2019年10月29日火曜日

新しい林業の形を示す。道内初の「大径木加工工場」竣工!

10月21日、晴天の日。様似町鵜苫にある「ひだか南森林組合」を訪れました。『大径木加工工場』の見学のためです。



”大径木”とは聞きなれない言葉かもしれませんが、文字通り「径の大きな木」のことです。木の直径が大きくなればなるほど、当然それを加工するための機械や工場の寸法も大きくする必要があります。

 これまでは従来の加工機械や工場の内寸にあった、”適正”な大きさに育った樹木を加工するのが当たり前と言えば当たり前の製材工程。
 しかしながら、林野にはそれ以上に育った樹木もたくさんあります。そして世の中、とりわけ消費者の嗜好の変化もあり、いよいよ大径木を活かすタイミングが来たように思われます。消費者や、その消費者をターゲットとした家具店や家具製造業者が、これまでにない”規格外”の木を活かした商品を欲するようになってきているからです。

 この「大径木加工工場」では原木の直径60cm、長さ6mのものまでを加工出来るそうです。一日当たりの処理能力は30㎥。つまり1日20本以上の大径木を加工処理出する能力を持っているわけです。また、比較的芯がぶれずに真っすぐに育つ針葉樹のみならず、広葉樹も加工できるのも大きな特徴。
 聞くところによると、こう言った「大径木加工工場」は道内初、おそらく日本でも初めてではないかということです。以前鵜苫小学校だった建物を有効に活用しています。

この日の見学会、ならびに23日の竣工式において、小野組合長ら組合の皆様から「儲かるか儲からないじゃない。必ず儲けるんだという強い気持ちで取り組む」と力強い話もありました。来年1月の生産開始を目指しているとのこと。
 日本の、北海道の林業はまだまだこれかれだ・・・いや、これからが新しい形の林業、
森林を活かした産業の船出ではないだろうか。そう強く感じた見学会・竣工式でした。


2019年10月4日金曜日

『うらかわ産業まつり』2019開催!!

 9月29日(日)に浦河町役場前にて『うらかわ産業まつり』が開催されました!!

「玉ねぎジャガイモ詰め放題」や、「米軽量ゲーム」、「いちごアイス早食競争」などなど、浦河町でとれた海山の幸を使って趣向を凝らした各種イベントに、町内外から老若男女問わず、たくさんの人々が詰めかけました。

中でも「秋サケのつかみ取り」は一辺8mほどの特設プールに放した体長80センチほどの良型の秋サケを、抽選で選ばれた方々が手でつかみ取ってもらうというなかなか迫力ある、この時期ならではの特徴あるイベント。また、浦河のイチゴを使ってイチゴパフェを作ったり、町役場前の特設ステージでピアノ演奏したりと、元気な子どもたちの姿も印象的でした。「ミニ丼ぶり」には150人以上の長蛇の列が出来るほど、大人気でした!

これからも海も山も里も、大きな災害に遭うことなく、豊漁・豊作の秋を毎年迎えられることを願います。