2020年1月17日金曜日

令和2年 ~新年のご挨拶~

 年頭に当たり新年のごあいさつを申し上げます。


 皆様の温かいご支援により5期目の当選を果たせて頂き、すでに半年が過ぎました。
 顧みますと、私が政治の世界に身を転じたのは、時代が昭和から平成に変わった年であり、それから今日まで31年間、ひたすら国政や道政の動きの中で過ごして参りました。時の流れに「起承転結」をみるとすれば、私にとって平成の時代がまさしく「結」にあたる時代であったとの思いがいたします。


*2日、浦河町・西舎神社に詣で、騎馬参拝を見ました。

 わが国は、明治で武士の時代から近代国家へと変身し、これを大正が引き継ぎ、昭和で転化させ、最後に平成で政治や経済・人々の暮らしや文化まで完結しようとした思いが感じられたからであります。平成に入ってバブルがはじけ、道内を含め銀行や大型店舗などが相次いで破綻し、さらに政権の交代や再編、また東日本大震災や阪神・淡路大震災などは、九州から北海道に至るまで全国各地が揺れ動くといった多くの自然災害により深刻な被害が発生しました。今は災害復旧や防災対策も進み、被災地は新しく生まれ変わりつつありますが、決して気をゆるめることはできません。
 
 北海道は、昨年「北海道命名150年」を迎え、高橋はるみ知事から38歳の鈴木直道知事に変わり、道政もまさに平成から令和の新しい時代を歩み始めました。私たちは次の世代に何をどう残し、どう伝えて行かければならないのか、また、政治の世界では何を創造し、そのためにどのような議論が必要なのか、年の初めに当たり思いを新たにしています。



 皆様にとりまして本年が希望に満ちた明るい年でありますようにお祈り申し上げ、新年のごあいさつと致します。

*日高報知新聞令和2年1月1日号「子(ねずみ)年を迎えて」寄稿文より抜粋。一部加筆。