・道アイヌ協会理事長は、「アイヌ文化があって、沖縄文化があって、日本文化がある。アイヌ民族も心一つにして道民、国民手を携えて未来を切り開こう」と訴えました。法要祭終了後は、全道各地から集まった保存会の方々が、古式舞踊を披露し合いました。シャクシャイン像は青空の下、末裔を見守るように一際スックと立っているように見えました。
 

2015年9月23日水曜日

豊似湖はハートの形

 日高山脈の山中、えりも町目黒の道有林の中に、周囲約1キロの自然湖でハートの形をした豊似湖があります。近年、石屋製菓の広告で広く知られる様になり、地元えりも町でも何とか観光客の誘致に繋がればと、力を入れていました。
 この度、豊似湖を空から見ようとの、JTB北海道が主催のヘリコプター遊覧が決まり、9月19日から10月5日まで実現することになりました。
 旧目黒小中学校のグランドを基地として、エメラルドグリーンに輝くハートの湖面や眼下に広がる太平洋の絶景は圧巻です。これから本番の紅葉も魅力に花を添えるでしょう。この遊覧飛行が定着し、えりもの魅力アップにつながるよう祈っています。みなさんも是非一度試乗体験ください。

おめでとう世界ジオパ-ク

 おめでとう世界ジオパーク。
 アポイ岳が日本ジオパークから世界のジオパークへと昇格し、私たちの9年越しの思いが実りました。人口4600人の行政区域、約364km²の全域が認定を受け、町民の喜びには特別なものがあります。国内での認定は8例目、道内では洞爺湖有珠山に次いで2地域目となります。
 アポイ岳では、特有の高山植物や、地下深くにあるマントルが変質しないまま地表で冷えて固まった「かんらん岩」を見ることができます。その特性が「世界的に貴重な自然公園」として位置づけられたのですから、この宝を天の恵みとして、どう守り、育て上げるか、町民皆で考え、息長く育てていきましょう。

2015年9月6日日曜日

JR留萌線廃止

 JR留萌線廃止の協議が行われていますが、他人ごとには思われず、視察に行って来ました。増毛町から留萌間を列車にゆられながら車窓からの風景をながめ、賑やかだった時代・歴史を思い日高線を重ねました。増毛町では町の人からお話しをうかがいました。「JRとして利用者を増やす努力より利用率が低いところは切り捨ててゆくのですね」、「来年3月の新幹線開通は私達には関係はないね」
 バス路線さえ撤退の話を聞く現在、JR廃止後の交通機関はどうなるのか。確かに、観光スポットに生活路線を組み込んだ十勝バス、マイクロバスを使い乗り合いタクシーとしてバス撤退を乗り越えた旭川中央ハイヤー等の成功事例も散見されるようになっていますが、過疎自治体には重い課題です。
 JR存続は地元の悲願ですが、人口減が続くなか、道路、鉄道、空港の交通インフラをどうつないで利便性を確保するのか。広域自治体としての道庁と地元自治体、交通機関が公共交通の分担と連携、補完について、知恵を出さねばならない現実が待ち受けています。
 「地方創生って何ですか、弱い者は負ける世の中って嫌ですね」 と言っていた増毛の初老の方の言葉が耳に痛く残っています。

2015年9月1日火曜日

第67回北海道消防大会

 第67回北海道消防大会が日高町門別で開催されました。全道から約二千人が参加し、防災への思いを新たに、各地の取り組み実例の紹介があり、長年消防団の活動に尽力した元団員の方々や家族が表彰されました。
 東日本大震災では多くの行政機能が麻痺しました。高齢化は被災対象者の増加する危険性があることを意味します。人口の減少は消防団員の確保も難しくします。臨機応変に活動できるよう、消防、病院、介護施設、警察などとの連携について、地元自治体の調整役割も重要になってきます。今回の大会を機に、関係者一同、気を引き締め、更なる防災体制の充実に取り組んでいきましょう。

製氷貯氷施設完成

 ひだか漁協の製氷貯氷施設完成竣工式が三石漁港で行われました。製氷能力は日産15トン、貯氷能力は300トンあり、 これから最盛期を迎えるイカやさけ、外来船への対応施設としても期待されるところです。
 鮮魚用氷の安定供給は、鮮度の維持、魚価の安定、水揚げ量の安定にもにつながります。平成14年には1,856人いた三石漁港地区の人口は、7年後の平成21年には1,664人までに減っています。この施設が大いに活用され、漁家所得が向上し、漁家経済の安定はもちろん、地域の活力を高めていくことにも大いに期待をしています。

2015年8月24日月曜日

高波被害

  21日から発生した 高波により、新ひだか町春立地区の海岸護岸が一部決壊し(決壊延長約50メートル)、波浪による侵食被害の拡大に備え、地域住民に避難指示が出されました。22日から23日にかけては、応急対策として延長約100メートルに大型土のうが積まれ、矢板による侵食防止対策が行われました。21日から22日に発生した高波は、春立漁港の係留中の漁船へも不安を与えました。岸壁の荷揚げ場所のアスファルト部分も直撃を受けています。
  IPCC報告(気候変動に関する政府間パネル)では今世紀末の世界の平均海面水位は26~82センチの範囲で上昇する可能性が高いとか。財政の悪化から、これまでの「公助」には多くを望めず、「自助」と「共助(NPO等)」による対策が重要といわれ、防災対策を「コスト(出費)からバリュー(価値)へ」との意識改革が言われだしました。
  近年は特に高波の発生件数が多くなってきていることから、財源不足の「できない理由」を言うだけではなく、「どうすればできるのか」、安全点検等のマニュアルに不足はないかなど、防災の有り様を、「地元住民を含む関係者」で十分検討していくべき時代といえるでしょう。

2015年8月21日金曜日

戦没者慰霊祭

  戦後70年が経過した今もなお、深い悲しみは心に迫ってきます。浦河町と新冠町で戦没者慰霊祭が行われ恒久の平和への誓いを新たにしました。遺族会の高齢化により新冠町では今年から、町の主催により開催されました。ちなみに浦河町では既に町の主催によって行われています。 
 戦後生まれも70代に突入し、今後10年で、戦争を直接体験した方たちがほとんどいない時代がやってきます。
 戦没者の冥福を祈りつつ、平和と命の尊さを歴史の教訓として語り継ぐ必要があります。慰霊祭そのものの意義を見失うことのないよう、若い現役世代にしっかり伝えていくべき時期が来ている、と考えています。

2015年8月18日火曜日

日高路の夏まつり

 8月14日えりも灯台まつりから、15・16日浦河町の港まつり、三石町の港まつり、平取町のふるさと祭り(義経神社例大祭)等々、日高路の夏まつりが各地で行われました。
 えりも町では、マツカワの稚魚約二千尾の放流や海上安全と大漁祈願等から始まり、歌謡ショーや花火大会には帰省客や観光客等で約二万六千人が祭りを楽しみました。
 浦河町では町制施行百年の協賛行事もあって、14日の前夜祭の「もち」まきから16日の花火大会までのカラオケ選手権やウルトラクイズ、お化け屋敷や屋台、歌謡ショ-、盆踊り等々、天候にも恵まれ、大勢の町民や観光客で賑わいました。
 「祭」という漢字は、「切った肉」(月)と、右手(又)と、「神に捧げる台」(示)からなる象形文字が元字だそうですが、今流に言えば、「天の恵みを感謝する」ということになりましょう。
 楽しい中にも、自然の恵みのおかげで我々の暮らしが成り立っていることに、天(神)への感謝の心も忘れないようにしたいものですね。もちろん、実行委員会の方々への感謝もです!

2015年8月4日火曜日

第45回アポイの火まつり

 山頂に火を焚き、豊猟を祈ったという言い伝えをモチーフにしたアポイの火まつりも第45回目を迎えました。恒例の ねぶたパレードや花火大会、歌謡ショ-等で、8月1、2日の二日間を多くの町民が楽しみました。
 人は<ココニシカナイ>という枕詞がつくと、何かしら優越感を持った気になるものです。アポイ岳にも、ここしかいないカタツムリ「アポイマイマイ」や、ここにしかいない蝶「ヒメチャマダラセセリ」がいます。
 地球深くに眠るかんらん岩が新鮮なまま地表近くで見られたり、固有種の高山植物が20種近くある、世界的にもまれな地域とも言われ、2008年には「日本ジオパーク」に認定されました。
 様似町の宝として周辺の関心がさらに高まり、祭りを呼び水に、北海道の宝、日本の宝として、さらに多くの人にまちを訪れてほしいものです。

2015年7月27日月曜日

うらかわ馬フェスタ2015

 浦河町の夏まつりは、うらかわ馬フェスタから始まります。「シンザンフェスティバルと浦河競馬祭」を合わせたもので今年で第30回を迎えます。初日の25日は、すっかり恒例となった感のあるメインイベント「馬上結婚式」が日高育成牧場特設会場で行われました。今年は三組のカップルが歴史的な馬車乗り誘導馬に従い会場に。大勢の参加者から祝福を受けていました。
 人口減少時代に入り、せっかくの特色あるイベントですから、そのまま定住につながる結婚式にならないものか、官民挙げて知恵を絞れないものかと、祝福の拍手をしながら考えてしまいました。

新ひだか町で、全道阿波おどり大会

 静内郡静内町と三石郡三石町の合併によって誕生した<新ひだか町>。誕生10年記念として、今年の夏まつりは、全道阿波おどり大会が企画・実施されました。大会には姉妹都市の徳島県美馬市脇町と兵庫県洲本市の阿波おどり二団体をはじめ、札幌や帯広、名寄市等18連が参加して行われました。
 歩行者天国ではパレード、広場ではビアガーデン、ビンゴ大会や抽選会等もあり、大勢の町民が短い夏を楽しみました。
 阿波踊りは400年もの歴史があるといいます。歴史を比べれば生まれたばかりのような「よさこいソーラン」も後世に踊り継がれてほしいものです。

2015年7月22日水曜日

にいかっぷふるさとまつり

 日高路の夏祭りの第二弾は新冠町の「にいかっぷふるさとまつり」。 北海道では当地ただ一つしかない、氷川神社の祭典に合わせて行われています。
 JR新冠駅前広場から農協前広場までが会場で、商工会の青年部や女性部が大活躍。地元の商店による沢山の露天が並び、まつり参加者はビールを飲みながら、特設ステージの歌謡ショーや和太鼓の演奏、俵担ぎリレー等々を楽しみました。
 昨今は、大型台風の影響が北海道でも顕著になっています。祭りの後は防災の備えも念頭に置いて、明日からのお仕事等にご活躍ください。

2015年7月21日火曜日

静内駐屯地創設51周年

 陸上自衛隊静内駐屯地創設51周年及び第7高射特科連隊創隊34周年の記念行事が行われました。地域の町民約一千人が参加し、射撃訓練、災害時の装備品、日々の活動の様子を紹介するパネル展示に見入っていました。
 最近、国政の場では、国防についての議論が盛んになされておりますが、議論の評価は歴史にゆずるとしても、最前線に立つのは現場隊員の皆さんです。日々訓練に汗を流すのも、いざという時には一番頼りにされる存在だからです。だからこそ、なおさら、徹底的な議論と、国民の理解は必要ではないか、と思っています。