2018年1月8日月曜日

出初め式

 1月4日から日高管内各地では消防の出初め式が始まりました。今年の屋外行事は雪のない穏やかな天気に恵まれ、すがすがしい年初めとなりました。屋内の式典では、勤続50年、30年、20年、10年、の隊員に表彰が行われ、今年1年間の無火災を祈願しました。
 高齢化に伴う被災弱者の増加が懸念されるなか、人口減少に伴う若者の減少もあって、過疎地での消防機能の低下が深刻になっています。正規消防職員以外にも、女性や外国人居住者も防災対策上重要な応援部隊となる時代です。まちぐるみの防災体制確立に向け、さまざまなワークショップの場で、防災をアピールしていきたいものです。

初セリ

 仲買人や小売店、漁協関係者などが参加して今年一年間の安全操業や豊漁を願い、三本締めで新年の初せりがスタートしました(写真は日高中央漁協の初セリ)。朝、 水揚げされた松川ガレイやソウハチガレイ、ツブや真ダラ等々が 威勢の良い掛け声の中でせり落とされていきました。
 海水温の変化もあってサケやイカの不漁に心配の声があがり、中国漁船乱獲の影響や、北朝鮮からの越境も話題になっています。
 漁業も守る漁業から育てる漁業に変わりつつあり、観光振興にも絡んだ、付加価値産品の開発なども地域課題になっています。
 水産業は日高圏域振興の大きな柱です。官民と住民の知恵や情熱で産業の6次化に取り組んでいきたいものです。