2016年6月19日日曜日

第47回日高管内身体障害者スポーツ大会

 第47回日高管内身体障害者スポーツ大会が浦河町スポーツセンターで開催されました。この大会は、管内八地域を持ち回りで、障害者の自立や社会復帰、社会貢献、お互いの交流を目的に毎年開催されるもの。今年も約270人以上が参加して事務局や関係者ボランティアの協力のもと、優勝目指して競技を楽しみました。
 今年4月から「障害者差別解消法」  「 改正障害者雇用促進法」 が施行されました。安倍政権は「一億総活躍社会」の実現を目指すとしていますが、障害の有無に関係なく、個人が持てる能力を社会で役立て、活躍できる環境づくりは世界の流れです。その流れを浸透させるには地域住民一体となった取り組みも必要です。
 このスポーツ大会が例えば健常者と一緒にできるようになれば、障害者への理解も深まり、さらに住みよい地域をつくることにつながるでしょう。様々な切り口から障害者の社会参加を考えていくべきだと教えられています。

2016年6月13日月曜日

よさこいソーラン祭り2016

北海道の初夏、 よさこいソーラン祭り2016が終わりました。参加者2万人以上といわれ、道内はもちろん道外・海外からも踊り手さんが集まり、見物の観光客・市民も一緒に盛り上がりました。
 一方、「以前のようには、気軽に参加ができなくなった」との声もあり、タクシー運転手さんからは「賑わいすぎて商売にならない」との嘆きも聞かれるようになりました。皆が楽しむというのはなかなか難しいものですね。
 今後もこの祭りは続くでしょう。いずれ、元祖よさこいソーランや、地方版のご当地よさこいソーランなどの連携が生まれるかもしれません。そうなれば札幌会場から道内各地のよさこいソーランを回って、より長く祭りを楽しむツアーだって企画されるかもしれません。様々な工夫を加味して地方も大いに潤ってほしいものです。

2016年6月12日日曜日

日高獣医師会定期総会

 日高獣医師会の第68回の定期総会が開催されました。総会に先立ち永続会員や学術貢献者が表彰されました。駒澤弘義会長からは、「近隣諸国では悪性伝染病が多発しており、海外からの観光客も北海道新幹線開業で益々増える見通しであることから、人獣共通感染症が道内や管内へ侵入する可能性がある」、「侵入された場合には生産者の経済損失が大きいことから、飼育管理衛生基準を徹底し、関係団体と協力し防止に努めよう」とのご挨拶がありました。
人やモノの動きがグローバル化し、情報共有の重要性はますます高まっています。生産者間にいち早く正確な情報・対策が共有されるよう、関係団体・機関の連絡体制についても、地元自治体と北海道が率先準備しておく必要性があると改めて認識しています。

2016年6月6日月曜日

平取町スズラン観賞会

 平取町スズラン観賞会が五月の末から始まり、各地から大勢の人が、幌尻岳の麓、芽生(めむ)地区の群生地を訪ねています。群生地は15ヘクタールと日本一の規模を誇ります。
 写真看板にあるミューゲとはフランス語でスズランのこと。5月1日は愛する人にスズランを贈ることから「ミューゲの日」と言われ、 もらった人には幸運が訪れるといわれます。スズランは花嫁のブーケやウエディングケーキの飾りのモチーフに使われているようですが、本物は見かけの可憐さとは別に毒があり、ギョウジャニンニクと間違われ中毒事故が時々発生します。活けておいた水にも毒性があるとか。今後観光資源として大いに活躍期待されますが、観光客には毒性についての情報提供も忘れずに。

2016年6月1日水曜日

今が旬の時鮭

 日高の海。今が旬の時鮭(トキ、トキシラズとも言う)は脂がのって実に旨い。今年は日高海区の海は平均して水揚げが順調の様子。つい先日まで少し小ぶりでしたが、ようやく魚体も3キロ以上と、成長してきました。
 栄養を卵にとられる秋サケに対し、トキサケは脂が乗っているのが特徴で、餌を求めて近海を回遊している時に定置網に入ります。秋ザケの5%前後しか取れない貴重品で首都圏の鮮魚店では一切れが500円もするとか。食の多様化、流通の改善でいつの間にか鮨ネタにも欠かせない存在となってきましたね。6月中旬を過ぎると脂も抜けてきますので早めにお召し上がりください。