2017年11月21日火曜日

日高管内技能者の集い

11月10日の「技能の日」と「職業能力開発促進月間」にちなんで開催される「技能者の集い」が日高管内新ひだか町で開催されました。優良技能者には、新ひだか町静内の福田佳彦さん(塗装技能士(35))が、技能者養成貢献事業所には早川塗装さん(新ひだか町静内) が表彰されました。
 福田義信日高地方技能訓練協会長からは「技能者の社会的地位の向上や次世代の技能継承を図るため、技能者の集いなどを通し正しい社会的評価がされるよう努力していく」とのお話がありました。記念講演では、今年106歳で亡くなった建具師(現代の名工)を父に持つ西田喜一郎(85)さんから「親子で築いた職人への道のり」と題して「新風古都欄間」(すべて木材により立体的に作られた神社仏閣の欄間と組み合わせる工法)を考案した父と共に、仕事を認めて貰えるまでの体験などが語られました。「職人は技術とともに人のつながりも大切である」との西田氏の、体験をもとにした言葉は会場にも深い感銘を与えていました。