2014年11月13日木曜日

静内第二中学校閉校式に思う

 新ひだか町東静内の静内第二中学校が来年3月で閉校し静内中学校と統合することとなり、その閉校式が開催されました。静内第二中学校は昭和45年に東静内中、春立中、川合中の3中学校が統合してできた学校で、当時は300人が在籍していましたが、少子化や人口減少の波は確実に進み今に至りました。
 だまっていれば、いずれもっと広範囲の統廃合に進んでいくでしょう。それを防ぐには、今からしっかりした将来ビジョンを描いておかねばなりません。会話の中に良い知恵が埋もれているもの。政治や行政に、教員や父母、住民が加わって「ざっくばらん」に話し合えるような場づくりも必要と思います。

2014年11月10日月曜日

文化の日に思う

 文化の日、各町で式典が開催され、今年、私は、様似町表彰式に出席しました。永年それぞれの仕事を通しながらボランティア活動や地域活動、町の発展に寄与してきた方々の、 表彰を受ける姿に心から敬意の拍手を送りました。
 菊薫る時期は、冷気がすがすがしく、陽の早く落ち出す季節は思索が深まるイメージが重なり、文化の日にふさわしい今なのだろうと思います。
 人口減少、少子高齢化、ますます進むグローバル化など、これまで経験したことのない時代に入っています。困難な時代を乗り切るため、多くの英知を未来に向けるきっかけとしてこの文化の日が役立ち、機運が高まることを期待しています。

2014年10月28日火曜日

第44回門別シシャモまつり

 第44回門別シシャモまつりが、好天に恵まれた「富川さるがわせせらき公園」で開催され、約一万人の人たちが集まりました。秋の味覚の中でも「シシャモ」は横綱級、会場では一夜干しのすだれに吊るされたシシャモ(一串十匹1500円から)や、生シシャモのつかみ取りに行列ができました。ステージでの歌謡シヨーを楽しむ人、用意された炭火を囲んで、旬のシシャモに舌鼓を打つ人、熱気に包まれた会場は、盛りだくさんの催しに、多くの行楽客を楽しませていました。
 経済に余裕のあった25年前、「ふるさと創生」として国は自治体全てに一億円を交付しました。金塊や宝くじを買ったり、使い道に困って貯金をした自治体もありました。今、国の関与は、「地方創生」として、専任の国務大臣までを置いて景気回復に必死です。この間、自治体の「創生力」はどこまで高まっているのでしょうか。祭りの中にも、成功要因が埋まっているはず。「地方創生」もそんな目で足下から見つめたいものです。

2014年10月9日木曜日

えりも海と山の幸フェスティバル

 第33回えりも海と山の幸フェスティバルが 町スポーツ公園で開かれ、町内外から約8千5百人が参加しました。好天の下、まつりの恒例である大人気の鮭のつかみ捕りや、「餅まき大会」には大勢の人が。拾った餅にはえりも特産品やサケのポン引き券が当たるシールが付いていて大変な熱狂ぶり。写真はサケのポン引きに挑戦する当選者です。今年のえりもの鮭漁は順調なことから、どれも朝水揚げされた三キロ以上の脂の乗ったオスとイクラの入ったメス。実行委員の方々の祭りを盛り上げようという心意気がこちらまで伝わって、参加者は秋のえりもの味を存分に楽しんでいました。

2014年10月6日月曜日

秋さけ祭

 北海道定置漁業協会主催の「秋さけ祭」が札幌駅前広場で開催されました。道産の秋鮭の味を知ってもらい食べてもらおうと道内七組合からそれぞれ自慢の鮭を持ち込んでの即売会には、主催者発表によれば約4千人の来場者があったとか。勿論日高管内自慢の「銀聖」も出品し人気を集めていました。安心安全、味良しの道産鮭。消化の良いタンパク質に富み、余分な中性脂肪やコレステロールを減らし動脈硬化などを予防する効果もある、健康食材です。大いに食べて、この秋冬も乗り切りましょう。

2014年10月4日土曜日

常設アイヌ民芸品展示場が開設

 道庁一階ロビーに常設のアイヌ民族工芸品の展示場が開設されました。最初の展示は日高管内平取町から、北海道で初めて「伝統工芸品」の指定を受けた「アットゥシ」と「イタ」。また木彫りのシマフクロ「コタンコロカムイ」が展示され、知事始め関係者が参加して除幕式が行われました。
 観光という視点からも、先住民族文化という視点からも、アイヌの民族文化を広く知ってもらうことは、北海道の豊かな地域社会の創造にとって大切なことです。一階ロビーは北海道の政策展示広報の場所でもあります。お近くにお出かけの際はあわせて、是非ご覧ください。

2014年10月1日水曜日

第37回ぺテカリ祭

 第37回ぺテカリ祭が、新ひだか町静内田原で開催されました。会場には施設の利用者や家族関係者、多数の地域の人達が参加して、バザーが開かれました。施設利用者が作った野菜やパン、焼き菓子、椎茸等の即売コーナー、食事コーナーや展示コーナーが設けられ、ステージではヨサコイやハンドベルの演奏等、好天に恵まれたこともあって、歓声も響き、みなが一つになって、楽しい祭りになりました。
 障がい者に対する支援者の輪が広がるには地域の人の理解が欠かせません。祭りの見学や支援者との会話が理解の第一歩。参加されたことのない皆さんにも来年は是非参加してほしいと思います。

実りの秋

 実りの秋、近頃では珍しい『はさがけ』。手間がかかることもあって、近年は乾燥機によることが多く減少傾向にあり、しばし、懐かしい光景に心を和ませました。
 天日に干すことで旨みや糖分が増すと言われ、稲を逆さまにするのは、油分、甘み、栄養等を米粒まで落とし込むためだそうで、先人たちの知恵が生かされています。
 日高地方は今年も大きな台風や低気圧もなく天候に恵まれたため、期待の収穫の季節を迎えることができました。大型のコンバインが田んぼを嬉しそうに駆け回っていました。
 地球温暖化などを考えると、北海道農業は世界的干ばつ等の際の国民保険と考えられます。安全・安心な食糧基地として、国民の命を守る砦として、守っていかねばなりません。

2014年9月26日金曜日

第68回シャクシャインの法要祭

 23日 第68回シャクシャインの法要祭が開催されました。秋晴れの天気の下、新ひだか町真歌のシャクシャイン像の前には、関係者や来賓約千人が参加し、カムイノミが行われました。公園広場ではハルランナ(もちまき)やアイヌ文化保存会による芸能文化の交流もあり、「ウポポ」など伝統舞踊が披露されました。
 「アイヌはいるがアイヌ民族はいない」という札幌市議会議員の発言が物議を醸しましたが、祖先の歴史や文化を誇りに思い、受け継ぐ子孫がいる限り、それは民族が生き残っている証拠です。現場に足を運び生の声に耳を傾け、カムノミを執り行う魂に近づいてみれば、アイヌ民族がそこに存在していることが実感できるでしょう。
 

2014年9月24日水曜日

びらとり沙流川まつり

 秋晴れの一日、平取町の秋の収穫一大イベント、第35回びらとり沙流川まつり、が開催されました。会場には、約一万二千人(主催者発表)が参集。この数は、何と、平取町の総人口の二倍以上。会場には、地元の特産品の販売テントが建ち並び、人、人、人。風に漂う、特産平取和牛の美味しそうな匂いが、食欲をそそり、実りの秋を感じさせてくれました。イベント会場には陸上自衛隊第7音楽隊吹奏楽演奏のほか、演歌歌手ジェロの登場、YOSAKOIソーラン常連の平岸天神や北海道大学「縁」の演舞もあって大いに盛り上がりました。
 祭りは、一挙に地場産品などを紹介するチャンスでもありますから、多くの参加者の方々には、平取町の魅力をたくさん伝えることができたのではないか、と喜んでいます。
 

2014年9月16日火曜日

敬老の日

 敬老の日、各地でお祝い会が行われ、私も、ご案内をいただき、出席して、お祝いの挨拶をしてきました。
 総務省の人口推計では、65歳以上の高齢者人口は総人口の29.5%で、3296万人。年内には「団塊の世代」もすべてが65歳以上となります。また、8人に1人は75歳以上の後期高齢者とのことで高齢化社会が急速に進んでいます。
 昔は60歳で十分お年寄りでしたが、いまは敬老のお祝いも参加者資格は75才以上とか。しかし参加者におかれては、とてもその年齢を感じさせない人ばかりで、元気な敬老会でありました。
 国立社会保障・人口問題研究所の予測によると、65歳以上の高齢者の割合は10年後の24年に30%を突破します。現役世代の負担を軽くするためにも、元気な高齢者を目指して生き生きとした人生にしていきましょう。

2014年9月7日日曜日

実りの秋

 実りの秋、今年も天候に恵まれた日高地方では、もうじき収穫の時を迎えます。今は馬産地で名を馳せていて若い人には想像が付かないでしょうが、40年ほど前までは田んぼは至る所にあり、隔世の感があります。苦労を乗り越えて実りを迎えるこの時期のこの風景には心の和むものがあります。作況指数も約105から110と豊作とのことで嬉しい限りです。稲作農家の皆さんは 、稲刈りのその時まで穏やかな天候で有ります様にと願っていました。

2014年9月6日土曜日

新冠町観光協会創立50周年

 9月1日、日高管内新冠町観光協会創立50周年の節目を祝う記念式典と祝賀会が行われました。当日は関係者、来賓約110人が出席し、皆感慨深い面持ちでした。当協会は昭和39年東京オリンピックの年に誕生し、以来これ迄、馬産地の特色を生かした事業やレ・コードをテーマにしたユニークな活動を続けて来ました。式典では橋本会長から「観光ニーズも多様化しており施設の充実や滞在型観光客の誘致が求められていますが、50年の歩みを振り返り、新たなスタートにしたい」との挨拶があり、同じ思いで私も節目を祝いました。地元のいろいろな職種の方たちのほかに、町外からの流入者も参加いただいて、今後の観光のあり方を考える機会をつくってほしいと思います。

2014年8月28日木曜日

やっと来たイカ

 やっと来たイカ。海水温度上昇が原因なのか?はたまた、別の原因があるのかは定かではありませんが、日本の平均気温は100年あたり約1.15度の割合で上昇しているといいます。竜巻やスーパー台風など、異常気象が頻発し、近年は獲れるはずの魚が、獲れるはずの時期にとれず、漁の様子も変わってきている感じがします。
 浦河港のイカ漁は昨年度は、お盆前迄に2億円近くの水揚げがありましたが、今年は盆が明けてもイカの姿さえ見られずにヤキモキしていました。ようやく、ここ二・三日前からとれ出して、港にも活気が出てきました。水揚げ額も上がって、無事にイカ漁を終えることを願っています。
 

2014年8月25日月曜日

チプサンケ

 平取町二風谷で四十六回目のチプサンケ(舟おろしの儀式)が開催されました。アイス協会の皆さんはもちろん、大学の研究者や学生、観光客の方々も参加して、チセでの儀式、沙流川での安全祈願、丸木舟での川下りなどが行われました。
 沙流川流域には、たくさんの遺跡が発掘されており、中近世には二風谷地区周辺で道内有数規模の集落があったことが知られています。平取町の「アイヌの伝統と近代開拓による沙流川流域の文化的景観」は、平成19年、文化財保護法に基づく<重要文化的景観>に選定されていますが、その景観の中で、チプサンケに参加すると、心は遙か昔、自然と一体に生きていた頃のアイヌコタンにいるような気がしてきます。アイヌ文化を後世に伝えるため、様々な学習・教育活動が行われていますが、チプサンケもずっと残ってほしい儀式です。

2014年8月17日日曜日

えりも灯台まつり

 えりも灯台まつりが14、15日に開催され、大勢の町民や帰省の人々が集まり、賑わいました。えりも灯台公園の会場では、今や恒例となったまつりの催し、マツカワカレイ稚魚の放流も行われました。成魚となって帰ってくる日を願い、10センチほどになった稚魚2000尾が子供達や関係者によって放流され、あわせて海上安全や豊漁祈願も行われました。
 昨年10月には、ブランドとして定着してきた銀聖とマツカワを組み合わせた、どんぶりものなども試作されています。この、どん欲に付加価値を高めようとする、えりも町のエネルギーを、私としては日高圏域の力として、全道、全国にアピールさせていただきたいと思っています。

戦没者追悼式

 今年もまた、恒久の平和を誓い、戦没者追悼式が行われました。戦後69年、遺族の参列者も時間とともに少なくなっています。
 今年の春、修学旅行で長崎を訪れた横浜の中学校生徒が被ばく者の語り部に「死に損ない」と暴言を吐いた、という事件がありました。戦争を知らない世代さえ高齢者になっている今、戦争の体験をつないでいくことが難しくなっています。
 だからこそ、次の世代に、戦争の悲劇や教訓を語り継いで行くことが大切なのだと思います。追悼式のありようもそんな視点から考えていかなければならない時代になってきているのでは、と感じています。
 
 
 

2014年8月13日水曜日

地場食材の試食会

 北海道フ-ドディレクタ-、貫田桂一氏の訪問指導を受けながら、地場食材を使って開発した新商品の試食会が、えりも町福祉センターで開催されました。
 えりも町で鮭定置網漁業や水産加工会社を経営する佐藤さんと、えりも短角牛の飼育・直売の守人(まぶりっと)代表の高橋祐之さんが、国の「ワンストップ総合支援事業」を活用して、地元食材の付加価値を高めようと熱望してきたもの。佐藤氏は挨拶で「様似産のななつぼし、えりも開発のミニトマト、日高乳業製品なども使い管内の食材広域連携への可能性も試みた」と語られました。
  道内各地で、集落の再生に向けたプロジェクトが始まっています。住居や公共サービス施設を集約し、安心・安全な福祉・医療体制をコンパクトにまとめたり、地場産品や食材、空き店舗等のあらゆる資源を有効活用して、暮らし続けたいと思える地域づくりを進めようとする動きです。
 地場食材のブランド化を契機として、この試食会も、集落再生・自治体発展へと、ダイナミックに展開していくことを願って止みません。

2014年7月18日金曜日

第96回全国高校野球選手権南北海道大会

 第96回全国高校野球選手権南北海道大会が札幌円山球場で開幕しました。各地区大会を勝ち抜いた15校による甲子園を目指しての熱い戦いが、23日まで行われます。
 その15校の中に日高管内代表として浦河高校が出場しました。60年ぶりの出場、我が母校とあって私も球場に駆けつけました。開会式直後の第1試合で相手は札幌の北陵高校。力いっぱいやってくれさえすればよい、との思いで足を運びましたが、何と何と8対4で初戦を突破してしまいました。
 心はしばし、数十年前の高校生に飛び、私も大興奮でした。けがには十分気をつけ、二回戦も力を出し切ってください。みんな頑張った、本当によく頑張ってくれました。私も力をもらいました。後輩のみなさん、ありがとう。
 

2014年7月17日木曜日

夏の風物詩に思う

 日高路の風物詩 コンブの天日干しが始まりました。7月に入ると管内各町の浜ではコンブ漁が解禁になり、沿道を走ると真っ黒のコンブの絨毯が広がり、磯の香りが浜の夏を告げます。昨年不漁であった分、今年の浜は大漁の予感があり、浜は明るい声で賑わっていました。
 民間の日本創成会議(座長・増田寛也元総務相)は、全国の市区町村の半数を「消滅可能性がある」と発表し、その中に我々の住んでいる圏域も入っています。出産年齢の中心である20~39歳の女性が2040年までに半減し、896自治体では人口減が止まらなくなるとのこと。
 コンブの水揚げ量が多少変動しても生活が成り立つよう、町ぐるみ、管内ぐるみで考えていかなければなりません。漁業、農業の第一次産業は当地域の生命線です。情報のアンテナと、地元人材、関係機関など、ネットワークを総動員して圏域ビジョンを考える時がすでに来ています。