2022年8月8日月曜日

ご連絡と御礼 ~故・金岩武吉 49日忌を迎えるにあたって

 本年6月21日午後12時02分、金岩武吉(北海道議会議員・日高振興局管内選出)が永眠致しました。19年近くの道議としての活動期間、皆様のご支援・ご鞭撻をもって、政務に全力投球できたこと、心より御礼申し上げます。 

 また、本日8月8日が49日忌にあたりますが、今回をもって本ブログの更新は終了致します。長きにわたり、ご覧頂きまして有難うございます。

 更新が大変遅くなりましたこと、ここに失礼をお詫び申し上げます。

 ~本ブログ管理者(金岩事務所・小林雄志)~

2022年1月6日木曜日

令和4年 ~新年のご挨拶~

 年頭にあたり新年のご挨拶を申し上げます。

 皆様の温かいご支援により充実した議員活動を続けさせて頂いておりますことに、改めて感謝申し上げます。

令和4年・新年


 さて振り返ってみますと、昨年は一昨年に引き続き新型コロナウィルス感染症が人々の生活や経済・社会活動等に大きな影響を及ぼしておりますが、人々の知恵と努力によって一年遅れの東京オリンピック・パラリンピックが開催されました。様々な評価はありますが、世界の国々・地域から多くの選手・関係者が我が国を訪れ、スポーツを通し互いに切磋琢磨し、また友情を深める姿は我々に大きな感動と勇気を与えてくれました。

 国政を振り返れば、7年8か月続いた安倍政権から菅政権に変わり、更に岸田政権へと移り国政選挙が行われました。秋も深まった頃にはコロナの脅威もピーク時に比べて低下の傾向にありますが、引き続き油断は禁物であります。

 そんな先行き不透明な状態だからと、いつまでも地方の活性化に手をこまねいているわけにも行きません。国は疲弊した経済を立て直すための効果的な手段の一つとして「食と観光」による地域振興を奨励しておりますが、経済活動や社会が新しい形で動き出そうとしていたここにきて、世界各地で新型のオミクロン株の感染拡大が始まりました。

私の地域・日高管内を振り返ってみますと、春にはJR日高線が廃止となり、秋には海域一帯で赤潮が発生し、ウニ・ツブ・タコ・ナマコ等々日高の海の代表選手が大きな被害を受けております。


私はこのふるさと・日高を次の世代に何を残して行くべきなのかを考えておりました――日高には「日高山脈」という『宝』があります。この『宝』が今、「国定公園」から「国立公園」化に向けて動き出す中、これが日高の抱える諸問題の解決策の一助とするためには、今しっかりと議論しておかなければ後世に悔いを残すことになる――その思いから約20年前に中止になった道道静内中札内線についてや、スーパー林道について等の議論を鈴木直道知事と行ない、同時に管内にて日高山脈に通じる大小数々の林道の視察を行なって参りました。

新しい年を迎えて真白に雪のかぶった日高山脈を見入る時、ふとこんな歌を思い出しました。

「分け登る麓の道は多けれど、同じ高嶺の月を見るかな」(一休禅師)

 地図を思い出していただければ一目稜線ですが、日高山脈は日高の山脈にあらず。日高管内に住む人々を始め、十勝管内の人々、そして自然を愛する内外の多くの観光客や登山家等、この美しい山脈を訪れる方々の山でもあり、それらの方々が地元の町々を巡りながら活発に交流が図られる未来を思うと、大きな希望と夢が膨らんで参ります。コロナ禍の危機による変化を好機として捉え、日高の馬産業やアイヌ文化等、日高だから活かせることも多々ありますが、それぞれの産業・活動に携わる人たちが日高の『宝』とともに地域の魅力を高める工夫をし、日高管内全域の課題として取り組む姿勢が大切であろうと思います。このことが国の進める「新しい資本主義」の原点であり、このふるさとにとって「食と観光」の分野で主体的に地域創生を図ろうとするものだと思います。

 皆様にとりまして本年が希望に満ちた明るい年でありますようにご祈念申し上げ、新年のご挨拶と致します。

                              北海議会議員・金岩武吉