2017年1月10日火曜日

成人式に思う

 日高管内の各町は「成人の日」 の前日8日に成人式が開催され、町関係者や各層・各団体 、両親・家族の見守るなか、晴れ着姿の新成人が緊張の中にも久しぶりの友達の再会等もあり、笑顔で誓いを新たにしていました。
 新成人は全国で123万人と、第一次団塊世代時代の半分になっています。さらに現在の年間出生数は100万人そこそこですから、いびつな人口構成が近未来の経済社会に与える影響が心配されています。前にも紹介していますが、内閣府が2013年に行った、欧米5か国、韓国、日本に住む13歳から29歳の若者の意識調査では、「自分に長所があるか、40歳で幸せになっているか、自分の参加で社会は変わるか、家庭生活に満足しているか」などの質問に肯定する人の割合が日本だけ下がっていたとのこと。若者が生き生きとした地域づくりには元気なシニア世代も関わらねばならない時代です。祭りやイベントへの参加はもちろん、世代をつなぐ施策に積極的にかかわり、みなで「地域力」と高めていきましょう。

2017年1月8日日曜日

消防団の出初式

新しい年が災害のない安心で安全な年となるよう、穏やかで平和な一年間で有りますように。新年のそんな願いを込めて、日高管内の町の消防団の出初め式が開催されました。
 今年は元日から穏やかな天気に恵まれましたが、気温が下がり、厳しい寒さの中での観閲式、分列行進となりました。団員のみなさんの引き締まった顔が印象的でした。
 昨年は、熊本地震が発生し、東北大震災の5年後ということもあって多くの人々に不安をもたらしました。耐震補強済みの建造物でもボルトなど老朽化が原因とされた天井落下などが起こりました。避難施設での二次被害を恐れ車中泊した人の中にはエコノミー症候群の症状が現れたり、避難施設でのプライバシー確保も問題になりました。
 万一の時に、消防団の力を十分発揮してもらうには、これらの二次的災害などへの備えも必要になるでしょう。関係者と住民が一体となってそのための情報や対応策を共有し、安心・安全なまちづくりとしたいものです。

2017年1月7日土曜日

新年動き始める

 正月三が日が過ぎ、いよいよ新年が動き始めました。浦河商工会議所・新ひだか町商工会・新冠町商工会などが主催しての新年恒例会では、会頭や町長などから年頭の挨拶あり、町内の政治・経済・行政や業団体等々が熱心に聞き入り、その後和やかな賀詞交換が行われました。日高中央漁業協同組合の初競り市も威勢の良い競り声で、今朝水揚げされた魚介類が競られ、新年をスタートさせました。
 「今年こそ地方にも景気の良い実感がありますように」との思いは皆さんに共通するものでしょう。
 こんにちの仮想通貨ビットコインの流通やクラウドファンディングなる資金調達がスマートフォンでできる時代を、10年前どれほどの人が予測していたでしょう。IoTの進展は冷蔵庫をインターネットにつなぎ、不足食材の注文や、庫内にある食材でのレシピ提供も可能にしました。社会激変のスピードはさらに増し10年先も想像できない時代ですが、地域には地域の良さがあり、時代の流れに惑わされることなく、「人と人とのつながり」を密にする「地域政策の原点」に立ち返り、みなさんと一緒に道政の未来を見つめていきたいと思います。

2017年1月3日火曜日

騎馬参拝2017

 皆様明けましておめでとうございます。私の新年は108回目の騎馬参拝から。100回までは浦河神社の101の石段を駆け上がり、本殿に新年の参拝をするという、なかなか勇壮なものでしたが、交通安全上の問題を含めさまざまな課題があり、西舎神社への参拝にかわりました。私も毎年この神社で、「今年も一年間の安心安全を」と祈願しております。
 昨年は、当地域ではJR日高線の存続が大問題となり、北海道全体では北海道新幹線の開通も話題になりました。日本全体では震度7の熊本地震が起き、当地も地震の多い地域故に記憶に強く残ります。世界に目を向けると、トランプ大統領の誕生が決まったことでしょうか。グローバル世界の展開による大企業の再編成に、新たな産業革命の息吹もあって、悲喜こもごもの出来事が今年も展開するのでしょうが、まずは、みな様にとって「今年も良い年でありますように」心より祈っております。