2020年1月20日月曜日

初夢の話 ~令和のふるさと~


 昨年は「JR日高線」の問題が道議会でも問題になりました。管内町長たちも精力的に活動されました。私も議会では道当局と議論させてもらいまいたが、この問題はなかなか根が深く、日高線廃止、バス転換に関するJR当局と各町長との個別協議は越年することになりました。そんなことをあれこれ考えている間についつい夢を見てしまいました。


 夢―それはこんな夢です。えりもで多くの風車が電気を起こしています。その電気がJR日高線の上を走り、苫小牧の変電所に向かっています。その下には電車が走っています。様似・札幌間を2時間、新ひだか町から1時間半。電車には学生さんや病院に通う人々、ふるさと祭りで帰ってくるお孫さんや子どもたち。大勢の観光客や親子連れのインバウンド客が大きなスーツケースを引っ張って電車に乗り込んでくる。地場の新鮮な野菜や魚が札幌から関東方面へ出荷される。人口減少に悩むわが町で人の流れが変わってきた。インバウンドが求めるものは小さな町でも大きな町でも、その町のうまい食べ物や美しい風景、人々との出会いや触れ合い、そしてインスタ映えするもの、なんだか令和になって生まれ変わったふるさとの姿―そんな夢にしたくない夢でした。お笑いください。



 今は情報化の時代です。AIIoTなど情報機器を操作する人がいなければ管内にある宝も光を放ちません。日高が先発後進地域といわれる理由は、160Kmの海岸線を町と町とが互いにどう結び、共存や連携をどう進めて行くのか、これからもさらに突っ込んだ話し合いが大事な気がいたします。

 日高は札幌を中心とする道央圏の一つです。日高と札幌をどう結ぶかが人口減少対策の一つになるかもしれないと考えるこの頃です。

*日高報知新聞令和2年1月1日号「子(ねずみ)年を迎えて」寄稿文より抜粋。一部加筆。




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