2017年5月30日火曜日

イチャルパ

 様似アイヌ協会のイチヤルパ(先祖供養祭)がチセで行われました。この日は平日ですが様似町の会員はじめ近隣の協会からも多数参加しました。カムイノミや平取町のアイヌ協会文化保存会の皆様による芸能や輪踊りなども行われました。
 年間130万人を超える方が亡くなるという多死社会に入り、多くの人たちが「自分の葬儀は直葬でよい」とする風潮に移り変わっているそうです。人間関係が希薄化するほど「自分の死で迷惑をかけたくない」という人が増えるのかもしれません。
 そんな時代だからこそ、アイヌ文化への関心が高まってきているのでしょうか。失いつつある自然への畏敬の念の強さを、カムイノミやイチャルパに感じます。