2015年4月28日火曜日

JR日高線の早期全線復旧を

 日高管内7町長とともに、JR日高線の早期全線復旧に関する緊急要望を2月、3月JR北海道本社へ、そして4月21日には上京して国交省や国会議員へも要望しています。JRは現在、バスによる代行運行をしていますが、地域の安心安全の確保から、高校生の通学や病院への高齢者の通院に不安が残り、観光客の入り込み減は経済活動にも影響が出ています。
 沿線住民はJR存続への危機感から、その活用を考える機会の創設などの動きが見えだしています。独特の馬文化、身障者療育の先端的取り組みなど体験型観光を支える素材も豊富にあります。急速に増加する北海道訪問外国人観光客は百万人を超えました。活発な議論を交わし、JR関係者の皆様と共に観光北海道の一翼を担う日高一帯を盛り上げていきたいものです。
 拝啓 JR 様
 寒い冬も過ぎ桜の季節、子馬が緑の大地を駆け巡り、訪れる旅人・・・1月7日のその日から、この駅や線路から列車が消えました。116Kmの沿線に住む住民の足がとても不自由になりました。来年には北海道にも新幹線がくると盛り上がっていますが・・・このまま線路がこの地域から消えてしまうのでしょうか?

2015年4月6日月曜日

平成27年度 新冠アイヌ協会定期総会

新冠アイヌ協会の平成27年度定期総会が開催されました。会長や来賓の挨拶の後、26年度の事業報告や収支決算、27年度の事業案や予算案を審議して閉会。その後、出席者で交流会が開催され、とても和やかなうちに終了しました。
 昨年は、北海道アイヌ協会から、来日したオバマ大統領に在札幌米総領事館を通じてアイヌ民族の伝統衣装が贈られたり、今年2月にはケネディ駐日大使が北海道を公式訪問しアイヌ民族博物館を訪問したりで、アイヌ文化を広く発信する機会に恵まれています。これも地道な各地の活動の成果であり、これからも様々な事業に取り組んでいきましょう。

「新ひだか町図書館・町博物館」の開館

 新ひだか町の図書館・博物館が新築開館となり、待ちわびた町民がたくさん訪れました。旧静内図書館は、平成15年の十勝沖地震で使えなくなり、仮設図書館で今日まで運営していました。図書館とともに、建設から40年以上を経過し老巧化、狭隘化した静内、三石の両郷土館を博物館として新築開館しました。
 約8万冊の蔵書と91席の閲覧スペース、また300点の貴重な実物資料等も置かれ、様々な調査に応じられるようになっています。
 「せっかくの宝が・・」などと後年言われることのないように、訪れる町民と館員の方の交流が、図書や展示企画の充実につながり、ますます愛される施設として、盛んに使われていくことを祈念しております。この度のオ-プン、心からおめでとうございます。