2015年6月10日水曜日

イチャルパ

 ひだか町アイヌ協会による27回目のイチャルパ(先祖供養)が町内の真歌にある「チセ」で開催されました。旧静内町内に点在していたアイヌの無縁墓地を平成元年から平成11年迄に改装事業を行い、無縁佛納骨堂を建立。約2830体が安置されており、毎年こうしてイチャルパが行われています。
 無縁仏といえどその遺徳によって今の人々が生かされています。人間の傲慢さが地球温暖化を招き、自らに巨大な災害となって降りかかって見える現代、同化政策で辛酸をなめてきたアイヌ民族の、自然との調和を大切にするその文化は、未来に向けての大きなメッセージでもあります。次の世代にもしっかり残ってほしいと思っています。

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