2010年4月29日木曜日

道営ホッカイドウ競馬開催

 「道営ホッカイドウ競馬」開催初日の今日28日は気温も下がり、雨。北海道競馬の存続をかけた今年は、まさに正念場ですが、売り上げは上々のスタートとなりました。明日から始まる連休、何とか天気に恵まれ更に売上が伸びてくれればと、願うばかりです。
 道の厳しい財政状況下、今年度は、収支そのものが均衡しなければ、競馬が廃止され、馬産地日高にとっても大きな打撃になります。しかし、自立に向けての関係者の並々ならぬ努力は、昨年、確かな光明を灯しました。経済環境最悪の今を乗り切れば、今後の大きな飛躍も期待できます。21世紀の日高の「地域力」は道営競馬再生から始まるのかも知れません。みなさん、一丸となって乗り切りましょう。

2010年4月23日金曜日

農業生産基盤整備

 農業生産基盤整備の促進を求める全道緊急集会が、かでる2.7で開催されました。
 消費者の食への要望は、スローフードや、食育などへの関心として現れるようになり、最近では、成長著しい中国からも北海道は注目されるようになっています。安心食材は、豊かな自然景観、水と緑、新鮮さなどの北海道のイメージと重なり、産品差別化への強みとも言えます。
 安全・安心な農産物の生産も、運搬する道路、かんがい排水路などの農業生産基盤施設があってのこと。北海道の食糧自給率は約200%。日本全体では40%しかありませんから日本の食を支える北海道の役割は重要です。安全・安心の食をまもるために、農業基盤投資としての必要な予算はしっかり確保していく必要があるのです。

2010年4月11日日曜日

旅立ち前

 旅立ちの前の羽休めのひととき。最近は、日高管内の各地で越冬する白鳥の数が目立って増えて来た気がします。群れをほほえましく見ていると、ただ羽を休めているのではなく、「旅の打ち合わせ」!?でもしているようにも見えてきました。
 私たちにとって、住みよい季節の始まりを知らせる雪解けや春の日差しも、白鳥にとっては、住みにくい(暑すぎる)季節の到来を知らせるサインなのかも知れません。生物の多様性を感じながら、環境は人間だけのものではないと、教えられています。

2010年4月4日日曜日

北海道アイヌ協会新冠支部総会

北海道アイヌ協会新冠支部の22年度の総会が開催され出席させていただきました。不適正な会計処理で批判を受けた協会支部もありましたが、アイヌ民族初の北大アイヌ・先住民研究センターの准教授として教壇に立つことになった北原次郎太さんのニュースや、アイヌ語の方言辞典を編纂された白老町民グループ「楽しく・やさしいアイヌ語教室」代表の大須賀るえ子さんのニュースが相次いで飛び込んできたのは、嬉しいことです。
 アイヌ民族の文化が見直されていることもあり、会の存在意義がなくなることはありません。幹部の方には「李下に冠を正さず」の心意気で、ますます支部活動を活発化し、広報等にご尽力をいただきたいと思っています。

2010年4月1日木曜日

支庁から振興局へ

 明治時代から続いて来た14支庁体制が振興局と総合振興局に名称を変えて、今日からスタートした。幌延、幌加内2町の所管替えはあったが、総合振興局も振興局も地方自治法上はともに支庁として位置づけられていて、総じて中身のはっきりしないまま、地元の懸念が解消されないままのスタートとなった。
 これからは地方分権、地域主権の時代に入り、名実ともに、住民や基礎自治体としての市町村の役割が大きくなる。自律した住民の政治参加も進んでいくだろう。急いだ再編が本当に北海道の将来のために良かったのか、看板の掛け替え疑念は払拭されていない。もう少し、じっくりと、住民を交えた議論の先行きを見ながら、衣替えした方が良かったと考えている。