2009年10月27日火曜日

第39回門別ししゃも祭

  第39回門別ししゃも祭が、富川さる川せせらぎ公園で開催され、約1万人が参加しました。会場では、生ししゃものつかみ捕りや重量あてクイズなどのイベントの外、地元の加工業者や飲食業者の出店もあり、皆さん、ししゃもの旬を味わっていました。

 人気の生ししゃものつかみ取りには長い行列ができていましたが、この種のイベントは、そこにしかない宝(ししゃも)を持つ地域の強みです。この宝に更に何かを絡めバージョンアップしたイベントができるのか、もしできれば、それが更なる集客、知名度向上につながっていくことが期待され、またそうあれと、願っています。

2009年10月15日木曜日

プレミアムブランドフェア

 北海道食のプレミアムブランドフェアが、道庁赤れんが前庭にて開催されています。今日(14日)はひだか漁協やえりも漁協北海道定着漁業協会などから、日高の銀聖やシシャモ、マツカワ、ツブなどが販売されていました。
 今や北海道は韓国や中国人の日本観光でも上位に取り上げられています。豊かな自然に恵まれた食材は、四季の風景、広大な空間、おおらかな北海道人のイメージと重なり、ますますその価値を上げています。今までは、生産者と事業者の連携、宣伝、販売ルート等の不備等で底力を発揮できずにいましたが、このような催しの定着により、ようやく、「食産業」も真価を発揮できる時代になりました。21世紀の北海道づくりはこの“連携”が鍵になるのだと思います。

2009年10月12日月曜日

チプサンケ

アイヌ協会新ひだか支部でチプサンケ(舟下ろしの儀式)が静内川中流から河口までの約2キロで行われました。だんだん、写真のような丸木舟を作製する人がいなくなってきましたが、舟に魂を入れるために儀式をするということに、往時の海運の危険性、神に対する敬虔な祈りが偲ばれます。そんな思いをそのままの形で残していくことは、伝統文化継承としては大切なことです。後継者の育成を含め、地域文化、民族文化の保存に対する関係者の熱意を応援していきたいと思います。

2009年10月11日日曜日

台風18号

 八日から九日の未明にかけて吹き荒れた台風18号。襟裳沖通過で被害が相次ぎ、えりも町では様似町の40戸を含め約3400戸が停電しました。国道336号の様似東冬島ー幌満間では約4キロが通行止めになりました。これにより襟裳町に行くのに、天馬街道から広尾経由でなければ行けなくなって、迂回ができる山の道が欲しいものだ、と思いました。
 今回の台風は10年に一度の大型台風と言われ、超・暴風雨を警戒しましたが、まずは、この程度に収まったことに安心しました。
 海水温の上昇は台風の大型化を促進するともいわれ、今後、何十年に一度の台風が数年に一度は来るのではないかと心配します。関係者におかれては、想定外を想定するような視点で、再度防災体制を振り返り、地域の安全安心に万全を期していただきたいと思っています。