2017年10月26日木曜日

イカ漁に期待

 ようやく来たイカ、不漁続きのイカ漁で「今年は駄目か」と、なかば浜は諦めとため息の毎日でしたが、久々のスルメイカで浜は活気づきました。やっぱり来るものが来ないと浜は元気にならないのです。豊漁が続いてほしいものです。
 函館未来大学の和田雅昭教授は、漁師の協力を得て、イカの生息する水温を位置や深さごとにデータ化し、AI(人工知能)を使ってイカ釣り漁の漁場予測に役立てようと研究しています。実用化すれば操舵室からいつイカの群れが現れるかの予測や、漁獲量の予測も可能になり、資源管理にも大いに役立つと期待されています。
 温暖化や、外国船の混入で資源の枯渇が心配される現在、日本独自の技術力が水産業にも展開される時代がやってきたのだと思います。祈豊漁

日高昆布フォーラム 2017 in さっぽろ

 日高昆布フォーラム2017inさっぽろ、が 道新ホ ールで開催されました。 この イベントは「 旨味があって味が良く調理がさやすくたべて美味しい日高昆布を多くの人たちに食べて頂き知っていただき、消費拡大と産地活性化を図りたい」 との様似町坂下町長の言葉を形にしたもので、今回で10回目、札幌と地元それぞれで5回ずつの開催になります。10回の節目となる今回、会場には約500人の方々がお出でになり、講師の星澤幸子さんや、だしソムリエの桃井一元さん(苫小牧)の講演に耳を傾けました。また会場入り口前では日高海の市が開かれ、昆布や根昆布、焼き昆布とろろ昆布、タコ足や鮭ハラス、シシャモ、ホッケ、ソウハチカレイ等々が特別価格で売り出され完売しました。
 種火から焚き付けへ、焚き付けから薪へと広がる炎のように、このイベントもいずれ赤々と燃えあがる地元の大きな宝になると確信しています。

2017年10月4日水曜日

収穫祭異変

 収穫の秋。今年も日高路は各地で収穫イベントが開催されています。えりも町のイベント「第36回えりも海と山の幸フェスティバル」も例年通り開催されましたが、いつもとは様子が少し違い戸惑いの声も...。
 昨年に続きサケが不漁で、メインイベント「サケのつかみどり」が「豊引き」に替わりました。朝に水揚げされたサケをかき集め用意された50尾の、少し寂しい祭になりました。
 浜は元気でなければなりません。「サケよ帰って来て!」。みなの願いが会場を包むかのようでした。
 「不漁は年々流氷が減っているせいではないか」と心配する人たちがいます。流氷に含まれる植物プランクトンが動物プランクトンや魚の餌になっているからです。私たちも環境の変化を注視していかねばならない時代になっていると感じます。

オータムセール

 新ひだか町の北海道市場で二日から三日間の日程で、サラブレッド1歳馬の競り市、オータムセールが始まりました。
今年のセールは春のトレーニングセール、セレクションセールにサマーセールが、いずれも近年最高の売り上げだった ことから 関係者は期待を寄せています。
海外でも競馬はギャンブルやスポーツとして人気がありますが、同時に景気の影響を受けるといわれます。セリ値が上がれば好景気も本物?!。年々増える外国人観光客も取り込んで、新たな競馬需要として掘り起こしたいものです。